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日々経理業務に向き合うみなさん、気付けばルーティン作業に追われ、残業やミスに悩まされていませんか?
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)は、その「面倒な作業」を代わりに引き受け、
- 入力
- 集計
- 突合
といった定型処理を正確かつ高速にこなしてくれます。
本記事では、現場でRPAを運用してきた経理歴15年の現役経理マンの実体験を交え、
- 導入のメリット
- 落とし穴
- 対策
までを分かりやすく解説します。

導入前の不安や現場でのトラブル、コスト回収の実例までをすべて包み隠さず紹介します。
さらに、RPAだけでなくAIやITスキルを活かしたキャリアの広げ方や、転職で有利になる実践的アドバイスも掲載。
この記事を読めば、実際の経理の現場での
- 自動化の現実
- 経理の将来性
が具体的にわかります。
以下のすべての経理パーソンに役立つ実務ガイドです。
- まずは一つの業務からRPAを試してみたい方
- 現場での落とし穴を知りたい方
- 将来のキャリアに悩む方
経理の時間、半分にできます。
みなさんの働き方が本気でラクになるようにまとめました。
ぜひRPA導入の参考にしてみてください。

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RPAとは?なぜ経理業務での活用が注目?どう役立つのか

経理業務の自動化といえば、まず注目されるのが「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」です。
RPAとは、人がパソコン上で行う定型作業をソフトウェアロボットが自動で実行してくれる仕組みのこと。
たとえば、
- 毎月の請求書メール送信
- 支払データを会計ソフトに自動登録
- 定期的なレポート作成
などを自動化できます。

RPAの強みは、人間がマウスやキーボードで行う操作をそのまま再現できる点です。
複数のアプリやシステムを行き来しながら、
- Excelへのデータ転記
- 会計ソフトへの仕訳入力
- 請求書のファイル名変更やフォルダ仕分け
など、日々の経理のルーティン作業を、RPAが代わりにこなしてくれます。
経理の仕事ほどRPAと相性が良い業務はない
長年経理をやってきて感じるRPAの一番の魅力は、「人手が足りない中で、作業精度とスピードを両立できる」点です。
特に、経理の現場は慢性的な人手不足になりがちです。
限られたメンバーで、膨大な処理をこなす必要があります。
- 請求書処理
- 支払データの作成
- 仕訳の入力
- 経費精算の確認
どれも「正確さ」が求められる反面、単調で時間のかかる作業が多いことが特徴です。
経理の仕事については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理の仕事とは?サルでも分かる経理の業務の内容と流れを解説|経理・財務との違いとは?

RPAを導入してみると、そうした「単純で時間を食うけれど、絶対に間違えたくない作業」を一瞬で完璧にこなしてくれます。

ミスもなく、スピードも人の何倍も速い。
そんなRPAの導入メリットが大きいのが経理領域です。
経理の自動化については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理業務の自動化とは?即使えるツールと導入ステップを経理歴15年の経理マンが徹底解説
RPA導入で生まれた「考える余白」
私がRPAの導入を進めてきて実感しているのは、単純な転記作業に時間を奪われず、本来注力すべき分析や改善に時間を割けるようになったことです。
- なぜこの数字が変動しているのか?
- どう改善すれば効率的に処理できるのか?
より本質的なことにリソースを費やせます。
それまで「作業をこなす毎日」だったのが、「改善を考える時間」に変わりました。

より俯瞰的な視点で業務に取り組めています。
結果的にRPAがもたらしてくれたのは、目先の「時間」ではなく、「視点」や「質」です。
RPAは、単なる自動化ツールではなく、経理の仕事の価値を一段上げてくれる存在だと感じています。
RPAとAIの違いとは?経理現場で使ってみて感じたこと
最近では、RPAと並んで「AIによる自動化」も大きな注目を集めています。
RPAとAIはどちらも「自動化」を実現する技術ですが、得意分野がまったく違います。
RPAは、「決められたルールを正確に実行する仕組み」。
AIは、「データを学習して、自ら判断・予測する仕組み」。
たとえるなら、
- RPA
- 手順通りに正確に動く「事務スタッフ」
- AI
- 状況を見ながら最適解を考える「アシスタント」
のようなイメージです。
経理のAIによる自動化については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理業務のAI活用とは?現状と事例、メリットと注意点を経理歴15年の経理マンが徹底解説
経理でRPAを活用できる業務とは【得意】

