【経理の転職】面接でよく聞かれる質問と受かる回答例!質問の意図を徹底解説!

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【経理の転職】面接でよく聞かれる質問と受かる回答例!質問の意図を徹底解説!
  • 面接の質問って何を聞かれるの?
  • なんて回答したらいいの?
  • 質問例を知りたい!

転職を考えている人は、面接で実際に「何が聞かれて」「どう答えたらいいのか」って不安ですよね?

この記事では、これまで30社以上の企業の面接を経験した経理歴15年の現役経理マンが、実際の面接で聞かれた「具体的な質問」と「回答例」を紹介します。

私の経験上も、転職の成功には面接の内容が大きく影響します。

くろき
くろき

それだけに、面接はできる限りの準備をして臨むことが大事です。

ですが安心してください。

面接の質問はある程度決まった内容が多く、対策しておくことで大部分は乗り切れます。

逆に言えば、

  • よく聞かれる質問
  • 回答のコツ

を知っていないと転職の成功は難しいです。

  • 実際の面接で聞かれた質問
  • 経理特有の受かる回答方法

を実体験をもとに解説します。

この記事を最後まで読めば不安が緩和されて面接に自信を持って臨めますよ。

面接はできるだけ不安を少なくして自信を持って臨むことで、「通過率」は一気に上がります。

知らないと損する転職活動の極意もお教えするので、ぜひ参考にしてみてください。

転職で年収アップを実現できる!経理におすすめの転職エージェントと転職活動の全ノウハウは以下の記事で紹介しています。

» 経理におすすめの転職エージェント14選|95.7%の人が知らない転職活動を公開します

面接の具体的な質問例

私が実際の面接でよく聞かれた具体的な質問を9つ紹介します。

面接の具体的な質問例

  • 質問①:自己紹介をお願いします
  • 質問②:転職理由(退職理由)は?
  • 質問③:志望動機は?
  • 質問④:前職の具体的な仕事内容は?
  • 質問⑤:なんで経理をやりたいと思っているか?
  • 質問⑥:今までやってしまった最大の失敗は?
  • 質問⑦:長所と短所は?
  • 質問⑧:入社後に担当したい業務はある?
  • 質問⑨:何か質問はありますか?(逆質問)

どの業界でも一様に多く聞かれた質問です。

実際の面接の場面を想定して、時系列順にまとめています。

  • 受かる回答のコツ
  • 面接での立ち振る舞い方

についても実体験をもとに詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

転職活動の「面接対策」と「当日の流れ」については、「【面接対策】当日の流れは?失敗しない面接前までの準備とコツとは|ポイントを徹底解説」で詳しく解説しています。

質問①:自己紹介をお願いします

多くの場合、面接は「自己紹介」から始まります。

くろき
くろき

面接の第一印象を決めるのが、冒頭の自己紹介です。

ですが、どんな内容を話せばいいか考えると急に自信がなくなり不安になりますよね?

自己紹介の場面では、内容よりも「明るい印象」を相手に与えることに集中してください。

自己紹介は、第一印象を決める大きなポイントです。

良い印象を与えられるコツは、面接官が求めていることを意識して「簡潔にハキハキと!」答えることです。

具体的には下記4点を簡潔に話します。

  1. 氏名などのプロフィール
  2. 現職について(前職があればそれも)
  3. 経歴や実績
  4. 締めの言葉

面接の自己紹介では「応募者の経歴やスキルについて概要を伝える」という大きな役割もあります。

冒頭の自己紹介で、求められていない「簡潔でない内容」をダラダラと長く話続けてしまうのはNGです。

  • 空気の読めない人
  • コミュニケーションに難がある人柄

として、悪い印象を与えてしまうので注意してください。

適切な長さは「1分~1分30秒程度」です。

また、「自己紹介」と「自己PR」の違いを理解しておくことも大事です。

自己紹介の目的
経歴を中心に話し、自分自身の概要を知ってもらうのが目的
自己PRの目的
経歴のみではなく、自分をアピールして企業に売り込むことが目的

職務経歴の詳細や具体的な自分のアピールポイントについては、面接冒頭の自己紹介で全て伝える必要はありません。

その後の「自己PR」ができるパートにとっておいてください。

自己紹介の具体例や詳細については、「【経理の転職】失敗しない面接での究極の自己紹介とは|ポイントと例文も徹底解説」で詳しく説明しています。

質問②:転職理由(退職理由)は?

