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転職活動を進めていくと、今の会社の辞め方についての悩みや不安が生まれてきます。
- 会社にいつ、なんて言って退職を伝えたらいい?
- 退職手続きってどうしたらいい?
- 退職の前にやっておいたほうがいいことは?
転職活動の末、内定をもらったあと現職での退職までの流れって気になりますよね?
私も本当に退職するまでの段取りが不安で、何が正しい方法なのか心配になりました。
実際に退職日が決まるまでどんな流れで進んでいくのか、なかなかイメージしずらいのが現実です。
この記事では、転職経験豊富な経理歴15年の現役経理マンが、実際の経験に基づく退職交渉と入社までの全てを解説します。
転職活動のリアルな注意点や、ちょっとしたコツも出し惜しみなくお教えします。
知らないと恥ずかしい退職マナーも紹介するので必見です。
他では読めない円満退社するためのノウハウが読めます。
転職へ向けて気持ちよく円満退社できれば、現職から晴れて解放されます。
失敗のない転職のために、ぜひ参考にしてみてください。
転職で年収アップを実現できる!経理におすすめの転職エージェントと転職活動の全ノウハウは以下の記事で紹介しています。
退職の準備とコツ
転職活動で希望した企業から内定をもらうと、新しい環境への期待に気持ちがいきがちです。
- 新しい職場で心機一転頑張ろう!
- 新しい仕事はどんな業務?
- 入社までには何が必要?
それと同時に、今まで転職活動を努力してきた反動で、現職から一瞬にして解放された気持ちになります。
- 今の仕事のストレスからやっと解放された…
- 合わない上司や同僚とサヨナラできた!
この感情自体は頑張ってきた証でもあり、決して悪いことではありません。
むしろそのために転職活動をやってきました。内定をもらったら新しい職場のことを想像してあれこれ考えることは当然です。
転職活動の流れについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職活動の流れと始め方
ですが、現職でのいい加減な態度や業務引継ぎをおろそかにして退職することとは話が違います。
無責任な対応は会社に迷惑がかかり、社会人としてマナー違反です。
現職への対応はいい加減に手抜きで行わず、トラブルのない形で円満退社したいですよね。
さらに、内定後は転職先との話し合いの中で入社予定日を事前に確定させます。そこに向けて、人事部や配属先は入社手続きや配属に向けての具体的な準備を見えないところで進めています。
いろんな関係者が入社日に合わせて動いてくれているのに、
「現職でのトラブルで新しい職場への入社日が遅れる」
なんてことがないよう、事前に「退職の準備」も知っておきましょう。
退職をストレスなく片付けてしまいたい人は、退職代行サービスもあります。
特におすすめの退職代行サービスは「退職代行ガーディアン」です。
- 低費用で確実な退職代行
- 会社や上司へ連絡不要
余計な気疲れやストレスを考えずに退職してしまいたい人は、ぜひご利用ください。
メディア掲載実績多数!
会社に退職を伝えるタイミング
現職での退職準備のスタートは、内定を承諾してからです。
「内定をもらえそうだから」のような入社が未確定な状況で、先走って現職側で退職の手続きを始めることはNGです。
たとえば、現職に退職を伝えて「ごたごた」揉めた後に、選考を進めている企業から結局内定がもらえなかったときのことを想像してみてください。
会社にいずらくなり、その状態でやらなきゃいけない仕事は最悪ですよね。
後々のトラブルの原因になるので、退職準備のタイミングは気を付けてください。
応募先企業から正式に内定をもらって、入社を決断し内定を承諾したら、まずは入社日を想定して、現職での退職準備の期間を逆算します。
民法では2週間前に会社に申し出れば退職は可能です。ですが法律を盾にするような強引な退職はおすすめしません。
民法を持ち出した転職が必要なときは、よっぽど何かあったときくらいの例外だと考えてください。
現職で無理に引き止められ退職を認めてもらえなかったりしたときには、こんな民法の考え方がある。程度に頭の片隅に置きつつ、余裕をもって退職を迎えられるように準備を進めましょう。
しかし、会社側が「退職を認めない」ということは本来不適切なことです。こちらが「退職する」と言ったらそれで退職です。
