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- 毎月80時間以上残業しているのに、年収は増えない
- 夜遅くに帰宅して、寝ても仕事のことが頭から離れない
- 休日も仕事のことを考えて気が休まらない
このような悩みを抱えていたのにもかかわらず、
「経理ってこんなもの」「みんな耐えてるし仕方ない」
以前の私は、本気でそう思っていました。

なぜなら、「今いる会社しか知らなかった」からです。
でも、経理歴15年・転職経験を通して、その考えは完全に崩れました。
同じ「経理」でも、
- 毎日夜遅くまで残業が当たり前の会社
- 定時退社の会社
- 何年働いても年収が低いままの会社
- 同じレベルの仕事で年収が数百万円高い会社
が普通に存在します。
そして痛感したのは、
- 自分の努力で変えられること
- 環境を変えないと一生変わらないこと
の2種類があるということでした。

この記事は、キラキラした転職成功談を書きたいわけではありません。
- 年収が上がらず焦っていたこと
- 頑張っても評価されず悩んだこと
- 残業を減らそうと工夫したこと
- 業務改善に挑戦したこと
- 転職が怖くて動けなかったこと
- 転職して初めて気付いたこと
こうした「経理の生々しいリアル」を、経理歴15年の現役経理マンとして本音で包み隠さずお伝えします。
もし今、
- 年収が上がらない
- 頑張っても報われない
- 残業が減らない
- 「このままでいいのか」と感じている
そんな状況なら必ず役に立つので、ぜひ最後までご覧ください。
今の働き方に少しでも違和感があるなら、その感覚はたぶん間違っていません。
知らないままだと何も変わらない。
これは、「残業月80時間超え&低すぎる年収」の環境から卒業して、働き方も年収も大きく変わった私自身の経験から言える、まぎれもない現実です。

経理歴15年の私が「経理のリアル」をお伝えしたい理由

正直に言うと、未経験で経理になった頃の私は、「経理なんて、どの会社も似たようなものでしょ」と思ってました。

年収が低いのも残業が多いのも、「経理なら仕方ない」と、諦めにも似た気持ちで受け入れていました。
でも、15年以上経理として働き、複数の会社を経験した今なら断言できます。
それは大きな勘違いでした。
私自身、
- 月80時間以上の残業が当たり前の会社
- 年収が上がるのに毎日定時退社できる会社
のどちらも経験してきました。
その過程の中で、年収がなかなか上がらず悩んだ時期もあります。
試行錯誤の末、転職によって年収が330万円上がった経験もあります。

年収が上がって意外だったのは、仕事内容や難易度が劇的に変わったわけではないことです。
同じ「経理」という仕事でも、会社が違うだけで年収や働き方はここまで変わる。
そして痛感したのは、
- 自分の努力で変えられること
- 環境を変えない限り変わらないこと
この2つが確かにあるということでした。
これは実際に経験したからこそわかった、経理のリアルだと思っています。
私の周りの経理仲間でも、
- 転職したら業務量は減ったのに給料は上がった
- 組織や仕組みが整っていて仕事が進めやすいのに年収は高くなった
というケースは珍しくありません。
私自身も転職を通じて、経理の働き方や年収は会社によって驚くほど違うことを実感しています。

経理として働く中で、本当に知りたいこと
ネットでよく見かける経理系の記事やサイトでは、
- 経理の仕事内容
- 経理の年収
- 経理の転職
- 経理の資格
といった情報が数多く発信されています。
もちろん、それらの情報は大切です。

でも、私自身が本当に知りたかったのは、そのような一般論ではありません。
知りたかったのは、
- 同じ経理として働く人は、どんな悩みを抱えているのか?
- 評価される人とされない人の違いは何なのか?
- 経理としてキャリアアップ、年収アップに必要なことは何なのか?
という「現場のリアル」です。
経理の悩みは、必ずしも転職だけが解決策ではありません。
私の経験上、仕事の進め方を少し変えただけで評価が上がったこともあります。
他部署との関わり方を見直したことで、仕事が驚くほど進めやすくなったこともありました。
業務改善を積み重ねることで、慢性的だった残業を減らせた経験も多くあります。
私自身、たくさん失敗しながら色んなことを学んできました。
そのような現場のリアルな話は、簿記のテキストにも資格学校の教科書にも載っていません。
でも実際には、経理として働く上で年収や評価、働きやすさを左右するのはこうした「実務の実態」です。
この記事では、
- 経理として評価される考え方
- 業務を効率化する工夫
- 上司や他部署との付き合い方
- 年収やキャリアに悩んだ時の考え方
- 転職するべきか迷った時の判断基準
- 実際に転職して感じたこと
など、経理として生きる上での実情をまとめています。

現役経理マンとして15年間現場で積み重ねてきた経験をもとに、「経理のリアル」を本音でお伝えします。
読んでくださった方が、
- こんな考え方もあるのか
- 自分だけじゃなかったんだ
- 今の環境がすべてじゃないんだ
そう感じるきっかけになれば嬉しいです。
自分のキャリアや人生に悩んだときのヒントを、実体験を交えながらお届けします。
昔の自分も悩んでいたから
私自身、転職が広がり始めた時代の流れの中で、将来に対する不安を感じていました。
当時は、
- 友人の年収やキャリアの話を聞いて焦る
- ニュースで転職やキャリアアップの話題を見る
- SNSでさまざまな働き方や生き方を目にする

そのたびに自分のキャリアと比較して、かなり考え込んでいました。
経理仲間を見ていても、同じような不安や悩みを抱えている人はとても多いです。
現場で働く経理担当者の悩みの本質は、驚くほど共通しています。
でも今思えば、その焦りこそがキャリアを動かす最初のスイッチでした。

