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- 経理で転職したいけど絶対に失敗したくない!
- みんなはどうやって転職に成功してる?
- 転職で成功するには何が必要?
転職を考えている人は、このような悩みや不安をもっていますよね?
これから転職活動する人には、転職の成功のために実際にうまくいった人の知見やアドバイスが必須です。
私は転職によって、
- 年収が330万円アップ
- 残業なし
- 柔軟な働き方(テレワーク、フレックス制)
を得ることができ、より自由で自分に合った働き方ができました。
しかしそれまでには、転職活動、転職先で何度も失敗や挫折もして勉強したことが多くあります。
皆さんは、私と同じ失敗をする必要はまったくありません。
この記事では、転職経験豊富な経理歴15年の現役経理マンが、転職を成功させるために本当に必要なことを厳選して5つ徹底解説します。
私の豊富な転職経験や、いろんな転職成功者仲間の話をもとに、転職に失敗しないための全ノウハウを出し惜しみなくお伝えします。
結論は、以下の5つです。
転職で成功するために必要なこと5選
- 自分の先入観で判断しないこと
- 転職の目的(軸)の整理
- 自己分析と企業分析の徹底
- 柔軟性を意識する
- 他のメンバーとの差別化
他では教えてくれない、知らないと損するノウハウをお教えするので、ぜひ参考にして後悔のない理想的な転職を目指してください。
転職で年収アップを実現できる!経理におすすめの転職エージェントと転職活動の全ノウハウは以下の記事で紹介しています。
転職活動で必要なこと(転職前)
あえて語る必要もないくらい、今の世の中では転職が一般化してきています。
とは言うものの、まだまだ日本式の
- 年功序列
- 終身雇用
の文化は根強くあります。
しかし、時代のトレンドとしては、今までの年功序列・終身雇用だった働き方から、「欧米型」の雇用形態に変わっていくことは確実です。
多様な働き方については、以下の記事で詳しく解説しています。
» ジョブ型雇用とは?メンバーシップ型との違い|メリット・デメリットと向き合い方
「転職」が当たり前の時代に移っていくことは近い将来間違いなく、実際に既になりつつあります。
そんな時代に取り残されないように、身近なものとして予め準備をしておくことが大切です。
人間はいろんな経験や思考に触れることで成長していきます。
その過程で、
- 自分の考えもアップデートされる
- いい意味でモノの見方も変わっていく
自分の軸となる思考や考え以外は、経験に応じて柔軟に変化していくことが自然です。
会社に当てはめてみても同様で、一度決めた会社に無理に縛られる必要はありません。
それよりも、働きながら成長していき、その都度自分の感覚で自分が一番合っている働き方ができる環境に身を置くことのほうが本質的です。
案の定、世間一般では転職が当たり前の時代になってきています。(もう突入しています)
さらに、内閣府の報告書によると、転職した人で転職の前年と翌年を比べると年収は平均7.1%増えているという結果も出ています。
結果をみると、処置群(環境改善改善目的転職者)と対照群(属性の近い非転職者)の賃金の伸び率は、(処置群の時間軸でみて)転職前年から転職年にかけてはおおむね等しいが、転職翌年にかけての処置群の年収の伸びは対照群を上回り2年累計で約7%程度上昇し、そのうち転職による効果は3%ポイント程度と推計された。
内閣府の報告書「日本経済2022-2023」(ミニ白書)
転職が年収を上げる効果が最新の研究で公表されたのです。
また、この報告書の集計結果では、転職は年収に加えてモチベーションにもプラスの効果があることも記述されています。
客観的にも転職の効果は、転職後の年収アップにとどまらず、労働者のモチベーションの改善につながることがよくわかります。
本題の転職を成功させるために重要なことをお伝えする前に、「転職の成功」についての定義を整理しておきます。
この記事での「転職の成功」とは、
- より自由で自分に合った環境に転職すること
- 今より年収がアップすること
これが実現できて、その結果「豊かな生活を送る」ことです。
ただ単に転職するだけでは転職の成功とは言えません。
そのために重要なこととして、以下の5つをお伝えします。
転職で成功するために必要なこと5選
- 自分の先入観で判断しないこと
- 転職の目的(軸)の整理
- 自己分析と企業分析の徹底
- 柔軟性を意識する
- 他のメンバーとの差別化
まずは、転職の成功のために、転職活動を進める上で大事なことを3点解説します。
