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- 上司には質問しづらい
- お局の機嫌をうかがう
- 同僚に相談しづらい雰囲気がある
- 営業から嫌味を言われる
これ、「経理あるある」だと思っていませんか?

私もずっとそう思いながら、毎朝ネガティブな気持ちで出社していました。
職場の空気を読み続け、一日が終わる頃には仕事と気疲れでヘトヘト。
当時の私は、
- 経理だから仕方ない
- どこの会社もきっと同じ
- 経理って人間関係悪い仕事なんだ
と本気で思っていました。
でも違いました。
経理歴15年、そして転職を経験してわかったんです。
人間関係がつらかったのは、経理という仕事のせいじゃなかった。
会社の文化や働く環境が変わるだけで、人間関係も働きやすさも驚くほど変わった。
この記事では、経理歴15年の現役経理マンが、あまり誰も語らない「人間関係に悩む本当の理由」とそこから抜け出した方法を全部書きます。
今つらい人にこそ届けたい。

今の職場でラクに働くための工夫まで、包み隠さずお伝えするのでぜひ参考にしてみてください。

経理の人間関係は、想像以上に「会社」の影響が大きい

経理として働くうえで、大きなストレスになりやすいのが人間関係です。
- 上司と合わない
- お局の存在がつらい
- 怒鳴る上司がいて職場の空気が悪い
- 同僚や先輩と相性が合わない
こうした悩みを抱えながら働いている経理の方は、決して少なくありません。
普段のコミュニケーションが信頼関係をつくる
経理は黙々と一人で仕事をするイメージがありますが、実際はそうではありません。
イレギュラー対応やミスへの対応など、誰かに相談したり協力してもらったりしないと進まない仕事が本当に多くあります。

だからこそ大切なのが、普段からのコミュニケーションです。
ちょっとしたことでも相談できる相手がいるだけで、仕事の進めやすさは大きく変わります。
特に経理の仕事は段取りが命。
私自身、経理歴15年の中で強く感じるのは、スキルがある人よりも、周囲と良い関係を築ける人の方が仕事がスムーズに進むということです。
経理は専門性が求められる仕事ですが、それと同じくらい人間関係が仕事のしやすさを左右する職種だと実感しています。
経理は人間関係から逃げにくい仕事
また、経理はデスクワークが中心の仕事です。
営業のように外回りをして気分転換できるわけではありません。

もちろん、営業の仕事がラクだと言いたいわけでは決してありません。
むしろ、営業には営業ならではの大変さがあります。
ただ、経理は基本的に同じメンバーと一日中同じ空間で仕事をするため、人間関係のストレスから物理的に離れにくいという特徴があります。
だからこそ、人間関係が悪い職場では逃げ場がありません。
私自身も、出社した瞬間から退社するまで職場の空気を気にしながら働いていた時期がありました。
- 今日も○○さん機嫌が悪そうだな
- 今質問したら嫌な顔をされそうだな
- 聞きづらいし、間違ってたら怖いから自分で何とかしよう
そんなことばかり考えながら仕事をしていたことを今でも覚えています。
実際、質問したいことがあっても、
- 朝イチは絶対声を掛けない
- コーヒーを飲み終えた10時頃を狙う
- 昼休み前は避ける
機嫌が良さそうな瞬間を探してから声をかけていました。
結局タイミングを逃してしまい、自分で調べ続けた結果、何時間も遠回りしてしまったことも一度や二度ではありません…
質問しづらい、相談しづらいという環境は、仕事のスピードも品質も下げてしまいます。

その非効率さを実際に経験したからこそ、職場の人間関係は働きやすさだけでなく、仕事の成果にも直結するのだと痛感しました。
自分で人間関係を改善する努力はもちろん大切
もちろん、人間関係を良くするために自分ができることもあります。
私も新人の頃、お局のAさんに挨拶を忘れただけで、
- 次から朝の挨拶が返ってこない
- 書類だけ机に置かれて何も話してくれない
みたいなことがありました。
そこで、自分にできることから変えてみるようにして、毎日こちらから
- 挨拶をしたり
- 雑談を交えたり
- 相手を立てる姿勢を意識
した結果、少しずつ関係が改善。