無理に引き止められて退職できないなんでことはないので、安心して退職準備をしてください。
また、退社の時期については注意点があります。
円満退社のための注意点
意外と知られていないのですが、個人的に気を付けて欲しいケースがあります。
会社によっては、就業規則で退職までの期間を定めている場合があることです。
円満退社のためには、就業規則もしっかり確認して退職のタイミングを考慮してください。
その上で、退職の「報告」は遅くても退職日の1ヶ月半前、できれば2ヶ月~3ヶ月前に直属の上司に伝えてください。
また、有給休暇が残っていれば取得する権利があります。有給休暇は全て消化できるスケジュールで考えることをおすすめします。
退職までのスケジュール
たとえば、想定している日程案が、
- 退社日:8月31日
- 入社日:9月1日
- 現職の有給休暇:残り20日
であれば、逆算して8月中は全て有給消化に当てるため、退職日まで余裕を持って退職報告は2ヶ月前で設定します。
その結果、退職スケジュールは、
- 上司へ退職報告:6月末
- 引継ぎ:7月1日~31日(最終出社日:7月31日)
- 有給消化:8月1日~31日
のようなイメージです。
さらに、形式は「報告」であって、決して「相談」ではない点に注意してください。
退職の強い意志を持った「報告」にすることで、こちらのペースで退職までのスケジュールを組むことができます。
相手(会社側)のペースで退職日を先延ばしされないよう注意してください。
とはいえ、一方的なスケジュール過ぎても円満退社のためには問題があるので、お互いが納得できる範囲で引継ぎ期間を設定することが大事です。
辞めた方がいい会社・職場の特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 辞めた方がいい会社・職場の特徴|見切りをつけるべき理由
引継ぎ書や業務マニュアルの事前作成
退職日の設定と上司に伝えるタイミングは、引継ぎや有給消化するための期間も考慮する必要があります。
引継ぎ期間が短くできるのであれば、それだけ早めに上司へ退職を伝えられ転職先への入社までが効率的です。
スムーズに引継ぎして退職するためには、私はコツコツ引継ぎ書や業務マニュアルを作成しておくことを強くおすすめします。
特に経理は決められた手順が確立されている業務が多いです。
経理の仕事については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理の仕事内容と流れ|会計・財務との違い
私は、転職を意識したときからなんとなく業務マニュアル、手順書の作成をコツコツ進めていました。
退職を決めて退職報告したら、効率よく引き継ぎを行ってしっかり有給休暇を消化したかったからです。その結果できる限り短い期間でしっかりとした引継ぎができました。
さらに、その目的以外にも業務マニュアル、手順書の作成が転職活動にとてもいい影響になりました。
実際の採用が進んだときに、現職の業務を説明するための頭の整理にもなり非常に効果的だったのです。
面接などの場面で、自分の担当する業務を深掘りされて質問されることは多いです。そんなときに業務マニュアル、手順書を作成していれば、事前に業務が整理できているのでスムーズに伝えられます。
退職前までには必ず業務引き継ぎは必要になるので、事前にコツコツ作っておくことはとてもおすすめです。
とはいえ、いきなり引き継ぎ書や業務マニュアルを作成しだすと、意図せず周りのメンバーに気付かれたり怪しまれます。そのときの言い訳は予め準備しておきましょう。
私のおすすめする転職疑惑を払拭するための納得感のある理由をお教えします。
マニュアル作成の理由を聞かれたときには、
「業務の属人化を課題に感じていて、業務標準化とマニュアル整備が重要だから」
と答えることです。転職に向けての業務マニュアルや手順書作成が正当化できます。この理由であれば「なるほど、それは大事だな」と納得感を与えられるのでおすすめです。
もしマニュアル作成の理由を聞かれた際は参考にしてみてください。
会社への退職の伝え方
内定をもらうと、次は現職での退職手続きです。
円滑に退職を進めるために、退職の伝え方で気を付けることや注意点を解説します。
退職することは絶対誰にも話さない
希望の企業から内定をもらうと、どうしても誰かに伝えたくなります。
直属の上司に退職報告するタイミングまでは内緒にしていてください。
たとえ仲の良い同僚、信頼する上司であっても転職することは絶対に話してはいけません。