転職活動で失敗する人の勘違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職活動で失敗する人の勘違いと偏見|転職に踏み切れない理由
自分の「先入観」や「思い込み」で判断しないこと
転職活動をこれから始めていくときの心構えとして、自分の
- 先入観
- 思い込み
で、ものごとを判断しないようにしてください。
今の会社で何も不都合なく不満もなければ、その会社でそのまま働くことに何の問題もないかもしれません。
少なくても私はそう思っていました。
しかし、語弊を恐れずに言えば、それは「その会社」「働き方」しか知らないゆえに「無知という大きな問題点」に気付いていないだけです。
もっと違う世界があり、自分が想像もしていない魅力的な働き方があることを知ることで、より自分に合った環境に身を置ける選択ができます。
- 今の自分が想像もしないような働き方や環境があることを知れる
- 今以上の年収や待遇で自分を必要としてくれる企業と出会える
これは実際にやってみて初めて知ることができるので、なかなか実感が持ちづらいものです。
ですが、転職活動経験者であれば必ず共感のできる、とても大きな価値のあることです。
転職するしないは置いておいて、まずは自分の現状を俯瞰で見るために転職活動をしてみてください。
「先入観」や「思い込み」を持ったまま自分の現状を俯瞰で見ることができないと、働き方の選択肢を自分で狭めてしまいます。
「これは本当にもったいないよ」と、転職活動をする前の自分にできるだけ早く伝えたいくらい大事な考えです。
後悔しない考え方については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 後悔しない転職活動と究極の考え方
働き方の選択肢を知ることが最重要
会社や転職の話に限らず何かを考えるとき、「自分の置かれた状況が全てと考えない」ことは重要なポイントです。
「自分の把握している範囲はこうだけど、きっともっと違う方法、意見、考え方があるだろう」
という「意識」をすることで視野が広く持て、何事も成功に持っていきやすくなります。
- 周りがそういう人に一目置く
- 認めてもらえたり高く評価をされる
「意識」が変わると「行動」も変わり、このような人は伸びていきやすいです。
きっと「思い込みがない人」「固定観念にとらわれない人」のように判断されてうまくいきやすくなります。
仕事においても、より自由で幸せに過ごすためには現職以外の選択肢も知った上で、今の自分の現状を俯瞰で見ることが最も効果的です。
- 現職でそのまま働くか
- 転職を意識して転職活動を進めてみるか
どちらを選ぶかは、働き方の選択肢を知ってるか知らないかで選択が分かれます。
そして後者を選べるかどうかで、大きく差が開いてしまう世界です。
そのことを全く知らない当時の私は、正直に言うと以下のような考えを持っていました。
- 今どうしても辞めたいわけではない
- 今の仕事で融通が利くから他の環境にいってリスクを取りたくない
- 他の会社で自分が通用するか自信がない
- 転職活動しても今の会社より本当にいい会社に転職できるか不安
- あえてリスクをとってまで転職する必要ない
- 今の会社である程度評価されている
勝手に「やらない理由探し」をしている状態です。
転職活動をしようと考えていると、いつの間にか頭の中で「転職しない理由」をいくつも作ってしまいます。
人間は何かはじめるときは、どうしてもやらない理由を探してしまいがちなのです。
これは会社に手錠をかけられているのと同じです。
むしろ、今の会社に評価されている人こそ、転職活動をおすすめします。
たとえば、今の会社で高く評価されている能力があれば、そのご自身のスキルや経験をもっと高い価値として給料に反映する企業も多くあります。
逆もしかりで、能力を過小評価され給料を買い叩かれている場合は、適正な基準で評価してもらえる環境が必ず他にあります。
まずは働き方の選択肢を複数知ることを意識してください。
そのためにも、転職活動をして自分の市場価値をチェックしてみることをおすすめします。
自分の市場価値を自分で過小評価するのはとてももったいないです。
もっと、
- 自分に合う
- 年収も高い
職場が他にある可能性が、かなりの確率であります。
自分の先入観や思い込みを一度すべて取り払って転職活動をすることは、とても大きな意味があるのです。
どれだけ努力をしても報われない場所はあります。
正しい場所で報われる努力ができるように、方向性をできるだけ客観的に確認してみましょう。