毎日のように悩みながらも、結局は何も変えられない日々が続いていました。
変化が怖かったからです。
でも今振り返ると、本当に怖いのは「変化」ではなく、「何も変わらないまま時間だけが過ぎていくこと」。
今までの経験上、知らないまま働き続けることが、一番危険でリスクが大きいです。
当時知りたかった情報がなかったから
転職サイトを見ると、成功事例ばかりが目に入ります。

転職エージェントのサイトにも、
- 年収アップ!
- キャリアアップ!
- 理想の働き方の実現!
といった魅力的な言葉が並んでいました。
もちろん、それらも大切な情報です。
ただ、当時の私が本当に知りたかったのは、もっと「泥臭い現実」でした。
- みんな転職前にどんなことで悩んでいたのか
- 不安とどう向き合ったのか
- 転職した後、本当に満足しているのか
- 「もっと早く転職すればよかった」と思ったのか、それとも後悔したのか
そんな、経験者だからこそ語れるリアルな話を知りたいと思っていました。
なので、この記事では良いことばかりではなく、悩んだことや迷ったことも含めて本音でお伝えします。

同じように悩んでいる人にとって、ひとつの判断材料になるはずです。
転職せずに年収・働き方を改善する方法

経理として働いていると、こんな悩みを抱えることがあります。
- 頑張っているのに評価されない
- 毎日忙しくて残業が減らない
- 他部署との関係がうまくいかない
- 年収がなかなか上がらない
- 転職するべきか迷っている

私自身、今までの経理人生で同じ悩みに何度も苦しんできました。
特に、新人時代は「とにかく頑張れば評価される」と信じていました。
でも現実は、そんな単純ではありません。
ここでは、経理として長く働く中で学んだことを本音ベースでお伝えします。
これから紹介するのは、私が経理人生で
- 悩んで
- 失敗して
- 試行錯誤
を重ねながら得た知見や経験です。
同じような遠回りを少しでも減らすため、取り入れられる部分があればぜひ活用してみてください。
経理として評価される考え方
新人時代の私は、大きな勘違いをしていました。
「頑張った量と評価は比例する」と思っていたのです。
- 残業している人ほど評価される
- 多くの仕事を抱えている人ほど評価される
そう思い込んでいましたし、それが正しいと信じていました。
しかし、長く経理として働いてきた今なら言えます。

評価される人は、「単に仕事をこなす人ではない」ことが多いです。
評価される人は作業者ではなく改善者
経理には毎月繰り返し発生する業務があります。
- 仕訳入力
- 請求書処理
- 経費精算
- 決算業務
これらを正確にこなすことは、経理としての基本です。
しかし、それだけでは評価が大きく伸びることはありません。
さらに、AIやシステム化が進むこれからの時代は、「作業をこなす人」だけでは価値を発揮しにくくなります。
経理の将来性については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理の将来性は?AIやRPAで自動化される?経理歴15年の現役経理マンが解説します!

評価される人は、「なぜこの作業が必要なのか」を常に考えています。
例えば、
- 手入力を自動化できないか
- チェック工数を減らせないか
- ミスが起きにくい仕組みを作れないか
のような視点で業務を見ています。
経理の現場で仕事していると、この意識があるかないかってとても大事で差が出るところ。
単に作業をこなすのではなく、業務そのものを改善しようとする姿勢が評価につながるのです。
経理の現場には、「頑張る人」はたくさんいます。
だからこそ差がつくのは、「頑張り方」です。
- 目の前の仕事をこなすだけなのか
- それとも仕組みそのものを良くするのか。
目立たない差に見えますが、数年後には埋められない大きな差になることがある。
経理としてキャリアを積むほど、この事実を実感するようになります。
私が資格勉強より時間を使ってよかったこと
もちろん、資格の勉強を否定するつもりはありません。
- 会計知識
- 資格の勉強
は大切です。
実際、私も簿記の資格を取得したからこそ経理として働けています。
ただ、資格取得に多くの時間を費やしたからといって、それだけで評価されるわけではありませんでした。
実際、簿記1級や会計士レベルの知識が必要になる場面は限られます。

自分にとっては、そこを目指すことはオーバースペックでした。
それよりも、
「今の業務をどうすればもっと良くできるか」
をいつも考え、実際に改善していく力の方が評価される場面は多くありました。
- ミスが起きる業務を見つけて起きない仕組み作りをしたり
- バラバラだった資料を統一したり
- Excelの集計作業を自動化(マクロ、Power Query、RPA)したり
小さな改善を積み重ねてきました。
こうした改善を積み重ねることで、部署全体の業務効率が上がり、自然と周囲からの信頼も高まっていった実感があります。
評価につながったのは、知識そのものではなく、知識を使って成果を出したときでした。
評価される人は成果をさりげなく見える化している

改善の結果を周囲にさりげなく共有することもポイントです。
経理は成果が見えにくい仕事。
営業のように数字で結果が見えるわけでもなく、改善しても「問題が起きなくなった」という形で終わることがとても多いです。
実際、新人時代の私は「良い仕事をしていれば誰かが見てくれる」と思っていました。
でも現実は違いました。
- どれだけ工数を削減しても
- どれだけミスを減らしても
周囲が知らなければ評価されません。
改善した内容や効果を上司や同僚へ自然に共有できるようになり、周囲からの信頼が高まり仕事が円滑に進むようになりました。
- 「この処理を自動化したので毎月〇時間削減できました」
- 「運用を〇のように見直したので入力ミスがなくなりました」
そんな一言だけでも十分です。
何かの雑談や評価面談のタイミングで、さりげなく伝えておくのがポイント。
経理として長く働いていると、
- アピールは苦手
- 黙って頑張るべき
と考える人が本当に多いです。
私もその一人でした。
でも今ならはっきり言えます。