面接で必ず聞かれるといっていいほどよく出てくる質問が「転職理由」です。

転職理由の伝え方のコツは、

本来の転職の目的を忘れないこと

  • うそはダメ(ミスマッチに繋がり本末転倒)
  • ポジティブもネガティブも「正しく」転職理由を伝えよう

面接官の質問に対しては、ポジティブな言葉で伝えることが大事。

なぜなら、前向きさはいい印象を与えられ仕事に取り組む姿勢として高く評価されるからです。

でも安心して下さい。

転職理由の全てがポジティブなことである必要はありません

くろき
くろき

ネガティブな理由のなかに「ポジティブ・意欲」を交えることが大切です。

界隈では、全てがポジティブでないとダメっていう意見も良く聞きますよね。

私もキャリアアドバイザーによってはそう教えられたこともありました。

しかし、数多くの面接を経験してみて体感しましたがポジティブだけでは、

  • 自分の人格や人柄
  • パーソナリティーや個性

って表現できなく、一歩踏み込んだ会話がなかなかできません

逆に全てがポジティブ過ぎると、「何か隠しているのではないか」と面接官は違和感を覚える可能性も大いにありキケンです。

これは意外と誰も教えてくれないので、頭の片隅に置いておいてください。

私が肌で感じた面接の秘訣なので、きっと有益になるはずです。

ネガティブな内容は、その中にも前向きな表現を一つブレンドしてあげて伝えてみてください。

本音と建前をうまく使い分けて、自分の希望を伝える」ことを意識することをおすすめします。

退職理由は人それぞれですが、「ホンネ」ベースで大きく分けるとざっくり次の3パターンに分けられます。

  • 人間関係
  • 給料・残業時間(待遇面)
  • スキルアップ・キャリアチェンジ(仕事内容)

いずれのパターンでも転職理由を伝える際は、「なんで今の会社でできなく、応募先の会社ではできるのか」を一歩先回りして掘り下げて伝えることが大事です。

面接官が聞きたいのはそこなので、なぜ応募先の企業では叶うのかをできるだけ根拠を示して話せればより有効です。

転職理由のパターンごとの伝え方や例文の詳細については、「【経理の転職理由とは?】究極の面接対策|押さえるべきポイントと例文も徹底解説」で詳しく説明しています。

質問③:志望動機は?