そのためにも、転職するしないは置いておいて、まずは自分の現状を俯瞰で見ることを意識して転職活動をすることが重要です。
転職は「目的」ではなく「手段」
転職活動をしていると「転職」そのものが目的になりがちです。
転職はあくまで手段、 目的は今より自分に合う会社に入って満足する働き方を通して「人生を豊かにする」ことにあります。
私は、過去に転職が目的になり、元々の転職理由や希望条件と真逆な転職をしそうになりました。
「目的」と「手段」が入れ替わらないように、定期的に見直すようにする意識を持っておくことは大切です。
その上で、「転職」はリスクを伴いますが、「転職活動」はノーリスク・ハイリターンです。
ノーリスクの転職活動をしてみて、「もし、年収アップして、より自分に合った環境が見つかったら転職する」くらいの感覚で進めてみることをおすすめします。
年収ダウンしてしまったり、自分が魅力を感じる職場が見つからなければ、焦って転職などする必要ありません。
この考え方を意識して転職活動の第一歩を踏み出してみてください。
私の経験上、その意識が転職活動の中で大きな効果を発揮します。
- 気持ちが楽になり、余裕を持った転職活動の進め方ができる
- 実際の選考や面接でも緊張しすぎずに済むのでうまくいきやすくなる
- より自分に合った企業に出会いやすく転職が成功しやすい
私は、実際に転職するかはさておき転職活動をしてみたことで、より自分に合った働き方ができる会社へ転職し、年収アップと働き方を大きく改善できました。
こんなに変わりました
- 年収が330万円アップ
- 残業が月最大100時間超→毎日定時退社
- フレックス制度でオフピーク出勤ができ通勤ラッシュのストレスがカット
- テレワークを活用して時間を有効活用でき、家族とのプライベート時間も充実
- 有給休暇は毎年全て消化
- 上司や同僚はお互いを尊重する文化があり、上司からのストレスもなく生産性が高い
- 部内が明るく何でも相談し合える雰囲気で風通しが良い
- 多様な価値観を知れ人脈と視野が広がり、仕事の評価・年収・スキルアップにつながる
私の経験をもとに、皆さんもぜひ転職活動にチャレンジしてみてください。
それだけでより自由で豊かな人生に近づけることができます。
転職活動の始め方については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職活動の流れと始め方
転職の目的(軸)の整理
転職の成功のために必要なことの2つ目は、「転職の目的(軸)の整理」です。
慣れない転職活動を上手に進めるためのコツは、準備段階にあります。
転職活動の準備として一番大事なのが、転職の目的(軸)の整理です。
転職を迷ったことがある人は、大きく以下の2パターンがあると思います。
- 「ポジティブ」or「ネガティブ」な転職したい理由が明確にある
- 特段の理由がなく、なんとなく悩んでいる
前者の例は、今後のキャリアとしてステップアップを求めたり、一方で人間関係に不満があったり。
後者の例は、学生時代、必死で転職活動して今の会社に入社して現在に至るけど、昨今の転職ブームや新しい働き方も聞くようになり、今の会社のままでいいのか。あるいは転職した方がいいのかなんとなく悩んでいるのようなケースです。
特に経理は、一つの会社で働き続けてもなかなか年収が上がりづらい職種です。
経理の年収の決まり方については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理の平均年収・年収アップ方法・年収の決まり方
経理は年収アップや待遇についての将来性に不安感や悩みを抱えている人が多く、自然と転職を考える機会が多い傾向にあります。
経理の転職のしやすさについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理は転職しやすい
いずれのケースでも、自分で自分の気持ちを理解して、転職を意識している理由をしっかり整理しておくことが大事です。
それが後の転職活動を進めていく中での軸になり、迷った時のひとつのブレない判断基準になります。
これは私の経験上、転職を成功させるためにかなり大事なポイントです。
たとえば面接で生じるミスマッチ
転職の目的がしっかり整理できていないと、面接で質問されたときの回答で面接の通過が目的になった内容を答えてしまいます。
その結果、本来の自分の思いとは真逆だけど、「こう言っておけば合格しやすいだろう」ということを面接官に伝えてしまいます。
本質は、より自由で自分に合った会社に転職することです。