評価される人は、自分の成果を上手に見える化しています。
これは自己主張ではありません。
会社に、生み出した価値を正しく伝える行為です。
残業だらけだった働き方を変える業務改善思考
業務改善は会社のためだけではありません。
- 自分自身の残業を減らす
- 仕事の進め方を柔軟にする
という効果も大きく、自らの働きやすさにも直結します。
私の経理人生を変えたのは、まさに「積極的に改善する視点」です。
目の前の作業をこなすだけだった頃は、毎月残業に追われていました。
業務を改善する側に回ってからは働き方も評価も変わり、昇給・昇格にもつながっています。

経理として長く活躍するためには、知識を増やすことだけでなく、仕組みを改善する視点も同じかそれ以上に重要です。
評価される人は経理だけを見ていない
経理だけを見ている人よりも、営業や現場を理解しようとする人の方が一目置かれて高く評価されやすいです。
経理が扱う数字は現場から生まれるもの。
例えば売上が落ちたとしても、
- 値上げの影響なのか
- 競合に顧客を奪われたのか
によって意味はまったく変わります。
利益率が下がった場合も、
- 原材料価格が高騰したのか
- 値引き販売が増えたのか
- 生産効率が悪化したのか
によって取るべき行動は変わります。

数字だけを見ていても、こうした背景は見えてきません。
私自身、若手時代は試算表とにらめっこしている時間が長く、
「数字を正確に集計することが経理の仕事」
だと思っていました。
それ自体は間違ってはいません。
しかし、
- 営業担当
- 現場担当者
- 経営層
とのやり取りが増えるにつれて、物事の見え方が大きく変わっていきました。
例えば、利益率が悪化していた案件も現場に話を聞くと
「将来含めた大型案件の獲得のために戦略的に利益を削っていた」
という事実がわかったり。
逆に売上が伸びていても、
「無理な値引きで利益がほとんど残っていない」
ケースもありました。
こうした背景を理解することで、経営層にも説明できる視点が身についていきました。

それがきっかけで、単なる集計担当ではなく事業を理解している経理として見てもらえるようになったと感じています。
業務を効率化する工夫
私は残業月80時間時代、とにかく残業を減らしたくて改善を繰り返しました。
正直、毎日目の前の業務に追われ、月次や決算を処理するだけで精一杯。
これは経理あるあるですよね。
それでも「このままでは何も変わらない」と思ったので、少しでも時間を見つけては改善を進めました。
- 昼休みに改善案を考える
- 隙間時間や定時後にExcelで自動化を試す
- 月次や決算が終わった直後に業務フローを見直す
そんな地味な積み重ねです。
ただ、今振り返ると遠回りもたくさんしました。

「これで変わるはず」と思って始めた改善が、ほとんど効果がなかったこともあります。
それでも試行錯誤を続けた結果、残業時間を大きく減らせた改善策を紹介します。
経理業務の自動化
経理歴15年で強く感じるのは、「経理ほど自動化と相性の良い仕事はない」ということ。
経理の業務には、
- 毎月同じ作業
- 同じルールで処理する業務
- 大量データの集計
が多く存在します。
だからこそ、自動化の効果が大きく出ます。
経理の自動化については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理業務の自動化とは?即使えるツールと導入ステップを経理歴15年の経理マンが徹底解説
私自身も残業80時間時代に業務改善を繰り返し、定型業務の自動化によって大幅な工数削減を実現してきました。
例えば、
- Excelマクロ(VBA)によるデータ加工の自動化
- Power Queryによる月次資料作成の効率化
- AIを活用したマニュアル作成や自動仕訳作成
- RPAによるシステム入力やデータ転記の自動化
などです。
特にExcelマクロ(VBA)やPower Queryは、一度作れば毎月同じ処理を自動実行できるため、経理との相性が抜群。
Excelマクロ(VBA)を詳しく知りたい場合はこちらの記事を参考にしてみてください▼
Power Queryの活用法を紹介した記事もあるので合わせて参考にしてみてください▼
また、最近ではAIの活用も欠かせません。
Excel関数やRPAによる効率化など、これまで時間をかけていた作業が短時間で解決できるようになりました。
RPAについて詳しく知りたい場合はこちらの記事もご覧ください▼
経理として評価される人は、単純作業を単に頑張る人ではありません。
「人がやらなくていい仕事を仕組み化し、付加価値の高い業務に時間を使える人」です。
一生懸命残業していた頃より、業務を効率化して定時で帰れる環境を作った頃の方が評価は高くなりました。

経理で残業を減らしたいなら、まずは自動化できる業務がないか見直してみることを強くおすすめします。
AI活用を活用したい方はこちらを参考にしてください▼
経理はデュアルディスプレイ(2画面環境)が必須
あと、地味ですが本当に効果が大きかったのは、デュアルディスプレイ(2画面環境)の活用です。


経理は、デュアルディスプレイ(2画面環境)を導入するだけでも作業効率がかなり変わります。
実際、1画面で作業していたときは、
- Excelを開く
- システムを開く
- PDFを確認する
- メールを見る
をずっと画面切り替えしながら作業していました。
この「細かい切り替え」が、想像以上に時間と集中力を奪います。
特に経理は、
- 会計システムとExcelを見比べる
- 請求書を確認しながら入力する
- 複数資料を同時にチェックする
このような場面が非常に多い仕事です。
だからこそ、2画面環境との相性が抜群。
経理においては、画面の数は正義です。
実際にデュアルディスプレイを導入してからは、
- 作業スピード向上
- 確認ミス減少
- 集中力維持
がかなり改善されました。

正直、経理で1画面だけの環境はかなり非効率だと思っています。
また、メインディスプレイとサブディスプレイの役割を固定すると、作業効率が大きく変わります。

これは経理歴15年の中で効果を実感している小さな工夫の一つです。
私の場合、
- メイン画面は会計システムやExcelの入力用
- サブ画面は証憑やマニュアルの確認用
と決めています。
役割を固定すると、画面を切り替える回数が減り、思考も途切れにくくなります。
一つひとつは数秒の差かもしれません。
でも経理は同じ作業を何百回、何千回と繰り返す仕事です。
その数秒が積み重なると想像以上の差になります。