RPAが特に力を発揮するのは、ルールが明確で、同じ作業を繰り返す定型業務です。
経理業務にはこうした「正確さが求められる単純作業」が多く、まさにRPAの得意分野と言えます。
得意な業務例
- 請求書や領収書のデータ入力
- 各種帳票作成(定例のレポート作成)
- 会計システムへの仕訳登録
- 交通費や売上などのデータ突合業務
各経理業務を詳しく説明します。
請求書や領収書のデータ入力
昔は、紙 or PDFの請求書を1枚ずつ開いて、
- 取引日
- 取引先
- 金額
- 支払期限
などをExcelに手入力で転記していました。
1件数十秒でも、100件超えると半日仕事。
経理のExcel活用については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 【経理×エクセル】残業激減!経理歴15年の実体験から学ぶ必須スキルと時短テク
RPAを導入してからは、請求書ファイルをフォルダに入れるだけで、RPAが
- 自動で読み取り
- 整形
- 一覧化
してくれます。

チェックは最後に人が行いますが、私の実例でいうと、請求書支払業務の作業時間は1/2以下になりました。
しかも、入力ミスもゼロ。
ヒューマンエラーを防げるのは大きな安心感です。
各種帳票作成(定例のレポート作成)
毎月末に提出する経営会議用レポート。
以前は各システムからデータを抽出して手でExcel集計し、グラフを作っていました。
RPA導入後は、
- 会計システム
- 売上管理システム
- 発注管理システム
から自動でデータを取得してきて、最新データでレポートを更新してくれます。

担当者は最終チェックとコメントを追記するだけです。
「集計する時間」よりも「内容を分析する時間」が圧倒的に増えました。
集計作業を自動化するには、RPAよりも費用面でも(無料でできる)取り掛かりやすさでもハードルの低い、
- Excelマクロ(VBA)
- Power Query(パワークエリ)
も個人的にはとてもおすすめです。
もっと詳しく知りたい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
▼経理×Excelマクロ、経理マンとしてメンバーとの差別化できてキャリアプランでも有利▼
▼経理×Power Queryで、毎月の繰り返し作業を自動化、一目置かれて年収アップできる▼
会計システムへの仕訳登録
これも経理あるあるですが、請求書や経費申請の仕訳登録はルールが明確なことが多いです。
RPAはそのルールを記憶して、仕訳パターンごとに自動で入力してくれます。
仕訳の自動化については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 【経理歴15年が解説】仕訳自動化の完全ガイド|実務で本当に使える方法・事例と注意点
たとえば「交通費 = 旅費交通費 / 未払金」といった仕訳も、登録済みマスタをもとに自動処理。
結果、月末の仕訳計上にかかる時間が半減しました。
ルール化できる取引は自動化、判断がつかないものは担当者が仕訳計上するだけでも大きな違いです。
ちなみに、会計システムへの登録処理など、経理のPC活用にはディスプレイ1台では非効率。
1画面(左)で会計システム、もう1画面(右)で各種証憑データを表示するデュアルディスプレイが圧倒的に生産性高いのでおすすめです。
経理のディスプレイの使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。
» デュアルディスプレイで作業スピード爆上げ!経理の生産性を47%上げる仕事術を徹底解説
交通費や売上などのデータ突合業務
経理が地味に時間を取られるのが「突合」。
たとえば、営業部が登録した売上(請求)データと入金明細を1件ずつ照らし合わせて確認する作業です。
ここもRPAが大活躍。
売上データと銀行入金データを照合し、不一致がある場合だけレポートを出すように設定しています。

手動確認の工数が激減し、エラー箇所だけに集中できるようになりました。
RPAがもたらす生産性向上のリアル
こうした業務を自動化したことで、単純作業に追われて残業する日々から解放されました。