仮にその会社に入社できたとしても、ミスマッチの原因になって後悔するので本末転倒です。
転職を意識している理由をきちんと整理することで、面接時の面接官からの質問に対して一貫した回答ができます。
その結果、自信を持って受け答えができるので面接官の好印象にもつながります。
その場限りの曖昧な答えじゃなくて、しっかり自分の考えを自分の言葉で伝えられることが大事です。
その他の回答との整合性もおかしくならないので、面接官の評価にもつながりおすすめですよ。
究極の面接対策については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 究極の面接対策|事前準備や心構えの全ノウハウ
自分に素直になり、自分は最終的にはどうなりたいのか、自分の考えを整理してみてください。
自己分析と企業分析の徹底
転職の成功のために必要なことの3つ目は、「自己分析と企業分析の徹底」です。
転職に失敗しないための準備として、
- 自己分析
- 企業分析
はとても大事。
先ほどの転職活動の軸を考えるためにも必要になるのが「自己分析」です。
相手に自分をしっかりアピールするために、「自己分析」が大切になります。
「どんなことをアピールすることが効果的なのか」を見極めるために必要なのが「企業分析」です。
自己分析・キャリアの棚卸し
転職の成功のために自己分析・キャリアの棚卸しがなぜ必要かというと、自分自身を客観的に整理してしっかり言語化することで、
- 転職先を探す際の軸が明確になる
- 面接で自分のことを相手にアピールしやすく、自分をよく理解してもらえる
このような効果があり、転職活動にはとても有効です。
さらに、転職活動では自分のことを他人に説明する機会が多くあります。
よく話す機会のあること
- 自分の長所と短所
- 自分は周りからどんな人だと言われるか
- これまでの職歴・経歴で得た能力・キャリア
- どんなことを大切に仕事をしているか
- 仕事でやりがいを感じる場面
- 将来はどんな仕事をしたいか
自己分析・キャリアの棚卸しをしっかり整理して自己理解を深めておくことで、これらについての自分の中の答えが明確になります。
その結果、選考が進んでいざ面接となっても自信を持って自分のことを話すことができます。
相手にしっかり軸のあるブレない人間性ということを伝えられ、いい印象を与えられます。
相手に自分の人柄・考えを正しく伝えることができるので、転職エージェントを利用する場合もキャリアアドバイザーに深く効率的に自分を知ってもらえます。
それにより、最適な転職先を紹介してもらえることにもつながりとても有利です。
事前準備での「自己分析」の効果
私は転職活動をきっかけに自分の今までを振り返り自己分析したことで、自分の人生にとっての仕事のスタンス、今後の働き方の方向性が定まりました。
客観的に仕事との向き合い方について考え、さらに改めて経理の魅力に気付きました。
経理の魅力については、以下の記事で詳しく解説しています。
新しい職場を探すための基準ができたことはもちろん、今後の人生観を見直すとてもいい機会になりました。
今思うと、この時間が今の自分にとって大きな人生の分岐点になってます。
転職活動以外の場面でも、自己分析・キャリアの棚卸しは思わぬところで役に立つことがあります。
仕事面以外の過ごし方についても、自分がどうしたいのかが明確になることで、今まで見えなかったような新しい選択肢を考えられ生活が良くなるといったことも。
自分の人生全体として最適でより自由な道を考え行動していくためにも、自己分析にしっかり時間をとってみることをおすすめします。
企業分析
転職活動で相手に自分をアピールするためには、その企業のことを徹底的に分析することが大事です。
転職を成功させるためのポイントは「相手を徹底的に調べる」ことです。
事前にできる限り希望する企業のことを調べてよく研究してください。
事前にできるすべてのことをやってから望むことで、本気さが相手にも伝わります。
面接での受け答えの中での言葉から、一生懸命さは伝わってくるものです。
そのためにも、私が実践しているおすすめの企業情報の調べ方を紹介します。
- 企業のホームページや関連サイトで会社概要や経営理念などをチェック
- 求人票の資格情報や求める条件をチェック
- 新卒・中途採用ページの先輩社員コメントをチェック
まずは、インターネット上で企業のホームページなどから、企業情報を把握して経営理念などをおさえてください。
公式の情報をしっかり頭に入れておくことが重要です。
さらに、採用情報や求人票から企業の求める人物像もチェックしてください。