経理は派手なテクニックよりも、毎日の作業を少しでも楽にする工夫の方が効果が大きいです。
これは現場で長く働いてきたからこそ実感していることです。
高額なツールを入れる前に、まずは「作業環境」を整える。
これだけでも、毎日のストレスと残業時間はかなり変わるのでおすすめです。
デュアルディスプレイについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» デュアルディスプレイで作業スピード爆上げ!経理の生産性を47%上げる仕事術を徹底解説
同じ疑問や定例業務は必ずマニュアル化する
人は忘れます。
だからこそ、次回も発生する業務は必ず再現可能な形に落とし込むことが大切です。
経理歴15年の中で何度も見てきましたが、トラブルの原因は難しい会計論点ではありません。
むしろ、
- 担当者しかやり方が分からない業務
- 手作業による入力ミスや転記ミス
といった身近なところから問題が発生するケースの方が圧倒的に多いです。
また、「属人化」は、一見すると効率的に見えます。
その人がいる間はうまく回っているように見えるから。
実際、私自身も「説明するより自分でやった方が手っ取り早い」と考えていました。
しかし、その担当者が
- 長期休暇
- 休職
- 異動
- 退職
した瞬間に業務が止まるリスクを抱えています。

私自身、「自分しかできない仕事」を増やすのではなく、「誰でも再現できる仕組み」を作ることを意識しています。
特に、毎回口頭説明している業務は危険です。
実際、自分自身も「前任者しか分からない処理」に振り回された経験があります。
- ファイルは残っているのに、なぜその処理をしているのか誰も分からない
- 担当者はすでに退職していて確認もできない
その処理の金額的重要性が高く、結果として過去資料や伝票を何年分も遡って検証する必要がありました。
さらに、監査法人への説明や対応方針の調整も必要となり、通常業務と並行して約1か月もの工数を費やしたことがあります。
本来不要だったはずの時間が、属人化によって発生してしまった典型例です。
経理歴15年で感じるのは、優秀な人ほどマニュアルを作る。
自分のためはもちろん、未来のチームが困らないように仕組みとして残しています。
マニュアル化することで、
- 引継ぎがラクになる
- 教育コストが下がる
- 属人化が減る
だけではありません。
「あの人がいないと困る会社」ではなく、「誰が担当しても回る会社」に近づいていきます。

上司や経営層が評価するのは、こうした再現性の高い仕組みづくりです。
これは経験上確信していることですが、優秀な経理とは知識をたくさん持っている人ではありません。
知識を仕組みに変え、誰でも再現できる形で残せる人です。
完璧主義を捨てる
経理は、業務の性質上も真面目な人が多いです。
私自身、真面目にやろうとするあまり、細かい部分に時間を使いすぎていました。
残業月80時間だった頃は、
- フォントのズレが気になる
- 資料のレイアウトを何度も修正する
- 実際に上司に聞かれないことまで無駄に調べる
といったことに多くの時間を使っていました。
でも今振り返ると、その多くは「自己満足」だったと思います。

上司や経営陣が見ているのは、資料の余白が1ミリ揃っているかではありません。
「意思決定に必要な情報があるか」です。
実際、私が何時間もかけて作り込んだ資料より、必要な数字だけを素早くまとめた資料の方が評価されることは何度もありました。
当時はかなりショックでした。
頑張った時間と評価は比例すると思っていたからです。
痛感したのは、会社が評価するのは努力量ではなく成果だということでした。
「100点を目指して10時間かける」より、「95点を2時間で終わらせる」方が、価値がある場面は多くあります。
完璧を目指して残業するより、まずは目的を達成できているかを考える。

この考え方に変えてから、仕事の質が大きく変わりました。
もちろん、中には重箱の隅をつつくような細かい指摘をする上司もいます。
私自身、
- 誤字脱字や表現
- レイアウトの修正
に何時間も使った経験があります。
ただ、今までを振り返ると本当に重要なのはそこではありませんでした。
もちろん最低限の品質は必要です。
でも細かい修正に時間を使い過ぎるより、数字の分析や業務改善に時間を使った方が会社への貢献は大きいと感じています。

完璧を目指すより、「何が重要か」を見極めることの方が大切です。
他部署や上司との付き合い方
経理というと、一人でパソコンに向かう仕事をイメージする人も多いでしょう。
ですが、実際の現場では人間関係が仕事のしやすさを大きく左右します。
他部署を敵にしない
長年現場で働いてきた立場から言うと、経理は嫌われやすいです。
なぜなら、
- 証憑ください
- 締切守ってください
- ルール守ってください
と言う立場にある仕事だからです。
経理は正しい会計処理のために、周囲へ協力をお願いする立場。
だからこそ、普段の関係性が重要になります。

経理歴15年で感じるのは、同じ依頼でも「誰が言うか」で相手の反応は変わるということ。
実際、普段からコミュニケーションを取れている部署には、急ぎの依頼でも快く協力してもらえることが多くあります。
少し打算的に聞こえるかもしれませんが、普段から相手にとってプラスになる行動をしたり、ちょっとしたサポートをしたりすることは大切です。
もちろん見返りを求めるためではありません。
そうした積み重ねが信頼関係につながり、いざという時に協力を得やすくなります。
実際、決算対応などで急ぎの依頼が発生した際も、日頃から良好な関係を築けている相手の方が快く対応してくれることが多くありました。
決算は月末月初ではなく、普段のコミュニケーションから始まっているということです。
上司が欲しい情報を考える
評価される人は、上司から言われて動く人ではありません。
上司が何を知りたいかを先回りできる人です。
例えば、
- 売上が減った理由
- 利益率が下がった理由
- 予算との差異
こうした情報を整理して、前もって渡せる人は信頼されます。

