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- みんなどんな理由で転職してる?
- 面接で転職理由を聞かれたらどう答えればいい?
- 転職理由の伝え方のコツは?
転職を考えている人は、このようなことに悩んでしまいますよね?
私も転職理由の伝え方によって、面接官の印象にどう影響するのかとても気になっていました。
実際に転職した経理マンたちは、どんな理由で転職活動を始めたのか知りたいという人はとても多いです。
この記事では、「経理マンが転職する主な理由」を紹介します。
さらに、転職活動で30社以上の面接を経験した経理歴15年の現役経理マンの私が、以下のポイントを解説します。
- 面接における転職理由を伝えるときの注意点
- 転職理由の原因ごとの伝え方
結論は、以下の通りです。
本来の「転職の目的」を忘れないこと
- うそはダメ(ミスマッチに繋がり本末転倒)
- ポジティブもネガティブも「正しく」転職理由を伝える
言うまでもなく、面接は転職を成功させるためにとても大事です。
そのためにも、知らないと損する「転職理由」の考え方をわかりやすく解説します。
他では読めない、転職を成功させるための秘訣をお話しします。面接で大事な転職理由の伝え方の参考にしてみてください。
転職で年収アップを実現できる!経理におすすめの転職エージェントと転職活動の全ノウハウは以下の記事で紹介しています。
経理マンが転職する3大理由
転職をしたいと考える人の転職理由(退職理由)は、人それぞれ違います。
それらを「ホンネ」ベースで大きく分けると、ざっくり3パターンに分けられます。
転職理由の3パターン
- 人間関係
- 給料・残業時間(待遇面)
- スキルアップ・キャリアチェンジ(仕事内容)
転職理由に心当たりのある方は多いのではないでしょうか。
どれも実際に働いていると、悩んだり葛藤したりすることが多い内容ですよね。
それぞれについて、具体的な転職理由の例も合わせて紹介します。
後半では、転職理由の効果的な伝え方も記載しているので参考にしてみてください。
辞めた方がいい会社については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 辞めた方がいい会社・職場の特徴|見切りをつけるべき理由
人間関係
転職理由でとても多いのが、「人間関係」によるものです。
- 上司・経営者の仕事の仕方が気に入らない
- 同僚や先輩と相性が悪く関係がうまくいかない
- 40代50代のお局がいて部内の雰囲気が悪くやりづらい
- その日の気分で部下を怒鳴りつけたりする上司がいて職場環境が悪い
人間関係は、社会人として働いていく中ではとても重要な要素です。
「上司の性格が悪い」、「同僚と仕事の仕方が合わない」など…
人間関係が良いのと悪いのとでは、ストレスの大きさが大きく変わってきます。
特に経理は基本的にはデスクワークなので、人間関係や労働環境がもろに影響します。
一度人間関係が崩れてしまうと、内勤なので丸一日中その上司や同僚と過ごさなければいけません。
人間関係が壊れた環境で働くのは、精神状態としてはなかなか過酷ですよね。
会社員なので、上司の異動や自分の異動で環境が改善して、その上司や同僚から離れられる可能性もあります。
実際にそれまで我慢して、人間関係が今よりよい状態になるまで待つ道を選ぶ人も多くいます。自然と我慢するマインドになってる人って多いです。
長い社会人人生で見たら、それも選択肢かもしれません。
しかし、それぞれの会社によって違いますが、経理職は誰でもできるわけではなく、適切なスキルがある人が着任しています。
経理は自分と人間関係が合わない上司や同僚が、頻繁に部署異動するような性質ではありません。
いつ異動があるのか、そもそも異動自体あるのかもわからない状態で、そのときまで我慢し続けることはなかなか耐えられないですよね?