企業が求めている人物像や条件が自分とマッチしている場合はアピールしやすいです。
そして特におすすめなのが、先輩社員のコメントをしっかりチェックすることです。
私は採用ページの先輩社員のコメントが企業のカラーが出やすいので、必ずチェックして企業研究のヒントにしています。
私の経験上、先輩社員のコメントは実際に働く人の意見なので、共感を得やすいポイントが多いです。
先輩社員のコメントは転職希望者が比較的見逃しがちですが、アピールポイントを考える上では有効なので、ぜひ参考にしてみてください。
この作業は、アピールポイントを考える目的以外でもいい影響があります。
企業の事業内容によって経理の行う会計処理も変わってくるので、その企業の事業を知ることは経理にとって大事です。
志望動機の書き方については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 究極の志望動機の書き方と例文について
転職後に必要なこと&役立つスキル
理想の企業から内定をもらうだけでは転職の成功とは言えません。
転職の成功のためには、転職後の職場でどのように働いていくのかも大事です。
私が長い転職経験から得たコツがあるので、転職後に重要なこと2点と、役立つスキルを解説します。
柔軟性を意識する
転職先での働き方について気を付けるべきことがあります。
すでにその職場で働いている人を尊重して、その会社の仕事に柔軟に合わせるようにすることです。
先輩社員から新しい業務を教えてもらっているときには、自分から前職のやり方を持ち出して積極的にその方法を押し出すことは控えてください。
転職先で「前職は~でした」という態度を強く出してしまうと、今の職場で働いている人にとって感じが悪く映ってしまいます。
逆の立場になって想像してみてください。あまりいい気はしないですよね。
自分の仕事を抱える周りの人たちは、それぞれ今の自分のやり方にプライドを持っていることを忘れないでください。
教えてもらった手法よりももっと効率的な方法があると感じても、入社してすぐにそれを指摘し過ぎるとあまり好意的に思われません。
周りの人の仕事の仕方についても同様です。
自分の仕事以外に積極的に介入していくのは、しっかりとした人間関係ができてからにしてください。
日常業務を積み重ねて信頼を積み上げてからが前提です。
それからでも、自分の知識やスキルで業務改善していくには十分です。
新しい環境に入ってすぐの「前職は~でした」は極力控えるようにしてください。
まずは言われた通りにやるべき
転職して新たな職場でスタートするときに、私が一番気を付けていることがあります。
経験上、その後の人間関係や働きやすさに大きく影響する姿勢であり視点なので意識してみることをおすすめします。
結論は、「わからないことはしっかり聞いて、まずはその通りにやってみる」ことです。
新たなチームに入っていくので、最初のうちはコミュニケーションの意味でも積極的にわからないことは聞くようにしてください。
一番大事なのは、ここで変な自分のこだわりは出さないようにすることです。
経理経験があると、良くも悪くもこの処理はこうすべきみたいな思い込みがありがちです。
私も仕事をするときに、そんなこだわりがとても強い人をよくみて残念に思います。
先輩に教わったことは、まずはその通りにやってみてください。
教えてくれる人は、少なくても自分よりその会社経験は長い人です。そこで確立したやり方は何か意味があるかもしれません。
経験があるとそれを良かれと思って表現したくなる気持ちはとてもよくわかります。
しかし、仕事全体の背景や事情を知らない人がしゃしゃり出ることはリスクがあり過ぎます。
また、もし勝手に自分のやり方で進めた結果ミスが起きても、教えてくれた人が責任を持てません。
まずは教えてもらったことは全て従ってその通りにやってみてください。
その積み重ねで、会社のいろんなことを知って
- 自分の中にノウハウが蓄積
- 周りからの信用が積み上がる
こんな状況を作れれば、その後はいかようにも自分で応用していけます。
オリジナリティはあとからいくらでも出していけるのです。
会社のやり方を理解した上で、新たに「効率的で本質を捉えた方法」が提案できれば、あとからどんどん信頼感を重ねることができます。
遠回りだと思っても、結果的には大きな信頼を得られ自分の地位形成につながるので、「まずは教えられた通りにやってみる」ことを意識してください。
他のメンバーとの差別化
経理の仕事は、決められた仕事をいかに「効率的」に「正確」に処理するかがすべてといっても過言ではありません。