プレイヤーとマネージャーの両方を経験して強く感じるのは、上司は数字そのものより「なぜそうなったのか」に興味があります。
若手の頃は、数字を正確にまとめることばかり意識していました。
でも実際に上司が知りたいのは、
- なぜこうなったのか?
- 今後どうなりそうか?
という数字の背景と、それによる今後の見通しや影響です。
だからこそ、数字を報告するだけでなく、自分なりの分析と考察を添えることも大切です。
当時意外だったのは、資料を作り込む力よりも、数字の意味を読み解いて補足説明する力の方が評価されたことでした。
正論だけでは人は動かない
新人時代、私はルール違反を見つけるとすぐに指摘していました。
- ルールなので守ってください
- 締切なので提出してください
でも現実は、正論を伝えれば伝えるほど相手との関係が悪くなることもありました。

長い経理経験上感じるのは、多くの人はルールを守りたくないのではなく、守れない理由を抱えているということです。
- 営業なら顧客対応に追われているかもしれない
- 現場なら人手不足で余裕がないかもしれない
まずは相手の状況を理解する。
その上で改善をお願いする。
この順番を意識するようになってから、協力を得られる場面が明らかに増えました。
正しいことを伝える力よりも、相手に気持ちよく動いてもらう力の方が実務では重要。
若手の頃には見えていなかった視点です。
年収やキャリアに悩んだ時の考え方
経理をやっていると必ずぶつかるのが、年収の壁です。
頑張っても上がらない年収がある
いくら頑張っても年収が上がらない。
これは現実です。
営業職のように、成果がそのままインセンティブや歩合に反映される仕事とは違います。

経理は評価と年収が連動しにくい職種です。
どれだけ成果を出しても、会社の給与テーブル以上には上がりません。
私自身、業務改善や効率化に取り組み、高い評価をもらっていた時期でも年収の伸びには限界がありました。
だからこそ、年収が上がらない原因をすべて努力不足で片付けないことが大切。
年収は個人の頑張りだけでなく、「どの会社で働くか」の影響が非常に大きいです。
年収は能力だけで決まらない
私は転職で年収が330万円上がりました。

転職翌日に能力が上がったわけではありません。
変わったのは会社です。
経理の年収は「どこの会社にいるか」で決まります。
この事実は知っておいた方がいいです。
経理の年収について大事なことを解説しているので、以下の記事をご覧ください▼
転職するべきか迷った時の判断基準

私自身、転職を何年も迷い続けました。
転職した方がいいかもしれない。
でも失敗するのも怖い。
そんな葛藤を何年も抱えていたからこそ、今悩んでいる経理の気持ちはよくわかります。
だからこそ、机上の空論ではなく、
- 実際に迷い
- 行動し
- 転職を経験
した立場からお伝えできることがあります。
まず今の会社でやれることを全力でやる
転職は、万能薬ではありません。
まずは、
- 業務改善
- スキルアップ
- 異動希望
- 上司との相談
など、今の環境でできることをやってみることが大切です。

私自身、転職する前にできることは一通りやりました。
- 残業を減らすための業務改善
- Excelや自動化ツールを勉強
- 評価を上げるために仕事の進め方を抜本的に見直し
その結果、実際に働きやすくなった部分も多くあります。
毎月の残業が減って以前ほど追い込まれなくなったり、ミスや手戻りも減り不安を感じることも少なくなりました。
このように、環境のせいだと思っていたことが自分の工夫で改善できるケースも少なくありません。
答えは行動した先に見えてくる
だからこそ、まずは自分で変えられることを一通り試してみることをおすすめします。
今までの経験上感じるのは、自分で変えられることをやり切ると、不思議と次に取るべき行動が見えてくることが結構多くあります。
今の環境が良くなることもありますし、「環境を変えるべきだ」という確信につながることもあります。

まずは、自分で変えられることから始めてみてください。
それでも変わらないなら環境を疑う
自分で変えられることを一色試しても、一向に改善しないものがありました。
それが、
- 年収
- 会社の評価制度
- 組織文化
といった個人では変えられない部分です。
ここで強くお伝えしたいのは、「努力で変えられること」と「環境を変えないと変わらないこと」を見極めることが大切だということ。
私は長い間、その線引きができませんでした。
- 年収が低い
- 評価されない
これはすべて自分の努力が足りないからだと思っていたのです。
勉強もしましたし、業務改善もしました。
残業80時間の中でも、「もっと頑張れば状況は良くなるはずだ」と本気で信じていました。

でも今振り返ると、変えられないものを変えようとしていたのです。
この点で衝撃だったのは、転職後です。
自分の能力が急に上がったわけでも、仕事内容が劇的に変わったわけでもありません。
それなのに年収は大きく上がり、働き方も改善しました。
会社が違うだけで、
- 評価基準
- 給与水準
- 働き方
は驚くほど違います。
だからこそ、必ず考えてみてください。
その悩みは、本当にあなたが原因ですか?
それとも、今の環境が原因ですか?
この問いに向き合うだけでも、キャリアの見え方は大きく変わります。
他社を知ってから判断する
私が後悔しているのは、もっと早く他の会社を知らなかったことです。
- 転職するかどうかは後で決めればいい
- 選択肢と市場価値は絶対に知ってた方がいい
他社を知ることで、今の会社の「良さ」も「悪さ」も見えてきます。

経理歴15年で痛感したのは、知らないことが一番のリスクだということです。
私は長い間、「今の会社が普通」だと思っていました。
でも実際に他社を見ると、同じ経理でも
- 年収
- 評価制度
- 働き方
がまったく違いました。
正直かなりショックだったのは、自分の会社の給与水準が想像以上に低かったことです。
転職するかどうかは別として、外の世界を知っておくことをおすすめします。
今の会社に残るという判断も、他社を知った上で選ぶのと、知らずに居続けるのとでは大きく違うからです。
転職して何が変わったのか