「なぜ弊社を志望するのか、志望動機をお願いします」

くろき
くろき

志望動機も必ず聞かれる重要な質問の一つです。私も30社以上の企業の面接を受けましたが、志望動機はどの企業でも必ず聞かれる質問です。

ですが、「経理ってどの会社にもあって仕事内容も大きく違わないから志望動機って特にない…

という人が多いのが現実。

経理の転職活動の中でもホントによくある悩みの一つです。

経理の仕事の全体像については、「【経理歴15年】経理の仕事・やりがい・将来性は?|93.7%の人が知らない経理の魅力を公開します」で詳しく解説しています。

実は、経理の志望動機の回答方法にはポイントがあります。

私が実際に転職活動の中で数多くの面接を通して構築した、志望動機の極意をお教えします。

経理の志望動機のポイント

  • なぜ経理なのか
  • なぜその企業なのか
  • 自分との結びつけ

この3点を整理しておくことがとても効果的です。

これを事前に整理し準備しておくことで、志望動機として面接官を納得させることができます。

特に2つ目と3つ目がとても重要です。

3つのポイントをそれぞれ解説していきます。

なぜ経理なのか

いろんな職種がある中で、なんで経理を選んだのかを伝えてください。

  • なぜ経理に興味を持ったのか
  • 前職の経験から経理の業務との相性のよさ
  • 資格などの専門性の強み

このような点を整理してみてください。

経理のやりがいと魅力については、「【経理歴15年】経理のやりがいや魅力とは?なぜ経理?転職経験のある現役経理マンが教えます」で詳しく解説しています。

なぜその企業なのか

経理はどの会社にもあるものなので、なんでその会社なのかは難しい質問に思われがちです。

くろき
くろき

この点の回答のポイントは「相手を徹底的に調べる」です。

事前にできる限り希望する企業のことを調べてよく研究することが大事になります。

具体的には

インターネットや企業のホームページから、企業情報を把握して経営理念などをおさえてください。

もし、企業に関連する商品やサービスが身近なものの場合は、積極的に触れてみることをおすすめします。

実際に利用してみた感想は、何よりも一次情報として重宝できます。その感想を直接、「なぜその企業なのか」につなげてみてください。

また、採用情報や求人票から企業の求める人物像もチェックしてください。

そこから得た企業の情報から特徴や長所をピックアップして、「その企業ならでは」という点を整理しておきましょう。

企業の事業内容によって経理の行う会計処理も変わってきます。

実際に入社して業務を行うとなったら、経理としてもその企業の事業を知ることは大事です。

自分との結びつけ

最後に、よく調べた結果から得たその「企業の情報」と、「自分のアピールポイント」を結びつけてください

企業と自分との結び付けが、面接の志望動機の一番の肝となります。

くろき
くろき

具体的には、自分が今後のキャリアで実現させていきたいことと、企業の方向性や特徴が一致していることを強くアピールしてください。

これができれば、志望動機として面接官を納得させることができます。

逆に言えば、これがないと「なぜうちの会社なの?」という点が曖昧なまま面接が進んでしまい選考において不利です。

自分と企業との結び付けは、手を抜かずしっかり準備しておくことをおすすめします。

回答例

以上の3点をまとめることで、面接官に企業に対する熱意をしっかり伝えることができます。

なぜ経理なのか
御社を志望する理由は、今までの13年間の経理経験や知識を活かしながら、経理全般の業務においてさらにチャレンジしていける環境だと考えるからです。
なぜその企業なのか
現職は非上場企業で、月次、年次決算、資金管理をメインで携わってきました。

そこで経験を積み、経理チームのリーダーとしてメイン担当のポジションを任されるようになりましたが、次のステップとして上場企業の経理に携わり連結決算等の経理経験をしたいと思うようになりました。

御社ではITに関する最先端のノウハウや海外事業をはじめ、現職での経理業務では経験できないフェーズにチャレンジできる環境だと強く感じ、同時に大きな魅力を感じています。

今までの経験をフルに活かしつつ、足りない点は積極的な姿勢でできるだけ早くキャッチアップしていきたいと考えております。
自分との結びつけ
そして、御社の「○○の技術で○○を目指す」という経営方針にとても共感し、私の実務経験で得た経理業務全般の知識やスキルをもって貢献し、その経営方針を達成させるお手伝いができればと考えております。

志望動機の最後の注意点としては、他の質問と整合性がなくならないようしっかり準備してください。

志望動機は、面接官が知りたい質問としてととても重要な内容です。

志望動機に矛盾があると説得力がなくなり、結果に大きく影響させてしまうので十分注意してください。

そのためにも「自分の軸」をしっかり持つことが大事です。

転職に関する想いとして、ブレない大きな柱を抱えて転職活動に臨むようにすると、いろんな場面で判断に迷わず前に進んでいけます。

志望動機の詳細については、「【経理の転職】究極の志望動機の書き方と例文公開!履歴書・面接のアピールポイントとは?」で詳しく解説しています。

質問④:前職の具体的な仕事内容は?

これも経理に限らず確実に聞かれる質問内容です。

面接官は、当たり前ですが応募者のキャリアに関心があります。

くろき
くろき

そんなの「職務経歴書を見ればわかる話じゃん」と思いますよね?