その後は、自分の担当する仕事の根回しまで積極的に手伝ってもらえるようになりました。
Aさんは社内で影響力も大きいので、業務が驚くほど進めやすくなったのを覚えています。
人間関係ひとつで、仕事のしやすさは大きく変わるものだと実感した出来事でした。
経理は一日中同じ人と仕事をするからこそ、人間関係は仕事のしやすさを大きく左右する。
特に経験豊富なベテラン社員を味方につけられるかどうかで、職場の働きやすさは大きく変わります。
無理に全員と仲良くする必要はない
人間関係を良くする努力は大切です。
ただ、すべての人と無理に仲良くなる必要はありません。
私が今までの社会人人生で感じるのは、次のような人とは適度に距離を置いた方がいいです。
- 気分で態度が大きく変わる人
- 陰口や悪口ばかり話す人
- 思い込みが強く、人の話を聞かない人
- 相手の善意を当然のように利用する人
- 自分勝手に口を出してくる人
こうした人に振り回されると、仕事だけでなく自分の成長や心の余裕まで奪われてしまいます。
私自身も以前は、「嫌われたくない」という気持ちから、誰とでも同じ距離感で接しようとしていました。

それでは必要以上に疲れてしまいます。
意識したのは、仕事に必要なコミュニケーションはきちんと取りつつ、それ以上は踏み込まないこと。
- 悪口が始まったら話題を変える
- 用事を思い出して席を立つ
- プライベートな相談はしない
挨拶や業務連絡は今までどおり丁寧に行いながらも、自分から無理に関わることはやめました。
すると不思議と余計なストレスが減り、大切な仕事に集中できるようになりました。
人間関係は「誰と付き合うか」だけでなく、「誰と距離を置くか」も大切です。
限られた時間とエネルギーは、自分を成長させてくれる人や、一緒に働きたいと思える人のために使うことをおすすめします。
人間関係は、自分だけでは変えられない部分がある
長い間経理として働き、転職も経験してきた今だからこそ感じることがあります。
人間関係は、自分の努力だけではどうにもならないケースもあるということです。
実際に、私が以前勤めていた会社では、
- 営業と毎月のように揉める
- 他部署から文句を言われる
- 上司は怒鳴るのが当たり前
- 経理部内もピリピリしていて質問や相談がしづらい
そんな職場でした。
最初は「もう少し自分がうまく立ち回れれば…」と思っていました。

実際には、会社の文化や職場の雰囲気は一人の努力で変えられるものではありません。
転職して初めて「会社でここまで違うのか」と実感した
人間関係は、上司や自分の異動によって改善する可能性もあります。
ただし、経理は専門性が求められる職種です。
そのため、営業のように頻繁に人事異動が行われる部署ではなく、上司や同僚の顔ぶれが何年も変わらない会社も少なくありません。

「そのうち異動があるだろう」と期待していても、数年間ほとんどメンバーが変わらないなんて経験がほとんど。
だからこそ、異動だけを待ち続けるのではなく、自分で選択肢を持っておくことが大切だと私は考えています。
私自身も、「良い会社があれば転職したいな」くらいの軽い気持ちで転職活動を始めました。
実際に転職して環境が変わると、人間関係も驚くほど変わったのです。
- 他部署が気軽に相談してくれる
- 営業とも雑談しながら仕事ができる
- 上司が部下を守ってくれる
- 経理部内でも自然に助け合う文化がある
仕事内容は同じ経理です。
それなのに、会社が変わっただけで毎日のストレスは大きく減りました。
私が現職で実践したことや、転職で得られた変化については、こちらの記事で詳しく紹介しています▼
以前は「経理だから人間関係が大変なんだ」と思っていましたが、実際には違いました。

人間関係を大きく左右していたのは、経理という職種ではなく、会社の文化や職場環境だったのです。
「我慢し続けるか」「環境を変えるか」は自分で選べる
もちろん、どの会社にも多少の人間関係の悩みはあります。
しかし、
- 怒鳴る上司が当たり前
- 思いやりのないコミュニケーションが当たり前
- 相談しづらい雰囲気がある
このような状態を、「経理だから仕方ない」と諦める必要はありません。

私自身、転職したことで「こんなに働きやすい会社があるんだ」と初めて知りました。
だからこそ、経理歴15年の経験から伝えたいことがあります。
経理の人間関係は、職種ではなく会社選びで大きく変わります。
もし今の職場で人間関係に苦しんでいるなら、
- 自分が悪い
- 経理はどこも同じ
と思い込まず、一度視野を広げてみてください。
私自身、転職して初めて実感しましたが、今の会社だけがすべてではありません。