それが意図しない形で周りに広まる可能性があります。
- どこかの雑談
- どこかの飲み会の席
世の中、どんな噂がどこまで知られているのかを把握するのは困難なものです…
情報の伝わり方によっては、人事や上司から職場環境・待遇の改善を提案されて引き止めにあう可能性があります。そうなると、余計な面談に時間を費やされたり、無駄に気を遣うことになってしまい転職にとって非効率的です。
ここで何より優先すべきは、円滑な退職です。
スケジュール通りに退職交渉を進めるためには慎重に、段取りには十分注意してください。
退職の具体的な伝え方
いざ会社へ退職を伝えるときは、できるだけ前向きに退職理由を伝えられるとスマートに進められます。
ポイントは、この退職理由は自分の考える本当の退職理由でなくて構いません。転職活動で唯一、本心を語らなくていいフェーズです。
前向きな退職理由
- 「新しいことにチャレンジしてキャリアアップしたい」
- 「次の職場でやりたいことがある」
とにかく前向きな退職理由で一点突破してください。
「新しいことへのチャレンジ」や「やりたいことへの挑戦」は、他人が口出しできる領域ではありません。
スムーズな退職のためには、退職理由に他の誰かが介入できる余地を与えないことです。
優秀な人ほど強い引き止めがあります。退職の意思が強く、何があっても気持ちは変わらないと相手に思わせることが大事です。
転職さえしてしまえば、基本的には前職と関係を持ち続けることはありません。現職へ退職するネガティブな理由や会社への不満をあえて伝える必要はないのです。
会社に迷惑がかかるわけではないので、退職する本当の理由の説明は不要です。
転職理由については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理の転職理由|押さえるべきポイントと例文
参考までですが、私が引き止めにあったときには経理部長と人事部役員から待遇や環境の改善の提案がありました。
そのとき感じたのが、逆に言えばもし転職したい理由が待遇や職場環境によるもので、会社が変えてくれる可能性があるのであれば、転職の話を持ち出して退職しない選択肢もあるかもしれません。
個人的には、仮に転職理由が改善されてそのまま残ったとしても居心地悪そうなのでおすすめしませんが、それを許容できるのであればそれもありですよね。
また、退職には「退職届」が必要です。事前に「退職届」の準備もしておきましょう。
退職届の準備
会社の就業規則で、退職希望日の○ヶ月前までに「退職願」を提出する旨、記載がある場合は「退職願」の提出が必要です。
しかし、「退職届」は、退職を切り出すときに出す必要はありません。退職に合意してもらい、退職日が決まったタイミングで提出します。事前に作成しておいて上司から言われたら提出しましょう。
マナー違反
退職の報告では、円満退社のためにも誤った方法で伝えてしまわないよう注意してください。
ここでは、マナー違反になる行動を大きく二つ解説します。
マナー違反
- 直属の上司以外に退職報告をする
- メールで退職報告をする
最初から直接部長や役員に退職報告をすると、大事な話が自分を飛び越えて進められたと直属の上司の気分を損なうことに繋がります。
また、大事な話がメールで終わらされるのも印象が悪く、どちらもマナー違反です。
いずれもトラブルが生じてしまい円満退社の妨げになってしまいます。
退職報告は、必ず直属の上司にアポを取って対面で行ってください。
上司や同僚にバレないように転職活動を進める方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 現職で経理担当として働きながら転職活動する方法
トラブル回避のためには早めの相談
退職準備、引継ぎが円滑に進まないと新しい職場への入社日を遅らせなければならなくなってしまいます。
転職エージェントを利用している場合は、不測のトラブルに備えてプロのキャリアアドバイザーに相談ができます。
転職エージェントと転職サイトについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職エージェントと転職サイトの違い
何か問題に思うことがあれば、手遅れになる前にできるだけ早めに相談してください。
キャリアアドバイザーが日々の業務でみてきた退職時のトラブル事例をもとに、最適な対処法を教えてくれます。
トラブルになる前に相談しよう!