「もっと早くRPAを導入しておけばよかった」と本気で感じています。
初めて導入するときは、会社としても不安やハードルが多いものです。
それでも一歩踏み出してみると、想像以上に業務がスムーズになり、チーム全体の余裕が生まれました。
今では、「RPAがない状態にはもう戻れない」と感じるほどです。
一度軌道に乗ると、RPAは経理の仕事を根本からラクにしてくれる大きな存在になります。
経理の自動化の事例については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理業務の自動化は必須!現場で使えるリアル事例5選|経理歴15年のノウハウ公開
経理でRPAを活用しにくい業務とは【不得意】

一方で、RPAが苦手なのは「人の判断」や「例外処理」が多い業務です。

実際に使ってみるとわかるのですが、RPAはどうしても「苦手分野」があります。
たとえば、以下のような作業はまだ人の判断が欠かせません。
不得意な業務例
- 不明点の問い合わせ対応
- 不備のある伝票の修正
- 特例処理の判断(社内規定にない支出など)
こうした作業は、「考える」「判断する」といった人間ならではの要素が多く、RPAだけでは対応しきれません。
そのため、ルールが明確に決められる部分だけを自動化し、人の判断を必要とする業務は人が担うという切り分けがポイントです。
RPAと人の役割を分けることが成功の秘訣
私の感覚では、業務効率化を考えるコツとして「8割自動化、2割人がフォロー」くらいを目指すとバランスがちょうどいいです。
全部をRPAに任せようとせず、「人とRPAが協力する設計」を意識すると、安定して成果を出せるようになります。
- この部分まではRPAに任せる
- ここから先は人が確認する
といった役割分担を明確に設計しておくと、トラブルも少なく、安定して成果が出せるイメージです。

私自身、この考え方に切り替えてから、業務全体の流れをスムーズに効率化できるようになりました。
経理業務を自動化するRPAの具体的な活用事例【導入の実体験レビュー】

私の職場では、数年前から本格的にRPAを導入し、経理業務の一部を自動化しています。
導入当初は、
- 「RPAって本当に使えるの?」
- 「結局、トラブル対応で余計に手間がかかるのでは?」
と半信半疑のメンバーが大半でした。
ですが、実際に運用してみると、「人がやる必要のない作業」を着実に減らせるツールだと実感しています。
その中でも効果を感じている経理業務を具体的に紹介します。
月次決算資料の作成
月次決算の資料作りは、経理の中でも一番プレッシャーがかかる仕事の一つです。
完成品は、社内の重要会議や、社外へ発信されるIR情報の元資料にもなります。
月次締めが終わった瞬間から、
- 早くまとめなきゃ
- ミスできない
という緊張感の中で、膨大なデータと格闘する「月次の経理の山場」といえる作業でした。
具体的には、
- 会計システムから複数の帳票、CSVを出して
- Excelに貼り付け
- 部門、サービス、商品ごとに集計
- グラフ化
- 整形
- ファイル名をつけて保存
- 関係者へメール発信
この一連の流れを全て手作業でやっていました。
一見地味ですが、1つでも工程を間違えると数字が狂う。

「慎重に、でも急いで」という相反する作業に、毎月かなり神経を使っていました。
そこでRPAを導入したところ、
データの抽出→集計→グラフ挿入→整形→保存→メール発信
までを自動で完了できるようになり、手作業の時間は半分以下に。
全部で3~4時間かかっていた集計作業が、チェック含めて1時間に短縮できました。
今では、RPAが先にデータをまとめておいてくれるので、担当者は「数字の中身を読み解く」ことに集中できるようになりました。
期限に追われたり、ミスがないか心配になるあのストレスも激減。
以前のような部内に漂っていた「ピリピリした空気」がなくなりました。
RPA導入の具体的なステップ
この月次決算資料作成は、実際にはキーエンスの業務自動化RPAを導入して効率化しました。
その例を具体的なステップに分けて紹介します。