自分に合う環境は、想像している以上にあります。
転職活動の始め方については、こちらの記事をご覧ください▼
人間関係を理由に転職するなら、転職理由の伝え方には注意
もし人間関係が原因で転職を考えているなら、面接での転職理由の伝え方には気を付けましょう。
もちろん、本当の退職理由が「人間関係」だったとしても、そのままストレートに伝えるのはおすすめできません。

面接官が知りたいのは、「前職の不満」ではなく、「次の会社で何を実現したいのか」です。
私も転職活動では、ネガティブな不満ではなく、これからどんな環境で働きたいのかを軸に伝えるようにしていました。
例えば、次のような伝え方です。
現職では、それぞれが個人で仕事を進める文化が強く、部署やチームで連携しながら業務を進める機会があまりありませんでした。
その経験を通じて、自分の担当業務だけではなく、前工程や後工程まで意識しながら、チーム全体で協力して成果を出せる環境で働きたいと考えるようになりました。
このように伝えれば、人間関係への不満ではなく、仕事に対する前向きな価値観として受け取ってもらえます。

実際、転職を経験して感じたのは、「誰と働くか」は働きやすさを大きく左右する。
だからこそ、前職を否定するのではなく、「どんな環境で働きたいのか」を自分の言葉で伝えることが、転職成功への近道だと感じています。
経理の転職理由について詳しく知りたい方は、こちらも参考にしてみてください▼
求人票だけで判断するのは危険
ただ、ここで一つ注意したいことがあります。
それは、求人票だけを見て会社を判断するのは危険だということです。
私自身、転職活動を通じて痛感したのは、企業の実態をどれだけ把握できるかが重要だということでした。
特に、
- 経理の仕事内容を理解しているか
- 企業ごとの経理組織や働き方を把握しているか
- 入社後のリアルな情報を持っているか
によって、紹介される求人の質は大きく変わります。
転職活動では仕事内容だけではなく、その会社の経理組織や働き方のリアルな情報を知ることが重要です。

そこで活用したいのが、転職エージェントです。
転職エージェントと転職サイトに違いは、こちらの記事を参考にしてみてください▼
特に経理の場合、会社によって業務範囲や組織体制が大きく異なります。
- 決算経験を積みたい
- 残業を減らしたい
- 年収を上げたい
- 人間関係の良い環境で働きたい
目的によって選ぶべき会社は変わります。
そのため、1社だけに絞るのではなく、強みの異なる経理に強い転職エージェントを複数活用するのがおすすめです。
私自身も実際に利用しましたが、特に印象的だったのは、
- 親身に伴走しながら年収アップをサポートする「JACリクルートメント」
- 経理に特化したサポートを受けられる「ヒュープロ」
です。
どちらも求人を紹介するだけではなく、今後のキャリアの方向性や市場価値についても親身に相談に乗ってくれました。
転職するかどうかは、話を聞いてから決めれば十分です。
完全無料で使い放題なので、まずは情報収集や相談だけでもしてみる価値はあります。
その他の転職エージェントについても、特徴や使い分け、口コミを踏まえて経理におすすめできるサービスを厳選して紹介しています。
- 年収アップを実現したい
- 働き方を改善したい
そんな方向けに、経理転職で役立つエージェントや転職活動のノウハウを以下の記事でまとめています。

経理転職は「どのエージェントを使うか」で結果がかなり変わります!
本気で環境、年収を変えたい人には本当におすすめです。
転職後の人間関係を良くするコツ

転職は、人間関係をリセットできる大きなチャンスです。
ただし、「会社が変われば自然とうまくいく」というわけではありません。
私自身、転職を経験して強く感じたのは、最初の行動次第でその後の働きやすさは大きく変わるということです。

実際、今振り返ると転職直後にやらかしたことも正直結構あります。
- 「早く戦力になりたい」
- 「前職の経験を活かしたい」
という気持ちが強く、教えてもらう前に自分のやり方で進めてしまったり「前職ではこうしていました」と何気なく口にしてしまったり。
それから少しずつ、周りとの間に見えない壁を感じるようになりました。
- 質問しても反応がどこかよそよそしい
- 相談されることも減った気がする
「何か嫌われることをしたかな…」
そう思って初めて、自分の言動を振り返ったことを覚えています。
もちろん悪気はありませんでした。
でも、受け入れる側からすれば「まだ会社のことも分かっていないのに」と感じるし、気持ちの良いものではないですよね。
あのときの失敗を通じて、人間関係は「仕事ができるかどうか」だけではなく、最初の姿勢や接し方で大きく変わることを身をもって学びました。
ここでは、経理歴15年の私が実際に意識してきた、転職後の人間関係を良くするコツをご紹介します。