経理のやりがいや魅力については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理のやりがいや魅力とは
基本的にはPCに向かってエクセルを使い日々膨大なデータを集計したり、毎回同じ作業が必要な会計処理が多くあります。
転職者が特に強みを発揮しやすい役割は、業務効率化に特化して他のメンバーとの差別化をすることです。
PCで同じ作業を頻繁にこなすような手作業は、RPAやVBA(エクセルマクロ)等を駆使して業務自動化を図り業務改善していけると非常に大きなアドバンテージになります。
経理の将来性については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理の将来性|AIやRPAでどうなる
中でも簡単に日々のルーティン作業を自動化できるツールとしてVBA(エクセルマクロ)がおすすめです。
私が経理を長年やってきて、周りのメンバーとの差別化にもっとも有効だと実感しているのがVBA(エクセルマクロ)を使えるか否かです。
経理業務はエクセルで数値を集計して仕訳の証憑を作成したり、各種帳票管理をしたり、エクセルを使用する業務がとても多くあります。
経理の仕事については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理の仕事|業務の内容と流れや経理・財務との違い
膨大なデータをエクセルで集計するために、毎回同じ作業を担当者が手で処理していることがよくあります。
そんな作業をVBA(エクセルマクロ)は自動化できるのです。
圧倒的な業務効率化とヒューマンエラーの予防が実現できるので、とても効果的です。
効果は組織全体としても結構大きく、VBA(エクセルマクロ)が使えて作業を自動化できる人材はとても重宝されます。
上司からも同僚からも評価を得られ、部内で頼られる存在になれるので、他のメンバーと差別化できます。
経理のリアル
資格取得を進めて会計知識を極めてキャリアアップを目指すこともキャリアプランとしての戦略です。
しかし、現実は社内で税理士や公認会計士がいたり会計のプロフェッショナルを採用している企業も多くあります。
経理の専門知識として特化することに限界を感じている人もいるでしょう。
私もそうでした。
そういう人の選択肢として、業務効率化に長けていくという別の角度から自分の価値をアピールすることが他メンバーとの差別化に効果的です。
当然、経理の専門知識があることが前提であり、その上で新たな価値による差別化を目指してみてください。
VBA(エクセルマクロ)への拒否反応…
とはいえVBA(エクセルマクロ)には抵抗ある…
- VBA(エクセルマクロ)ってちょっと難しそう…
- 英語で呪文みたいなコードの羅列に拒否反応が…
- 自分にコードが書けると思えない…
最初からVBA(エクセルマクロ)に対してこんなファーストインプレッションを持ってしまっている人が多いです。
私も最初はそう思ってVBA(エクセルマクロ)に拒否反応を起こしていました…
そんな人もダメ元でいいのでとにかく一度やってみることをおすすめします。
ちなみにVBA(エクセルマクロ)は独学で、さらには無料で習得が可能なスキルです。
インターネット上でも無料で学習できるサイトがいくつもあるので、是非活用してみてください。
VBA(エクセルマクロ)をやってみた「効果」
私は、まずは無料サイトでコツコツ勉強しながら挙動のルールや、やりたい作業を行うための式を覚えていきました。自分がエクセルで自動化したい作業のコードをわからなければ一つ一つググりながらコピペして書いていきました。
そんな風に実践を何回か繰り返すことで、
今では、自分がエクセル上で手作業できる内容であればVBA(エクセルマクロ)で自動化を実現できるようになりました。その結果、部内で業務効率化が得意な人としても頼ってもらえています。
上司からも評価が上がる要因になっているので、かなりおすすめできるスキルアップの手段です。
ここまでで、転職を成功させるために必要な重要なことを5つ解説しました。
これらができる転職が後悔のない、素晴らしい転職と言えます。
後悔しない転職活動については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 後悔しない転職活動と究極の考え方
転職の成功のためには転職エージェントの利用が大事
では、実際に転職活動をするとき、具体的にどうやって進めていけばいいか、何からはじめればいいのか不安がありますよね。