- ステップ① 自動化する業務フローを整理
- 帳票出力 → 集計 → グラフ挿入 → 整形 → ファイル保存 → メール発信
まずは「繰り返し作業でルール化可能な、人がやらなくてもよい工程」を洗い出します。
- ステップ② RPAツールに操作を登録
- Excel操作、ファイル移動、グラフ作成などをシナリオとして登録
実務で使うテンプレートやフォーマットに合わせて設定します。
- ステップ③ テスト運用
- 数値の正確性や保存先、ファイル名のルールなどを検証
初期は部分的に自動化し、人がチェックする併用運用からスタートします。
- ステップ④ 本格運用
- フロー全体をRPAに任せる
担当者は数字の中身を分析する作業に専念することが可能になります。
現役経理が語る!RPA導入で実際に効果が出たリアルなポイント5選

私は実際にRPAを導入・運用してきた中で、想像以上の効果を実感しています。

導入当初は「自動化ツールでどこまで変わるのか?」と半信半疑でした。
いざ使い始めると「経理の仕事のあり方そのもの」が変わった感覚も今ではあります。
ここでは、現場で感じたリアルな変化を5つのポイントにまとめます。
知らなきゃ損。RPAで変わる経理のリアル5選
- 単純作業の時間が半減
- ヒューマンエラーが激減
- メンバーの負担が軽減
- 属人化が解消
- チーム全体の提案力が向上
単純作業の時間が半減
RPA導入後、もっとも実感したのが「時間のゆとり」です。
- 毎月の定型処理
- 請求書のデータ登録
- 売上、入金の突合
などをRPAに任せたことで、各担当者の残業がそれぞれ月10時間程度減少しました。
以前は、繁忙期の週になると部内全体として残業して当たり前の空気感。
それが、今では繁忙期でも定時退社するメンバーが増え、業務のメリハリが強くなった印象です。
ヒューマンエラーが激減
経理において「1つの数字の誤り」は命取りになるケースもあります。
RPAは、同じ手順を一切ブレずに繰り返すため、自動化業務は転記ミスや集計漏れがほぼゼロになりました。
意外な効果を感じたのが、社内チェックや監査対応のときです。
以前は、
- どのシート、セルを修正したか
- 最新ファイルはどれか
と混乱することもありましたが、RPAが常に最新のルールで処理するため、再現性のあるデータをすぐに提示できるようになりました。
社内監査や監査人からも「資料が整理されていて見やすくなった」と好評です。
メンバーの負担が軽減
経理にとって、締めや決算の時期はどうしても消耗戦になります。
私の部署でも、以前は繁忙期には非常にピリピリした雰囲気が漂っていました。
RPA導入後は、不要な手作業が確実に減ったことで、チームの余裕が目に見えて増えました。

メンバー同士のコミュニケーションも活発になり、チーム全体で業務改善を考える時間が増えました。
以前よりも踏み込んだ分析ができ、より業務効率化も進んできた印象があります。
属人化が解消
経理の現場では、
- あの人しか分からないマクロ
- この処理は○○さんのエクセル職人頼み
という属人化が課題になりがちです。
RPAは、手順書どおりに正確に処理を繰り返すため、誰が操作しても同じ品質で成果を出せます。
担当者が異動や転職、ジョブローテーションしてもRPAで処理が継続できる仕組みができました。
結果として、「人に依存しない仕組み」が整い、業務全体の安定感が一段上がっています。
引き継ぎ工数が激減して、属人化リスクの解消も同時に実現できたことは大きな成果です。
チーム全体の提案力が向上
RPAによって作業が減った分、メンバーが「考える仕事」に時間を使えるようになりました。
- どのプロセスを見直すともっと効率化できるか
- どんな仕組みならミスが減るか
といった提案が自然と増えたのです。

私自身、以前は「こなすことが目的」になっていることもありました。
今では「改善を提案する」ことが当たり前になっています。
チーム全体の提案力も向上して、お互いの担当業務のノウハウを共有しながら業務改善する良い環境が整いました。
この良い循環が、経理としてのITスキル向上につながり、常に最新の業務効率化に関する情報を得られる要因になっています。
経理業務のRPAのデメリットとその対策