実際の面接でされるこの質問では、会話のやり取りの中で経験してきた経理業務について深堀りしていくことが大きな目的。

  • 書面だけでは伝えきれない具体的な業務経験
  • そこで得たスキル

を交えてアピールすることがベストな回答です。

できるだけ具体的な仕事内容を織り交ぜて職務経験を説明してください。

面接官はその回答から自社の具体的な業務を想定して、実際にどの仕事を任せられるかイメージしながら質問しています。

面接官から深掘りされて質問される内容は、まさに入社したら担当する業務につながっているケースが多いです。

私はここで質問された業務の一部を実際に入社後担当しました。

職務経歴書をベースに面接官が興味を持った経歴や論点には、できるだけ具体的に自分の経験とスキルをアピールしてください。

その中でも自分の

  • 興味のある分野
  • 取り組みたい業務

まで踏み込めると、もし入社した際にもミスマッチにならないのでお互い有意義な面接と言えます。

とはいえ、実際に入社してみると

  • 今までの職場では想像つかない仕事
  • これまで選択肢になかった仕事の進め方

などを知れて、その時のやりたい仕事から別のことに興味も出てくることは大いにあります。

私がそうでしたし、他の転職仲間、相談者さんからもよく聞きますが転職後に新しい業務に関心が移り、実際に担当することでいろんな経験できてる人は多いです。

その可能性も理解しておきながら、「現時点ではこう考えている」くらいのノリで前職の仕事について説明できると柔軟な姿勢も伝わり良い印象に繋がります。

経理の具体的な仕事については、「経理の仕事とは?サルでも分かる経理の業務の内容と流れを解説|会計・財務との違いとは?」で詳しく説明しているので参考にしてみてください。

質問⑤:なんで経理をやりたいと思っているか?

この質問に対しては、まずはしっかり「自己分析」することが重要です。

面接準備と自己分析については、「【徹底解説】経理転職を成功させる転職活動の流れと始め方をイチから教えます」で詳しく解説しています。

くろき
くろき

経理を志望するに至った経緯は人それぞれなので、数ある職種の中から経理を選んだ理由を伝えてください。

この質問の場合、面接官は回答の内容自体よりも、しっかりしたストーリーがあって矛盾なく説明できているかを見ています。

自己分析をして見えた転職に対する自分の考えを軸に、面接官が納得できる「経理がいい理由を準備してください。

質問⑥:今までやってしまった最大の失敗は?

面接では仕事の失敗体験をよく聞かれます。

大きい小さいはあれど、仕事をしていれば誰でも失敗はしますよね?

この質問の意図は、

  • その失敗をどう受け止めたのか
  • どのように改善につなげたのか

を見ています。

失敗経験を論理的に整理して、どのように再発防止に努めたかを説明してください。

くろき
くろき

おすすめの失敗に対する改善方法は「仕組み化」することです。

人間ミスは必ずするもの。

ヒューマンエラーについては、ミスの原因は何かを徹底的に分析して、機械的にその原因を起き得ない状況を作ることが大事です。

失敗から試行錯誤をして、工夫して機械的に処理できるよう業務を「仕組み化」した経験などが語れると好印象です。

失敗に対して、どう乗り越えたかの方に比重を置いて答えられるように準備しておくといいでしょう。

【例】 実施した作業工程に漏れがあり、確認不足により大きなミスに繋がってしまった。

その後作業工程を徹底的に見直し、必要な作業とプロセスを見直した上でチェックリストを作成。

整理した確認ポイントを必ず経由する運用を徹底することで確認作業を効率化して、再発防止に取り組んだ。

最後の「どのように改善したか」がないと、この質問の回答として全く意味のない時間になってしまうといっても過言ではないので注意してください。

「失敗」に対する自分の考えを伝える

さらに「失敗」に対する自分の捉え方も伝えられると、人間性の部分で面接官から共感得られやすいです。

私の場合は、「失敗したときの自分のマインド」を付け加えるようにしています。

【失敗に対する私の考え】
ただ「後悔」して落ち込むのではなく、「反省」して何が悪かったのか振り返って次に生かして行動することを徹底しています。

「後悔」したって過去は変わらない。「反省」して未来を変えてくことが大事。

「失敗した」のは自分が挑戦したから。慎重さも大事にしながら前向きな行動とりたいと考えています。

自分の人となりを打ち明けることで、その後面接官との会話も本質的で意義深い内容となること多いです。

ほとんどの面接で自分に興味を持ってもらえて、うまくいくことが多いのでおすすめです。

質問⑦:長所と短所は?