まず結論です。
転職によって、私のキャリアは大きく好転しました。
年収が上がっただけでなく、働き方や将来の選択肢も広がったと感じています。

しかも、仕事内容が劇的に変わったわけではありません。

変わったのは「会社」です。
年収330万円アップ
転職して最も大きくわかりやすい変化は、年収が330万円上がったことです。
転職後に、突然スキルが何倍にもなったわけではありません。
当時、とても感じたのは、
「同じ経理で仕事も大きく変わらないのに、会社によって評価も年収もここまで違うのか」
ということ。

若手時代は、年収は努力次第で決まると思っていました。
もちろん努力は大切です。
転職経験して痛感しているのは、年収は頑張りだけでなく「どの会社で働くか」が大きく影響するという現実でした。
この経験は、私のキャリア観を大きく変えることになります。
その理由は後ほど詳しく説明します。
残業80時間→0(決算月は10時間)
以前は、
- 毎月80時間以上の残業
- 決算月は深夜まで
- 繁忙期は休日出勤
が当たり前でした。
当時は、「経理だから仕方ない」と思っていました。
でも転職後は、通常月の残業時間ゼロ。
決算月でも10時間程度です。
残業の多さは個人の問題ではなく、環境によって左右されることが多い。
これは、私自身の経験から強く感じていることです。

同じ経理なのに、会社が違うだけでここまで変わります。
柔軟な働き方
以前の私は、「経理は残業して当たり前」だと思っていました。
転職して気付きましたが、同じ経理でも、
- フレックス制度でオフピーク出勤できる会社
- リモートワークできる会社
- 有給を気兼ねなくに取れる会社
は、普通に存在します。
特に衝撃だったのは、「長時間働く人」より、「効率よく働ける人」が評価される環境があったこと。

経理の働き方は、自分の努力以上に「会社」で大きく変わります。
フレックス制度で通勤ストレスが激減
想像以上に快適だったのは、フレックス制度の活用ができたこと。
オフピーク出勤ができ、通勤ラッシュのストレスがカットできました。
以前は、満員電車で出社するだけで、肉体的にも精神的にも疲れていました。
経理の決算繁忙期は、ただでさえ神経を使います。
毎日仕事が始まる前から、体力を削られていました。

混雑時間を避けて出勤できるだけで、仕事へのストレスは大きく減りました。
リモートワークを活用して時間を有効活用
以前は通勤に毎日3時間近く使っていました。
当時は当たり前だと思っていましたが、今振り返ると本当にもったいなかったです。
今はその時間を、
- 家族との時間
- 読書
- 自己投資
- 子供の習い事への付き添い
に使えています。
お金も大切ですが、時間は二度と戻ってこない貴重な資産です。

時間の使い方を変えたことで、人生の満足度は大きく変わりました。
有給休暇は毎年全て消化
以前は、有給を取るたびにどこか気を遣っていました。
- 自分が休むと周囲に迷惑がかかる
- 周りもあまり休んでおらず、休みづらい雰囲気がある
そんな空気感があったからです。
今は、業務の進め方を工夫しながら、年間の業務スケジュールも見通せるため、計画的に休みを組み込めます。
経理は、年間の流れを把握しやすい特徴があるため、効率的かつ効果的に休暇を取得できます。
結果として、年間20日以上の有給をしっかり消化。

これも制度というより、会社の文化と働き方の違いだと感じています。
その結果、人生の余裕が増えた
転職したことで年収は上がり、時間も増えました。
その上で一番大きかったのは、気持ちの変化です。
以前は、毎日をこなすだけで精一杯でした。

今は家族との時間を楽しみながら、将来のことも考えられるようになっています。
経理歴15年で強く感じるのは、人生を変えたのは年収アップそのものではありません。
時間と心の余裕を取り戻せたことでした。
これが転職して一番大きな変化です。
「年収か時間か」の思い込みは間違っていた
ここで一つだけ補足したいことがあります。
私は、
- ラクな会社に行けばいい
- ワークライフバランスが良い会社に行けばいい
と言いたいわけではありません。
そういう単純な話ではなくて、
- 年収を上げたいなら激務は仕方ない
- 残業を減らしたいなら年収は下がる
このように、「時間と年収はトレードオフ」だと思い込むことは間違いだということ。
実際には、
- 今より年収が高くて
- 今より働きやすい
こんな会社は普通に存在しています。
私が問題だったのは「頑張りが足りないこと」ではなく、「頑張る場所」を間違えていたことです。

働き方を変えたいなら、努力の量と同じく「どの環境で働くか」を見直すことが大切だと感じています。
なぜ年収が330万円アップできたのか

結論から言うと、特別なスキルが急に増えたからではありません。
簿記1級を取ったわけでもありませんし、会計士になったわけでもありません。
やったことはシンプルで、「同じ経理でも、給与水準が高い会社に移っただけ」です。

経理歴15年で強く感じるのは、年収差は能力差だけで決まらないということ。
むしろ大きいのは、
- 人員体制
- 業務の属人化度
- 上司の評価基準
- 経理に対する会社の期待値
- 会社の給与水準
このような「会社側の設計」です。
経理の年収は「会社の給与テーブル」で決まる
多くの会社の経理は、まだまだ年功序列の給与体系です。
年齢とともに給与は上がりますが、その上がり幅は給与テーブルの中で決まっています。
ここに明確な「上限」があるということです。
- どれだけ業務改善をしても
- 評価されても
基本的には同じ枠の中での調整に留まります。
私自身も、
- 残業削減
- 業務改善
で評価はされていましたが、年収が大きく跳ねることはありませんでした。
営業のように成果で報酬が跳ねる構造でもないため、経理は基本給ベースでの変動が中心です。