私は、前職の組織体制が少し複雑だったので、退職報告をする順序や退職届の書き方を相談しました。
自分では誰から伝えるべきか正解がわからなかったのですが、適切なアドバイスをもらえたおかげでスムーズな退職報告ができました。
また、自分の転職活動の選考状況と、現職の業務の状況・有給休暇の日数を鑑みて、最も妥当な退職日と入社日の予定なども案内してくれました。
日頃から業務の繁忙期なども共有しておくことで、効率的なスケジュールで転職活動を支援してくれるのでとても重宝できます。
転職エージェントは、転職希望者の転職が成功して初めて報酬を得られるので、転職活動の心強い味方です。何か問題があれば適切なアクションを教えてくれ、フォローしてくれるので遠慮なく活用しましょう。
転職エージェントの利用で気を付けたいことについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職エージェントを利用する前に気を付けたい重要なこと
現職でも最終出社日までしっかり誠実に向き合って円満退社しましょう。
退職後、入社まで
無事退職報告を済ませ、引継ぎなども終えたら十分に有給休暇を消化してください。
私は、次の会社への入社までの期間は、いまだからできることに徹することをおすすめします。
次の会社へ入社するまでの期間は充電期間
次の会社へ入社するまでは、新たな職場で活躍していくための充電期間だと考えましょう。
充電期間のおすすめの時間の使い方
- 趣味に時間を費やす
- 旅行に行く
- 子供といっぱい遊ぶ
- 家族と過ごす時間を作る
- 自分を見つめ直す時間を作る
普段できないことを通して気持ちをリフレッシュさせ、新たな職場へ向けて心と体のコンディションを整えましょう。
入社までに必要な勉強があれば最低限しますが、実際の仕事は現場での業務で習得していくことがほとんどです。
経理は細かい仕事のやり方や関連部署との連携は、それぞれの業種や個々の企業によって変わります。しかし、経理業務の基礎になることは同じです。
経理の仕事については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理の仕事の全体像
転職経験のある経理歴13年の現役経理マンの私が、自信をもってお伝えします。
今まで経験した実務を通して経理業務の全体をイメージできていれば、しっかりとした経理の土台ができています。新しい職場でも周りのレベルに応じてちゃんとキャッチアップしていけるので全く問題ありません。
それまではせっかく自分で勝ち取った転職をしっかり噛みしめる期間にしてあげてください!
入社までの期間は特別な時間
私はこの期間でたくさん子供と戯れ、家族と毎日多くの時間を過ごしたことで一生忘れられないたくさんの思い出ができました。後で振り返っても、本当にいい過ごし方ができたと満足しているのでとてもおすすめです。
また、自分の人生を改めて深く考える時間もたくさん作ったことで、今後の人生観の指針ができました。充電期間が、自分の価値観を見直す人生の重要な時間にもなっています。
経理の魅力については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理のやりがいや魅力
まとめ:退職交渉は「円満」に
転職活動の退職交渉と入社までについて理解できましたか?
もし少しでも転職を迷っているなら、できるだけ早く転職活動をすることをおすすめします。
転職経験のある経理歴15年の現役経理マンの私が、この記事で説明した退職交渉方法を参考にして転職活動を始めてみてください。
転職はリスクを伴いますが、転職活動はノーリスクでハイリターンです。
さらに経理はスキルの汎用性が高く転職しやすいことが強みです。
経理の転職のしやすさについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理の転職のしやすさ
経理を辞めたいと思ってキャリアチェンジを検討している人は、この記事も参考にしてみてください。
» 【経理を辞めたい】理由と対処法5選|経理歴13年の現役経理マンが教えます
私もあの日、何かを変えたくて一歩を踏み出したことでいろんなことが走り出しました。
そして実際に転職するかはさておき転職活動をしてみたことで、より自分に合った働き方ができる会社へ転職し、年収アップと働き方を大きく改善できました。
こんなに変わりました
- 年収が330万円アップ
- 残業が月最大100時間超 → 毎日定時退社
- フレックス制度でオフピーク出勤ができ通勤ラッシュのストレスがカット
- テレワークを活用して時間を有効活用でき、家族とのプライベート時間も充実
- 有給休暇は毎年全て消化
- 上司や同僚はお互いを尊重する文化があり、上司からのストレスもなく生産性が高い
- 部内が明るく何でも相談し合える雰囲気で風通しが良い
- 多様な価値観を知れ人脈と視野が広がり、仕事の評価・年収・スキルアップにつながる
転職活動の体験談は以下の記事で詳しく解説しています。
≫【体験談】経理歴15年の現役経理マンが今までの転職活動の全ノウハウを公開します
私の経験をもとに、ぜひ転職活動にチャレンジしてみるといいですよ。
それだけでより自由で豊かな人生に近づけることができます。
日本には約400万社くらいの企業があり、経理はどの会社にもあるため、今よりもっと自分に合った職場を探すことに価値があるとは思いませんか?
転職経験者の私が声を大にして言いたいですが、
転職活動はノーリスクでハイリターンすぎる行動です。
まずは一度、転職のプロであるキャリアアドバイザーと話をしてみてください。自分のキャリアプランの相談、求人紹介などで自分の市場価値の確認が無料でできるので、ノーリスクでハイリターンです。
私が転職活動の経験を通して切実に感じていることは、
- リスクのないことに怖がっているのはホントにもったいないです
- 少しでも迷っているならまず行動してみてください
皆さんの転職活動を応援しています!
おすすめの転職エージェントについては、「経理におすすめの転職エージェント14選|95.7%の人が知らない転職活動を公開します」で詳しく解説しています。
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