「自分の長所と短所はなんですか?」

新卒の就職活動を思い出すような質問ですが、中途面接においてもよく聞かれることの多い質問です。

この質問は、面接官が応募者の人柄を知りたいという面もありますが、

それよりも自分のことをどれだけ客観的に見られているか

を確認したい目的で聞いています。

くろき
くろき

「自分の得意なことは何で、課題は何なのか」が整理できていると、面接官からしっかり自分のことを理解できて、課題を乗り越えていける人だと評価されます。

長所
実体験からくる成功体験を通して得た強みなどを整理
短所
言い換えれば長所にもなるような気質を事前に考えておく

例えば、「頑固さ」は短所ですが、言い換えれば「自分のこだわりがあり、考えがしっかりしている人」となります。

短所言い換え例
頑固さ自分のこだわりがあり、考えがしっかりしている人
協調性がない自分の信念がしっかりある、堂々した立ち振る舞い
マイペース冷静で人の意見に流されない
せっかち仕事が早い、やると決めたらすぐ行動できる
優柔不断物事を計画的に進められる、周りに適切な配慮ができる

それぞれ自分の経験を振り返って、裏付けになるエピソードを交えながら説明できると、より印象が良いです。

普段から自分を俯瞰して見られていることをアピールできるように、事前に準備して面接に臨みましょう。

質問⑧:入社後に担当したい業務はある?

「入社後、やりたい仕事があれば教えてください」

この質問に対しては、とにかく前向きに成長意欲をアピールすることが大事です。

くろき
くろき

具体的にやりたい業務が思いつかなくても、前向きさがアピールできればいい印象を与えられます。

自分の業務範囲を広げていく意味でも、新しい業務に積極的にチャレンジしてスキルアップしていきたい気持ちを伝えることは効果的です。

ただし、ここでも自分の転職理由と矛盾がないように注意してください。

面接官は、入社後の業務をイメージしながら質問しています。

求人募集しているからには、欠員等で実際にやってもらいたい業務があることも多いです。

入社後のミスマッチにならないためにも、この回答で自分のやりたくない仕事を無理に希望することは避けるようにしてください。

質問⑨:何か質問はありますか?(逆質問)

面接の最後には、よく「最後に何か質問はありますか?」と聞かれることが多いです。

この「逆質問」は、私もホントにどの企業でもよく聞かれました。

くろき
くろき

実は、「最後に何か質問はありますか?」と聞かれるこのフェーズは、面接官に最後に大きな印象を残せるチャンスです。

ポイントは1つだけです。

逆質問のポイントは意欲を伝えること

応募先の企業への『意欲をアピール』することが大事です。

逆質問は少なくとも事前に2~3個は準備しておいてください。

逆質問を考える際は企業への熱意・意欲が感じられるかという目線で考えることが、良い印象に繋がります。

逆質問のフェーズは、相手に自分のことを印象付けるのに結構大事なポイントです。

これまでは面接官の質問に対して回答していく形式で進んできたので、あくまで会話の主導権は面接官側です。

逆質問の場面では、初めてこちら側から自由に面接官へ質問できます

面接官側は何が聞かれるのかが全くわからない状態です。

また、聞きたい質問を全て終えているので、少し油断しているタイミングでもあります。

くろき
くろき

そのタイミングで、「よく会社のことを理解してるな」と思わせられるような、意欲に溢れる質問ができれば面接官はちょっと度肝を抜かれるような感覚になりやすく、印象にも残りやすいのでとても有効です。

普段の会話の中でも、自分のことをよく調べてくれてるなと感じられたら誰でも嬉しいものですよね?