RPAは経理業務の自動化に大きな効果をもたらします。
一方で、導入前に知っておくべきデメリットやリスクも少なからずあります。
私自身、実際にRPA導入プロジェクトに携わる中で、便利さの裏にある「落とし穴」も見てきました。
ここでは、経理業務でありがちなRPAのデメリットと、それを防ぐための具体策を紹介します。
RPAの障害や不具合で業務が停止してしまう
RPAはあくまで「パソコン操作を自動で行うプログラム」です。
そのため、Excelや会計ソフトのレイアウトが少しでも変わると、想定外の動作を起こします。

私の経験上、月次処理のRPAが「請求書データの読み込み」で停止し、結局全員が手作業に戻らざるを得ない事態になったことがあります。
原因は、前日にシステム担当が会計ソフトをバージョンアップしたことによる「画面ボタンの位置ずれ」でした。
対策
- 毎朝「簡易チェック処理(テスト実行)」を設定して、異常を早期に検知する
- RPAの実行ログを自動でメール通知する設定を行う
- システム変更が予定されている場合は、RPA担当者へ必ず共有する運用ルールを作る
実際、こうしたチェック体制を整えてからは、トラブルがほぼゼロになりました。
業務のブラックボックス化
RPAが仕事を代行してくれると、つい「自動で動くのが当たり前」になってきます。
仕組みを理解している人が限られてくるのが現実です。

特に、RPAを導入した担当者が異動や退職をすると、「誰も中身を触れない」状態に陥るケースは結構あります。
私も過去に、RPAを引き継いだ担当者が「システムが止まったけど、どこを直せばいいか分からない」という場面を複数見ています。
RPAによる自動化あるあるです。
対策
- フローチャートや処理手順を、業務フロー+RPA動作の両面でドキュメント化しておく
- 導入者以外のメンバーにも定期的に「RPAの仕組み」を共有する機会を設ける
- RPAの処理内容にコメントをつけて、誰が見ても理解できる状態を維持する
経理は属人化リスクがつきもの。
一方で、RPAはノーコードで自動化を実現でき、Excelマクロ(VBA)のようにプログラミング知識も不要です。
ここではブラックボックス化がデメリットとしていますが、RPAは実務的には誰でも理解できるツールなので大きな問題ではありません。
安心して導入して大丈夫です。
メンテナンスにかかる負荷
RPAは、一度作ればそれで終わりではありません。
- システム変更
- Excelのフォーマット変更
- 運用ルールの微修正
経理ではこうした「小さな変化」が定期的に起こるため、その度にRPAの修正が必要になります。
実際、私の部署でも「売上管理システムの帳票フォーマット」が変更されただけで、6本のRPAの修正が必要になりました。
自動化が進むほど「メンテ作業」も増える。

これは実際に運用してみて痛感した点です。
対策
- RPAを「個別業務専用」ではなく、「複数業務で使えるマスタ化」しておく
- 変更が頻発する業務は、最初からRPA化の対象外にする判断も必要
- 軽微な変更を誰でも対応できるように、修正マニュアルとテスト環境を整備する
ポイントは、修正を前提とした設計にすること。
最初から「いずれ壊れる」と考えておくと、対応がずっとラクになります。
導入費用がかかる
RPAツールは無料のものもありますが、企業利用に耐えるレベルのものはライセンス費用が必要です。
規模により大きく変わってきますが、月額数万円〜数十万円。

さらに開発工数・教育・検証の時間も含めると、初期投資は決して安くありません。
私の実例でも、売上管理と入金消込の一部自動化で、初年度は「開発費+ライセンス+運用サポート」で約100万円のコストが発生しました。
ただし、定型処理の削減で年間約400時間分の人件費削減効果が出たため、結果的には1年以内に回収できています。
例)RPA導入による、コスト回収の実態
仮に経理担当者の平均人件費を時給2,500円(年収約500万円前後)とします。
400時間(年間の作業削減時間) × 2,500円 = 1,000,000円(=約100万円)
対策
- まずは無料トライアルやPoC(試験導入)で実際に効果を検証する
- ライセンス数を最小限に抑え、優先度の高い業務から順に導入する
- 開発を外部委託せず、社内育成で内製化することでランニングコストを抑える
導入費は「コスト」ではなく「投資」と考えるのがポイント。
特に経理部門は、効果が定量的に測りやすいので、費用対効果を明示すると社内説得がスムーズです。
RPAの普及でも経理の仕事はなくならない!経理の将来性