転職直後は「教わった通りにやる」を意識する
転職すると、人間関係はゼロからのスタートになります。
- 早く認められたい
- 前職での経験を活かしたい
と思う気持ちはよくわかります。
でも、色々経験してきた今感じるのは、最初は「教わった通りにやる」ことが何より大切だということです。

前職での経験があると、「このやり方の方が効率的なのに」と思う場面は必ずあります。
でも、その会社にはその会社の歴史が織りなしてきたルールや仕事の進め方があります。
勝手に自分流で進めてミスが起きれば、教えてくれた先輩や上司にも迷惑をかけてしまいます。
私自身、過去には前職のやり方や自分のこだわりを優先してしまい、人間関係がうまくいかなかった経験があります。
今振り返ると、まずは素直に教わったことを実践し、信頼を積み重ねることが一番の近道でした。
改善提案をするのは、仕事を理解し、周囲との信頼関係ができてからでもまったく遅くありません。
最初は成果よりも信頼を得ること。
この意識を持つだけで、転職後の人間関係は想像以上にスムーズになります。
まずは「キーパーソン」を見つける
転職後は仕事を覚えることの他にも、職場の人間関係を観察することも大切です。

私が必ず意識しているのは、職場のキーパーソンを早めに見つけること。
例えば、
- 誰を中心に話が進んでいるのか
- 困ったときにみんなが相談する相手は誰か
- どんな役割で周囲から信頼されているのか
こうした人間関係を把握しておくと、仕事がかなり進めやすくなります。
重要な相談をする相手や、事前に根回ししておくべき人も自然と見えてきます。
経理は一人で完結する仕事ではありません。
だからこそ、「仕事の流れ」だけでなく「人の流れ」を理解することが、転職後に早く職場へ馴染むコツだと、経理歴15年の経験から実感しています。
人間関係がラクになる考え方「相手に期待しすぎない」
私が、人間関係で一番ラクになった考え方があります。
それは、「相手に期待しすぎないこと」です。
例えば、
- 察してほしい
- わかってほしい
- ちゃんとしてほしい
こうした期待が大きいほど、思い通りにならなかったときにストレスを感じます。
一方で、最初から過度な期待をしなければ、些細な気遣いや協力にも自然と感謝できるようになります。
もちろん、仕事で求めるべきことはきちんと伝えるべきです。
ただ、人間関係のストレスは、「相手が変わってくれるはず」という期待から生まれることが本当に多いと感じています。
相手を変えようとするよりも、自分の考え方を少し変える。

それだけで、職場の人間関係は相当ラクになります。
自分から心を開く
人間関係を良くしたいなら、まずは自分から心を開くことも大切です。
実際、自分のことを話すと、相手も「実は…」と自然に本音を話してくれることがよくあります。

ポイントは、完璧な自分ではなく、少し笑える失敗談や苦手なことを話すこと。
人は、相手から心を開いてもらうと、自分も応えたくなる心理があります。
私自身も、仕事の失敗談や苦手なことを話すようになってから、職場で相談されることや雑談が増えました。
「信頼してほしい」と思うなら、まずは自分から信頼する。
良い人間関係は、自分から心を開くことから始まります。
経理で人間関係に悩みやすい5つの理由

「経理は人間関係が難しい。」
そう感じるのには、実は理由があります。
ここでは、経理歴15年の私が実際に働いてきた経験をもとに、経理が人間関係で悩みやすい5つの理由をお伝えします。

お金を守る仕事だから
営業は売上を作る仕事。
一方で、経理は会社のお金を守る仕事です。
経理の仕事につてい詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください▼
だから、
- 「期限を過ぎてます」
- 「領収書がありません」
- 「申請内容が間違っています」
- 「ルールを守ってください」
と言わなければならない場面が沢山あります。

相手からすれば、気分の良い話ではありませんよね。
私も過去に、
- 経理は細かい
- 融通が利かない
などと言われたことは何度もあります。
正直、最初の頃はその一言ひとつで落ち込んでいました。
- 自分の言い方が悪かったのかな
- 嫌われたかな
そう悩んだこともあります。
でも今ならわかります。
嫌われていたのではなく、「経理という役割を果たしていただけ」。