質問が面接官に刺されば、その企業研究に費やした時間も相手に伝わり、意欲の裏付けにもなるので好印象です。

『逆質問の回答をメモ』することが効果的

逆質問の中での会話の往復も、しっかり相手の目を見て明るい表情で自信を持った姿勢で行うことが大事です。

そのためには、しっかり企業を研究して、相手の立場になって質問する内容を考えてみてください。

HPのちょっとした所に見える企業方針について、自分目線で考察してみたことをぶつけてみてもいいでしょう。

くろき
くろき

逆質問の場面はホントに大事です。面接官に最後に大きな印象を残すために、とても効果のある方法をお教えします。

私の経験上、逆質問の場面で特に効果的なのは、

自分の質問に対する面接官の回答をその場でノートにメモする

ことです。

中途採用では多くの場合、面接中にメモ用紙(ちょっとしたノート)とペンを持込みメモを取っても問題ありません。

逆質問のポイントは、応募先の企業への意欲をアピールすること。

質問の回答をメモすることが、意欲のアピールにとても大きな効果があるのです。

逆の立場で考えてみてください。自分の話を相手が目の前でノートにメモしていたら、

  • 自分の話をしっかり聞いてくれている
  • 自分の話に興味がある
  • 自分の話を一生懸命理解しようとしてくれている

のように感じて、とても好感がもてますよね?

それを意図的にやることに対して、少しいやらしい印象を受けたり、抵抗がある人もいるかもしれません。

しかし、せっかく逆質問できるので、その回答をメモして忘れないようにすることはある種当然の行為です。

私はこれをすることで、面接官が自分の意欲を感じてくれてその場の会話が盛り上がりやすくなったので、かなりおすすめですよ。

ぜひ参考にしてみてください。

面接の質問に回答するためのコツ

私は今まで30社以上の面接経験があります。

その体験を通して知った、転職で成功するために必要な面接のコツをお教えします。

すべての質問に対して共通して実践できる「受かる」ための秘訣があります。

それは、必ず質問の回答に「自分はなんでそう思うのか」を意識して回答することです。

くろき
くろき

さらに、回答するときには「自分がなんでそう思うのか」の理由と根拠も一緒に説明してください。

面接官は、もともと自分のことを何も知らない第三者です。

面接官目線で考えてみましょう

面接官は、質問に対して転職希望者が本当のことを回答しているのか、その場の思い付きで嘘を答えているかなんて正直わかりません。

だからこそ、質問に対する回答の裏付けをしっかり伝えることで、説得力が一気に上がり人物像がイメージしやすくなるのです。

転職活動の面接については、「【経理の転職】究極の面接対策、自己PRについて徹底解説」で詳しく解説しています。

「自分はなんでそう思うのか」を意識して回答

「自分はなんでそう思うのか」を意識し、それも合わせて回答することで、面接が終わった後の手応えが全く違います。

結果的に、面接も通過することが多いことに気付きました。

くろき
くろき

できるだけ具体的なエピソードを添えると、より効果的です。

具体的なエピソードを足してあげる

たとえば、自分の長所を聞かれたときに「継続力」が当てはまる場合は、以下のような回答例がよく使われます。

「私の長所は継続力があるところです。その継続力を活かして会社のために貢献していきたいと考えています。」

言いたいことはよくわかりますが、「継続力」って具体的にどんなものなのか。

これだけではイマイチ説得力に欠けてしまいますよね?