私が転職を経験して、転職の成功の可能性を少しでも上げるために必要だと実感しているのは、転職エージェントの利用です。
転職を考えているなら、まず間違いなく転職エージェントの利用がおすすめです。転職エージェントに登録することで、以下のサービスを無料で受けられます。
転職エージェントをおすすめする理由
- 転職活動の悩みや不安を転職のプロに無料で相談できる
- 転職サイトでは紹介していない非公開求人を紹介できる
- 転職サイトよりも募集企業の年収が高い
- 応募書類の添削や面接対策ができる
- 面接の日程調整や年収交渉・条件交渉をしてくれる
- 転職サイトより転職成功率が高い
転職エージェントと転職サイトの違いについて知りたいときは、以下の記事を読んでください。
今の時代、転職エージェントの利用は欠かせません。
転職エージェントに登録することで、キャリアアドバイザーとの面談から転職活動のすべてが始まっていきます。
では、どの転職エージェントに登録すればよいのかですが、今まで30社以上の転職エージェントを活用してきた私が、もっとも転職の成功に近い方法をお教えします。
皆さんには、ただでさえ時間に限りある転職活動なので、数ある転職エージェントを片っ端から試してもらうより、私がやってみた結果を共有することでできるだけ効率的に進めていただきたいと考えます。
結論は、以下の4社を併用してください。
これがもっともバランスがよく網羅性のある転職エージェント活用法です。
経理におすすめの転職エージェント比較表
JACリクルートメント | マイナビエージェント | リクルートエージェント | MS-Japan | |
おすすめ使用法 | できるだけ年収アップを狙った質の高い求人をゲット | 慣れない転職活動で丁寧なサポートを受ける | より自分に合った職場を広く探すため選択肢を増やす | 経理特化の専門性の高いアドバイザーを味方にする |
特徴 | 特化型 | 総合型 | 総合型 | 特化型 |
経理系求人数 | 約1,000件 | 約2,000件 | 約8,000件 | 約2,000件 |
ポイント | 高年収が狙えるハイクラス領域で最大手 | 担当者のサポートが丁寧で安心 | 業界最大手で全業界の経理を扱い求人数No.1 | 管理部門特化型エージェント業界最大級の求人数 |
対象年代 | 30代~50代 | 20代~30代 | 20代~50代 | 20代~50代 |
費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
対象エリア | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 |
詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
おすすめの転職エージェントは以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理におすすめの転職エージェント
おすすめの転職エージェントが「4社」の理由
リクナビNEXTが調査した転職エージェントの利用社数によると、転職者全体の平均利用社数は2.1社に対して、転職成功者の平均利用社数が4.2社。
転職に成功するためには、4社の登録が効果的であることがわかります。
ただでさえ不安で慣れない転職活動を進めるにあたって、無数にある転職支援サービスの選択肢は煩雑過ぎてより不安な気持ちにさせてしまいます。
私は転職活動を始めるときに、転職エージェントと転職サイトの違いすらもわかってませんでした。サービス提供会社も多すぎて一体何に登録してどう進めていけばよいのか悩んでいました。
転職エージェントごとの求人数や担当者から出てくる企業にも偏りがあります。
キャリアアドバイザーとの相性やクセもあるので、特定の転職エージェントだけだとリスクがあります。
その点この4社の併用は、
- 失敗のない求人数
- 質の網羅性
があり、受けられるサポートも一番効率の良いバランスが整った方法です。
とはいえ転職エージェント選びは迷って当然です。
いきなり複数社登録して進めていくことはハードルが高いという人は、まずはJACリクルートメントで転職活動を始めてみてください。
経理で年収アップに一番効果的な転職エージェントです。
転職エージェントによっては、適当に求人の数を優先で案件を送付してくるケースも多いです。
しかし、私がJACリクルートメントを利用して希望する条件等を伝えて紹介された求人は、どれも要望通りの厳選されたものでした。
転職活動はノーリスク ハイリターン!