「RPAで経理の仕事がなくなるのでは?」という不安を耳にします。
結論、RPAの普及で経理の仕事は自動化が進みますが、人間の仕事が完全になくなることはありません。

確かに定型作業はRPAに置き換わりますが、先ほど説明した通りRPAで自動化できない業務も多くあります。
また、経理が「価値ある仕事」に集中しやすくなることでもあります。
- 分析
- 改善
- 提案
など、「数字を活かす力」こそ、今後の経理に求められるスキルです。
RPAは人間の敵ではなく、頼れる自動化ツール。
作作業をRPAに任せることで、私たちはより付加価値の高い分析や改善などの創造的な業務に時間を使えるようになります。
経理の将来性については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理の将来性は?AIやRPAで自動化される?経理歴15年の現役経理マンが解説します!
RPAやITスキルを身につけた経理は、転職市場で一気に価値が高まる

もちろん、経理や会計の基礎知識はこれからも絶対に必要です。
仕訳や月次決算、税務処理などの正確さが経理の土台であることに変わりはありません。
しかし今の時代、それだけでは「普通の経理」で終わってしまいます。
RPAやPower Query、マクロ、AIツールといったITスキルを組み合わせられる人が、これからの経理キャリアを大きく伸ばしていきます。
実際にRPAやITツールを使いこなせる経理人材は、今どの企業でも需要があります。
単に経理処理をこなすだけでなく、
- 仕組みで仕事をラクにする
- 業務全体を効率化する
ことができる人材はどの会社でも高く評価されます。
転職市場でも年収アップのチャンスが広がるのでとても有利です。

私自身もRPAの運用経験を面接で具体的に話したところ、面接官の関心を引き、部の課題にも直結していたため会話が盛り上がりました。
その結果、年収交渉もスムーズに進み、希望以上の条件で転職に成功しました。

- 年収が330万円アップ
- 残業が月最大100時間超 → 定時退社(決算期除く)
- フレックス制度でオフピーク出勤ができ通勤ラッシュのストレスがカット
- リモートワークを活用して時間を有効活用でき、家族とのプライベート時間も充実
- 有給休暇は毎年全て消化
と、年収も働き方も劇的に変わりました。
もし興味があれば、私の転職活動の体験談も紹介しているにで、合わせて参考にしてみてください。
» 【体験談】経理歴15年の現役経理マンが今までの転職活動の全ノウハウを公開します
今の職場にとどまるか、新しい環境に踏み出すかの選択が人生を変える
日本には約400万社もの企業があり、経理という仕事はどの会社にも存在します。
つまり、あなたに合う職場は必ずどこかにあります。
今よりもっと自分に合った環境を探すことに、価値があると思いませんか?

私自身、転職を経験したからこそ声を大にして言いたいのは、「転職活動に損はない」ということです。
今より良い会社が見つからなければ、転職しなければいいだけ。
動いた人だけが
- 自分に合う職場
- 理想の働き方
に出会えるのも事実です。
違う環境を知るだけでも、自分のキャリアの視野が広がり、選択肢が増える。
それだけで大きな財産になります。
まずは一度、転職のプロであるキャリアアドバイザーに相談してみてください。
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まさにノーリスクでハイリターンの行動です。
私が転職活動を通して切実に感じたのは、「リスクのないことに怖がるのは本当にもったいない」ということ。
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まとめ:経理の未来は自動化で変わる!RPA導入で働き方改革を実現する方法

経理の自動化において、RPAはもはや「一部の企業だけの取り組み」ではありません。
冒頭で解説した通り人手不足が深刻化する今、RPAをどう使うかが経理の生産性を左右します。
- 定型作業はRPAに任せる
- 人は判断と改善に集中する
まずは一つの作業からRPA化を始めてみることをおすすめします。
経理の働き方が大きく変わるのでぜひ参考にしてみてください。