くろき
くろき

そこに、こんなエビデンス(根拠)を追加してみてください。

「なぜなら、5年前にダイエットの目的で始めたジョギングを今でも毎日継続しております。

気が向いたときにやる程度では続かないので、最初に毎日することを決めました。

最初は家から出るのもつらかったのですが、毎日の習慣にすることでジョギングが当たり前になり、それが今まで続いています。」

これにより、なぜ継続力が長所だと思うのかを具体的なエピソードで説明することができ、説得力が生まれるのです。

実体験などのエビデンスがあれば、面接官は一気に具体的な人物像がイメージしやすくなります。

回答内容と一緒に本人のエピソードも印象付けることができるので、面接で好印象を与えることができます。

面接官が確認したいポイント

面接の質問に対する応募者の回答に、面接官は何をチェックしているかは大きく次の2点。

前者のように、「その場の思いつき」で回答してしまうパターンは面接で落とされる典型です。

思いつきで回答をすると、他の質問と整合性がなくなってしまいます。

それでは、面接官は本人の考えや人柄を正しく判断できません。

後者の「自分の考えを自分の言葉で回答している」場合は、

  • しっかりした人柄
  • 仕事を任せる上でも信頼できる

と思わせることができ、面接官に与える印象が全然違います。

そのためにも、「なぜそう思うのか」という裏付けをしっかり持って説明することが有効です。

「なぜそう思うのか」のコツ

質問の回答の根拠はどういう考えによるものなのか、論理的に言語化できていることがとても大事です。

そのためには、転職する理由や、転職活動する上での自分の軸をしっかり持つことが重要。

自分で自分の気持ちを理解して、転職を意識している理由をしっかり整理して言語化しておくことをおすすめします。

自分の軸や考えの裏付けがしっかりあることで、どんな質問に対しても「自分はこう思うから」という理由が明確になります。

結果的に、質問への回答にも迷わず自信をもって受け答えできます。

面接官の質問に対して落ち着いて受け答えできることは、面接における印象として有利に働くのです。

くろき
くろき

「なぜそう思うのか」を強く意識して面接に臨んでみてください。

面接官の質問の回答に迷った時のひとつのブレない判断基準になり、面接でのいい結果につながります。

面接当日の流れについては、「【面接対策】当日の流れは?失敗しない面接前までの準備とコツとは|ポイントを徹底解説」で詳しく解説しています。

まとめ:「自分はなんでそう思うのか」を意識しよう!

転職の成功に大きく影響するのが面接です。

よく聞かれることの多い質問に対する回答はイメージできましたか?

転職活動で30社以上の面接を経験した経理歴15年の現役経理マンの私が考える面接のコツは、必ず質問の回答に「自分はなんでそう思うのか」を強く意識して回答することです。

それだけで、面接も通りやすく転職の成功に近づけます。

この記事で説明した面接の質問を参考にして、可能な限り面接の準備をしてみてください。

転職活動を成功させるために必要なことについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職を成功させるために必要なこと|準備やコツ

転職そのものはリスクを伴いますが、転職活動はノーリスクでハイリターン

今より良い会社が見つからなければ、転職しなければいいだけです。

くろき
くろき

さらに経理はスキルの汎用性が高く転職しやすいことが強みです。

転職を少しでも迷ったことがあり人は、まずは転職活動をしてみることをおすすめします。

転職活動の究極の考え方は、「【転職に迷う30代経理担当者必見】後悔しない転職活動・究極の考え方を徹底解説!」で詳しく解説しています。

それだけでより自由で豊かな人生に近づけることができます。

日本には約400万社くらいの企業があり、経理はどの会社にもあるため、今よりもっと自分に合った職場を探すことに価値があるとは思いませんか?

転職活動で失敗する人の勘違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職活動で失敗する人の勘違いと偏見|転職に踏み切れない理由

私自身も実際に転職するかはさておき転職活動をしてみたことで、より自分に合った働き方ができる会社へ転職し、年収アップと働き方を大きく改善できました。

こんなに変わりました

  • 年収が330万円アップ
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  • 有給休暇は毎年全て消化
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  • 部内が明るく何でも相談し合える雰囲気で風通しが良い
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転職活動の体験談は以下の記事で詳しく解説しています。
≫【体験談】経理歴15年の現役経理マンが今までの転職活動の全ノウハウを公開します

あくまで一例ですが、私の経験をもとに皆さんもぜひ転職活動にチャレンジしてみるといいですよ。

何度も言いますが、転職活動はノーリスクでハイリターンです。

皆さんの転職活動を応援しています!

» 経理におすすめの転職エージェント14選はこちら