サービス品質に自信を持ち、対応の良さにも評判があり、特に最近とても人気。応募書類のサポートはもちろん、経験豊富なアドバイザーから的確なアドバイスがもらえます。
「質の高い求人の紹介」に定評のある転職エージェントです。
経理の転職を成功させるためには、転職エージェントの性質を最大限活かした効率的な使い方が必要です。
失敗のない転職のために、転職エージェントを上手に活用して転職活動を進めてください。
転職活動の始め方については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職活動の流れと始め方
転職エージェントを利用する前に知っておくべきことについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職エージェントを利用する前に気を付けたい重要なこと
まとめ:事前準備を徹底して転職を成功させよう!
転職を成功させるポイントについて、長い経理経験と転職経験を通して学んだ全ノウハウを現場のリアルな情報としてお伝えしました。
転職の成功に近づけるために、知らなきゃ損を出し惜しみなく共有しました。
転職経験豊富な経理歴13年の現役経理マンの私が、この記事で説明したポイントを参考にしてぜひ転職活動を始めてみてください。
転職で成功するために必要なこと5選
- 自分の先入観で判断しないこと
- 転職の目的(軸)の整理
- 自己分析と企業分析の徹底
- 柔軟性を意識する
- 他のメンバーとの差別化
転職はリスクを伴いますが、転職活動はノーリスクでハイリターンです。さらに経理はスキルの汎用性が高く転職しやすいことが強みです。
私もあの日、何かを変えたくて一歩を踏み出したことでいろんなことが走り出しました。
そして実際に転職するかはさておき転職活動をしてみたことで、より自分に合った働き方ができる会社へ転職し、年収アップと働き方を大きく改善できました。
私の転職前と転職後の変化
転職前 | 転職後 | |
企業 | 大手ハウスメーカー | 大手IT企業 |
年収 | 退職時点 | +330万円アップ (転職直後) |
残業 | 月最大100時間超 | 定時退社 |
働き方 | 昭和的な働き方 残業が美徳 効率の悪い業務の進め方 | 柔軟な働き方 フレックス制度 オフピーク出勤 テレワークの活用 |
評価軸 | 年功序列 成果よりも長時間労働が評価 | 成果や効率化を正当に評価 |
私の経験をもとに、皆さんもぜひ転職活動にチャレンジしてみてください。
それだけでより自由で豊かな人生に近づけることができます。
日本には約400万社くらいの企業があり、経理はどの会社にもあるため、今よりもっと自分に合った職場を探すことに価値があるとは思いませんか?
転職経験者の私が声を大にして言いたいですが、
転職活動はノーリスクでハイリターンすぎる行動です。
まずは一度、転職のプロであるキャリアアドバイザーと話をしてみてください。自分のキャリアプランの相談、求人紹介などで自分の市場価値の確認が無料でできるので、ノーリスクでハイリターンです。
私が転職活動の経験を通して切実に感じていることは、
- リスクのないことに怖がっているのはホントにもったいないです
- 少しでも迷っているならまず行動してみてください
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