経理は、会社のお金を守るために、あえて嫌われ役になることもある仕事です。
人間関係をうまく築くための工夫についても、後ほど詳しく紹介します。
相手のミスを指摘する仕事だから
経理は「間違いを見つける仕事」でもあります。
- 経費精算
- 請求書支払
- 仕訳計上
確認すればするほど、不備は見つかります。
営業や現場からすれば、「また経理に差し戻された。」
そんな印象になることもあるでしょう。
「また細かいことを言っていると思われるんだろうな…」

こう感じながら、担当者に不備を指摘するのは経理あるあるです。
でも、そこで確認を怠れば、決算で何倍もの手戻りになります。
経理は相手を困らせたいわけではありません。
未来のトラブルを防ぐために、必要な確認をしているだけです。
ルールは曲げない。でも人には寄り添う
この仕事を続けてきて学んだのは、時には嫌われ役になる覚悟も必要だということ。
ただ、ルールを押し付けるだけでは良い経理にはなれません。
- 毅然と伝えること
- 相手の事情を理解しようとすること
この両方があって初めて、信頼される経理になれると私は感じています。
ルールは曲げない。
でも、人には寄り添う。

これが経理歴15年でたどり着いた、私なりの仕事のスタンスです。
会社のルールを守る立場だから
経理は会社のルールを運用する部署です。
- インボイス制度
- 電子帳簿保存法
- 各種税法
- 社内規程
これらを守る責任があります。
だから、「今回は特別にお願いします」と言われても、簡単には応じられません。
新人の頃、相手に嫌われたくなくて曖昧な返事をしてしまうことがありました。
その結果、後から説明が食い違い、余計に相手を困らせた経験があります。
あの経験以来、中途半端な優しさよりも最初にきちんと伝えることの方が、本当の意味で相手のためになると痛感しています。
経理は、相手を困らせる仕事ではありません。

会社を守るために、時には厳しいことを伝える仕事です。
成果が見えにくいから
営業は売上というわかりやすい成果があります。
一方、経理の成果は、「何も起きないこと」です。
- ミスなく決算を終える
- 支払いを漏らさない
- 監査で指摘事項が出ない
どれだけ頑張ってトラブルを未然に防いだとしても、「当たり前」で終わることがほとんどです。

私も若い頃は、「こんなに頑張っているのに評価されない」といつも感じていました。
でも今までのキャリアを通して思うのは、本当に優秀な経理ほど目立ちません。

何も起こらない状態を作り続けることこそ、経理の価値だからです。
繁忙期は余裕がなくなるから
- 月次決算
- 四半期決算
- 年度末決算
繁忙期になると、経理は一気に余裕がなくなります。
決算業務について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください▼
私も以前は月80時間を超える残業が続いていました。
朝から晩まで数字と締め切りに追われ、目の前のタスクをこなし続けます。
経理の残業について詳しく知りたい方は、こちらも合わせてご覧ください▼
そんな状態で問い合わせが来ると、つい冷たい受け答えをしてしまうこともあります。
決して経理という仕事が冷たいからではありません。

人は、心に余裕があるからこそ人にも優しくなれるものです。
実際、ワークライフバランスを保ちながら働ける会社では、他部署とのコミュニケーションも自然と良くなります。
私自身、転職して環境が変わったことで、その違いを身をもって実感しました。
経理のワークライフバランスの実態については、こちらにまとめているので参考にしてみてください▼
他部署とうまく付き合うコツ

長い経理経験で感じることがあります。
「相手の仕事を理解すると、人間関係は少しずつ良くなっていく」ということです。
- 営業には営業の締切がある
- 購買には購買の事情がある
- 人事には人事の忙しさがある
以前の私は「ルールなんだから守ってください」としか考えていませんでした。
でも今は、相手の立場を考えてコミュニケーションを図るようにしています。
例えば、
- 営業は月末が忙しいから、必要書類は月初にお願いする
- 現場は棚卸期間を避けて依頼する
- 人事には給与計算前後は急ぎの依頼を控える
- 「なぜ必要なのか」まで説明して依頼する
こうした少しの配慮だけで、相手の反応はかなり変わります。