つまり、経理の年収は能力だけでなく「どの会社の給与テーブルにいるか」でほぼ決まります。
実際、大手企業の経理で年収1,000万円を超える人も多くいます。
それは個人の突出した能力というより、その会社の水準の影響が大きいケースがほとんど。
転職経験して肌で感じたのは、年収の差は「スキル差」というより「環境差」であることが多いという現実です。
私の場合、以前の会社では評価されていなかったというより、そもそも評価される土台(給与水準・テーブル)が相当低かった。
給料をかなり買い叩かれていた状況も重なり、結果として転職して年収は330万円上がりました。
その事実を知らないまま働き続けると、評価される環境に出会う機会を失っているかもしれません。
なぜ前職は残業80時間だったのか

結論から言うと、特別にブラックというより「そうならざるを得ない構造」でした。
当時の私はそれに気付いていませんでした。
主な原因は3つです。
- 人員不足に対して業務量が多い
- 業務が属人化していて、穴がそのまま自分に集中する構造
- 日々の処理で手一杯で、改善に時間を割けない環境

当時はそれを「自分の能力不足」と捉えていました。
残業が多いのは自分ではなく「環境」の問題だった
厄介なのが、長くいるとそれが「普通」になってしまうこと。
当時の私は、
- 経理なら残業して当たり前
- みんなこんなもの
と本気で思っていました。
転職経験して振り返ると、環境要因が大きかったと感じます。
実際、転職後は同じ経理業務でも、残業は80時間からほぼゼロまで変わりました。
長年経理に携わる中で確信したのは、残業時間は努力ではなく「構造」で決まる部分が大きい。

より良い環境に出会うことで、同じスキルでも働き方は改善できます。
なぜ辞めようとしなかったのか

年収も低く、残業も多い環境だったのに、「なぜあの環境で辞めようとしなかったのか」。
理由はシンプルで、当時の私はそれが「普通」だと思っていたからです。

今振り返っても、かなり視野が狭くなっていたと感じます。
- 残業が多いのはどこも同じ
- 評価されないのは自分の努力不足
- 給料が上がらないのも仕方ない
そう思い込んでいました。
辞めなかった理由は「満足」ではなく「比較不足」
加えて、「転職=リスクが大きいもの」という意識も強くありました。
ここには一つ大きな誤解があります。
「転職」そのものは確かにリスクがありますが、「転職活動」自体はノーリスク。
むしろ、かなりの確立でハイリターンになる可能性がある行動です。

実際に環境を変えるかどうかは別として、外の世界を知ること自体にはデメリットはありません。
それを知らないまま、「動かない理由」だけをただ積み上げている状態でした。
転職を経験して強く感じるのは、辞めなかった理由は当時の環境に「納得していたから」ではありません。
「比較対象を知らなかったから」です。
今振り返れば当然のことですが、当時は今の環境以外の選択肢が見えていませんでした。
転職活動で何をしたのか

正直に言うと、最初から前向きに動けていたわけではありません。
多くの方も同じだと思いますが、
- 本当に転職していいのか
- 今より悪くなったらどうしよう
という不安が大きかったです。

転職活動を始めた当初を振り返ると、かなり慎重な精神状態でした。
すべての始まりは「情報を集めること」
まずやったのは、いきなり転職しようとすることではなく「情報を集めること」でした。
具体的には、
- 転職サイトで求人を見る
- 経理職の年収レンジを確認する
- 他社の働き方を知る
といったレベルです。
この時点では応募すらしていません。
ただ、ここで一番大きかったのは、「今の会社だけがすべてではない」と知れたことです。

今思えば、この瞬間がすべての分岐点でした。
この気付きが、その後の行動を大きく変えることになります。
転職サイトと転職エージェントの違いを詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください▼
思い込みが崩れた瞬間
次にやったのが、実際に転職エージェントに登録してキャリアアドバイザーと話をすることです。
すべて無料で使い放題。
ここで初めて、
- 自分の価値(経歴やスキル)がどう見られているのか
- どんな可能性があるのか
を客観的に知りました。
当時の私は、「自分はそこまで評価されないだろう」と思い込んでいました。
しかし実際には、転職のプロである第三者から想像以上の選択肢がいくつも提示されました。
もちろん当時の会社の給与水準が、かなり低かったという背景もあります。
でもそれ以上に、同じ経理という仕事でも会社が違うだけで、
- 年収
- 働き方
- 職場環境
に大きな差があることでした。

そして何より、その環境は一部の特別な人だけのものではなく、自分にも転職によって手が届く可能性があると知ったことが大きかったです。
経理転職の成功を左右する転職エージェント選び
また、経理は会社によって働き方も年収も驚くほど違います。
だから経理転職では、「どの転職エージェントを使うか」がかなり重要。
特に、
- 経理業務をどれだけ理解しているか
- 企業の実態まで把握しているか
で、転職成功率もミスマッチ率も大きく変わります。
私自身も利用して、転職の成功には欠かせない存在だと感じています。
- 親身に伴走しながら年収アップをサポートする「JACリクルートメント」
- 経理に特化したサポートを受けられる「ヒュープロ」
などは、特に親身に自分のキャリアに向き合ってもらったので実際に登録して良かったです。
完全無料で使い放題なので、まずは情報収集や相談だけでもしてみる価値はあります。
その他の転職エージェントについても、特徴や使い分け、口コミを踏まえて経理におすすめできるサービスを厳選して紹介しています。
- 年収アップを実現したい
- 働き方を改善したい
そんな方向けに、経理転職で役立つエージェントや転職活動のノウハウを以下の記事でまとめています。