私自身「経理は細かい」と言われることは今でもあります。
それでも相手の事情を理解したうえで伝えると、
- 「それなら先に教えてほしかった」
- 「早めに言ってくれて助かった」
と言われることが増えました。
経理は数字を扱う仕事ですが、仕事がスムーズに進むかどうかは、人との信頼関係で決まる場面が本当に多いと感じています。
営業とは戦わない方がいい
特に、経理と営業は対立しやすい組み合わせです。
- 営業は売上を作る仕事
- 経理は会社のお金を守る仕事
立場が違う以上、意見がぶつかることは避けられません。
私も新人時代は「間違ってるから直して」と、正しさを優先した対応をしていました。
その結果、お互いに不満を抱え、人間関係が悪くなることも少なくありませんでした。
でも、営業にも月末の数字や納期など、営業なりの事情があります。
それを理解してからは「ダメです」だけではなく、背景を理解した上で「こうすれば対応できます」と伝えるようにしています。
結果的に、営業も早めに相談してくれるようになったり、仕事が進めやすくなりました。
同じ社内で営業と戦おうとしたところで、お互いに得をすることはないということ。

相手の仕事を理解しようとする姿勢が、結果として一番仕事をしやすくしてくれると私は感じています。
否定しないだけで、人間関係は驚くほど変わる
人間関係を良くしたいなら、「褒める」よりも「否定しない」ことの方が大切です。
多くの人は、「相手を褒めよう」「認めよう」と意識します。
もちろん、それも大切です。
でも実際には、何気なく使った
- でも
- だって
- それは違います
という一言で、「否定された」と受け取られ、人間関係が悪くなってしまうケースを何度も見てきました。
私自身も、相手の話を否定しないよう意識するようになってから、他部署とのコミュニケーションがずっとスムーズになりました。
相手の意見にすべて賛成する必要はありません。

まずは一度受け止めてから、自分の考えを伝えるだけで、相手の受け取り方は大きく変わります。
「肯定する」よりも、「否定しない」。
この小さな意識だけでも、人間関係は驚くほど良い方向へ変わっていきます。
人間関係が悪い会社には共通点がある

経理を15年続けてきて、はっきり言えることがあります。
人間関係が悪い会社には必ず共通点があります。
- 業務が属人化している
- 人手不足
- ルールが曖昧
- 責任の押し付け合い気質
- 上司が部下を守らない
こういう会社では、誰が入っても人間関係は悪くなります。
逆に働きやすい会社ほど、
- 業務が仕組み化、自動化されている
- システム投資をしている
- 人員配置に余裕がある
- 部署間で情報共有ができている
結果として、お互いに余裕が生まれます。
経理業務の自動化について詳しく知りたい方は、こちらもぜひ参考にしてみてください▼
正直、「人間関係は性格で決まる」部分もあることは認めます。
実際、どんな会社にも気が合う人、合わない人はいます。
でも、私自身転職を経験して強く感じたのは、人間関係が会社の環境に左右されることも結構多いということです。

以前の職場では、些細なミスでも責められたり、部署同士が対立したりすることが日常でした。
ところが転職後は、同じ経理の仕事をしているにもかかわらず、困ったときは自然と助け合い、他部署とも協力しながら仕事を進められるような環境です。
人間関係を改善する努力は大切ですが、それでも変わらないのであれば、「環境を変える」という選択肢も持っておくことをおすすめします。
私は15年間経理をやってきました。
- 経理で評価される人
- 長く続く人
- 辞めていく人
全部見てきました。
そこで一つだけ断言できます。

人間関係を我慢し続けた人が幸せになった姿は、一度も見たことがありません。
まとめ|経理の人間関係は「自分」よりも「環境」で変わる

経理の人間関係は、自分の努力だけで解決できるものではありません。
もちろん、
- 相手の立場を理解する
- 丁寧にコミュニケーションを取る
- 信頼関係を築く努力をする
こうした積み重ねは、とても大切です。

私自身も、考え方や伝え方を変えたことで、人間関係が良くなった経験は何度もあります。
しかし、会社の文化や働く環境は、一人の力で変えられるものではありません。
私は転職を経験して初めて、「同じ経理でも会社が違うだけで、ここまで働きやすさが変わるのか」と実感しました。
もし今、人間関係に悩んでいるなら、
- 経理だから仕方ない
- 自分が悪い
と思い込まないでください。
経理の人間関係は、職種ではなく会社選びで大きく変わります。
今の会社だけがすべてではありません。
あなたに合った環境は、きっと他にもあります。