経理転職は「どのエージェントを使うか」で結果がかなり変わります!
本気で環境、年収を変えたい人には本当におすすめです。
![]() JACリクルートメント | ![]() リクルートエージェント | ![]() ヒュープロ | マイナビエージェント | |
| おすすめ使用法 | できるだけ年収アップを狙った質の高い求人をゲット | より自分に合った職場を広く探すため選択肢を増やす | 経理特化の専門性の高いアドバイザーを味方にする | 慣れない転職活動で丁寧なサポートを受ける |
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同じ経理でも、環境が変わると世界が変わる
ただ、正直に言うとこの時点ではまだ半信半疑だったのも事実です。
その後、複数の企業と面接を通して比較していく中で、ようやくはっきりと違いが見えてきました。
- 年収の違い
- 残業時間の違い
- 経理に対する考え方の違い
同じ「経理」という仕事でも、ここまで環境が違うのかと実感した瞬間です。
具体的には、会社ごとに「当たり前」とされている基準そのものが違っていました。
- 仕事の進め方
- 優先順位
- 残業に対する考え方
まで、同じ職種とは思えないほど差があります。
そのとき初めて、「会社ごとに色がある」という言葉の意味を肌で感じました。

転職活動での一番の収穫は、「今の環境の位置付け、ポジションがわかること」です。
転職活動を通して、強く感じています。
結果として私は転職を決断しましたが、今思うと最初の一歩は「知ること」でした。
会社ごとの「当たり前の違い」を転職活動でどう見抜くか
正直、最初は求人票を見ても違いはほとんどわかりませんでした。
転職活動を進める中で、違いは「書面上の条件」ではなく「会話に出る」と気付きました。
面接で差が出る一例を紹介すると、このようなところです。
- 残業を前提にしているか、コントロール対象としているか
- 業務を作業として捉えているか、改善対象として見ているか
- 経理の役割を処理部門と見るか、経営に関わる部門と見るか
同じ「経理」でも、会社によって前提がまったく違いました。
さらに雑談の中にも、その会社の文化ははっきり出ます。
残業の扱い方で会社の文化はわかる
例えば、「残業の話」をどう扱うかで文化が何となくわかります。
普通に残業の実態について質問すると、だいたいどの会社も
- 繁忙期はあります
- 波はあります
のように答えます。

ここで「なるほど」と、終わってしまわないでください。
深掘りすると違いが出ます。
- 「平均残業時間」を具体的な数字で出してくる会社
- 「なぜ残業が発生するのか」を説明できる会社
- 「改善の取り組み」を話せる会社
- そもそも「残業前提」で話が進む会社
この辺の違いは、かなりリアルに差が出ました。
特に印象的だったのは、残業を「コントロール対象」として見ている会社と、「前提条件」として扱っている会社がはっきりわかれたこと。
残業に限らず、
- 現場との距離感
- 経理がどこまで意思決定に関わるか
なども、面接や自然な会話のなかの雑談ほどリアルに違いがわかります。
経理歴15年・転職経験した今振り返って思うこと

経理歴15年、転職も経験して、ひとつだけはっきり言えることがあります。
経理人生は「会社選び」で大きく変わるということです。
もちろん、スキルアップや資格取得は大事。
でも実務の現場では、それ以上に「どこで働くか」の影響が大きいと感じています。
- どんな会社か
- どんな人と働くか
- どんな業務設計か

この違いだけで、働き方も年収も大きく変わります。
「今の環境が当たり前」は危険
私自身、他社の状況をもっと早く知ればよかったと今でも思っています。
今の会社しか知らない状態で働いていた頃は、「経理はどこも同じ」と本気で思っていました。
でもそれは、単に「比較対象を知らなかっただけ」でした。
実際に転職して変わったことはかなり大きくて、
- 残業80時間 → ほぼ0時間
- 年収+330万円
の変化がありました。
ただしこれは、誰にでも同じ結果になる話ではありません。
それでも一つだけ確かなのは、
「今の環境だけで経理の当たり前を決めるのは危険」ということです。

私自身も最初にやったのは、情報収集して「他社を知ること」でした。
転職エージェントに相談して市場を知ったことで、初めて「今の会社がすべてではない」と気付けました。
もし今、
- 残業が多い
- 年収に納得できない
- このままでいいのか不安がある
そんな気持ちが少しでもあるなら、いきなり転職を決断する必要はありません。
まずは外の市場を知るだけでも十分です。
実際、私自身も「知ること」からすべてが変わり始めました。
今の環境しか知らない状態では、比較も判断もできません。

だからこそ、最初の一歩は「辞めること」ではなく、「知ること」だと思っています。
まとめ|経理人生は「頑張り方」より「環境」で変わる

経理歴15年。
転職を経験して、今ならはっきり言えます。

経理は、努力だけでは変えられないものがあります。
- どれだけ頑張っても上がりにくい年収
- 改善したくても限界がある残業
- 個人では変えられない評価制度や組織文化
私自身、試行錯誤しながら業務改善も勉強もしてきました。
それで変わったことももちろんあるので、まずは今の環境で色々試してみること。
それでも変わらないものはあります。
私は環境を変えたことで、
- 残業月80時間 → ほぼ0時間
- 年収+330万円
という変化が起きました。
転職翌日に、急に能力が上がったわけではありません。
変わったのは、「働く会社」です。
だからこそ今、強く伝えたいのは、「今の会社だけで、経理の当たり前を決めないでほしい」。

転職するかどうかは、後から決めればいいです。
自分の市場価値や他社の環境を知ることは今すぐできます。
実際、私自身も「知ること」から人生が動き始めました。
もし今、
- 頑張っても報われない
- 年収が上がらない
- 残業が減らない
- このままでいいのか不安
そんな気持ちが少しでもあるなら、まずは一度、外の世界を見てみてください。
経理人生は、思っている以上に「会社選び」で変わります。