その状態で我慢して今の会社に残ることはおすすめしません。ストレスを抱え、健康的な精神状態でもいられず、最悪の場合体を壊すケースもあります。
私は昔、パワハラ上司に当たり座席が隣だったのですが、上司がいる左側の耳が聞こえづらくなり突発性難聴になったことがあります。
実体験からも環境が変わるのを我慢し続けるより、転職をして今より自分に合った職場で働く方が将来的にも良いです。
人間関係による悩みから転職を考えるパターンは、私の周りでもほんとによく聞きます。「人間関係」は非常に多い転職理由あるあるですね。
転職活動の始め方については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職活動の流れと始め方
給料・残業時間(待遇面)
続いて転職理由のホンネで多いのが、「給料や残業時間、環境」の待遇面によるものです。
- 毎年の昇給が少なく、思い描いていた年収に届きそうもない
- 残業が多く、労働時間に不満がある
- 偉い人は全て親会社からの出向で、管理職への昇格が頭打ち
- 難易度の高い業務を担当しているけど、見合った評価が得られていない
このような悩みを抱えながら働いている人はとても多いです。
ここで断言しておきます。
経理の年収は「どこの会社にいるか」で決まります。
残念ながらこれが経理の現実です。
経理の年収の決まり方は、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理の平均年収・年収アップの方法・年収の決まり方
社会人あるある
20代のうちは給料はあまり気にせずがむしゃらに働いてきた。
30代を超えて給与や昇給がもともと自分の描いていたように進んでいないことに気付く。
役職やポジションにも限りがあり、地位と年収が頭打ちで先が見えてしまい将来に不安を抱える。
こんなケースがほんとによくあります。先程の人間関係の転職理由と違って、じわじわ湧いてくる感情で過去の自分を否定する気持ちにもなりやすいので、なかなか周りに共有しにくい面も特徴です。
さらに、役職を任されていたり責任ある業務を担当していると、職責に見合う評価・報酬が得られていないとモチベーションが下がることも大きな転職理由です。
営業職などは受注や成績が数値化できます。
しかし、経理は会社への貢献度を定量化しづらく、真っ当な評価を受けていないと考え込んでしまうケースも多くあるのです。
経理の業績評価のしにくさについては「【経理歴15年】経理あるある・悩みを紹介!対策・改善方法も徹底解説します!」で詳しく解説しています。
スキルアップ・キャリアチェンジ(仕事内容)
経理の仕事は専門性が高く、汎用性も高いのが特徴です。
経理の仕事と転職のしやすさについては、「経理は転職しやすい?30代の転職活動を経理歴13年の現役経理マンが徹底解説」で詳しく解説しています。
そのため、スキルアップやキャリアチェンジを求めて転職をするのも経理ならではの選択肢です。
- 同じような仕事ばかりの毎日で、今後のキャリアが不安
- 今の仕事内容に物足りなさを感じている
- 上場企業で大手の経理に携わりたい
- 経理経験から財務、経営企画へキャリアチェンジしたい
経理職の場合、会社の規模やステージなどによって携われる業務がある程度決まってきます。
会社規模による経理の仕事の違いについては「大手企業の経理に転職するには?経理歴13年の現役経理マンが経理の仕事内容の違いを徹底解説!」で詳しく解説しています。
今後のキャリアを見据えた転職
経理はジョブローテーションの機会がない場合は、基本的にはその会社で同じ業務をずっと担当することになりスキルアップが望めません。
また、特定業務の経験しかできないと転職を検討するときの自分の市場価値が上がりません。
自分のキャリアプランと向き合いスキルアップを求めて転職をすることは、経理としての大きな付加価値になります。
シンプルに同じ仕事のルーティンワークで飽きることも、転職理由としてよくあることです。
キャリアチェンジについては、「【失敗しない!】30代経理担当者のキャリアチェンジを徹底解説!経理からの選択肢は?」で詳しく解説しています。
転職理由を会社へ伝えるときのコツ・注意点
面接官が、転職理由を聞く意図としては大きく2点。
面接官が知りたいこと
- うちに入社してもまたすぐに辞めてしまうのではないか
- うちで活躍して貢献してくれるか
ということを確認したいと考えています。その観点で考えたときに効果的な方法が、ポジティブな言葉で伝えることです。
前向きさはいい印象を与えられ、仕事に取り組む姿勢として高く評価されやすいです。
転職活動の面接については、「【経理の転職】究極の面接対策、自己PRについて徹底解説」で詳しく解説しています。
安心して下さい。転職理由の全てがポジティブな言葉である必要はありません。ネガティブな理由のなかにも「ポジティブ・意欲」を交えることが大切です。
意外と表で語られない話ですが、逆に全てがポジティブ過ぎると、何か隠しているのではないかと面接官は違和感を覚える可能性も大いにあり危険です。
「本音と建前をうまく使い分けて、自分の希望を伝える」ことを意識することをおすすめします。
初めての転職活動で気を付けることについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 初めての転職活動でやるべきことや気を付けること
本来の転職の目的を忘れないこと
転職の目的は、より自由で充実させた人生へ向けて、もっと自分に合った企業で働くことです。
転職したい理由の本心がネガティブな理由によるものなのに、ポジティブな理由のみを伝えて本心を全く伝えないのは問題です。
そのまま本心を伝えないまま入社してもミスマッチになってしまい、本来の転職の目的から見ても本末転倒。転職先で同じ不満を持たないためには、「正しく」転職理由を伝えることが大事です。
そうすることで、仮に入社しても同じ転職理由が起き得る企業からは採用通知はもらえません。
自分に合った企業へ転職するためには、「正しく」転職理由を伝えることが結果的には効率的な道なのです。
うそはダメです。きっとどこかにしわ寄せができたり、面接での質問に対する回答の辻褄が合わなくなってしまうこともあります。
面接の質問については、「【経理の転職】面接で聞かれる質問とは?究極の志望動機を教えます」で詳しく解説しています。
面接で矛盾を生じさせ、説得力を失ってしまうので、うそをつくことはリスクが大きいです。
本来の転職の目的を忘れないこと
- うそはダメ(ミスマッチに繋がり本末転倒)
- ポジティブもネガティブも「正しく」転職理由を伝える
だからと言って、正直に不満ばかりを伝えても面接官の印象を悪くしてしまいます。
一方的な理由をそのままストレートに伝えてしまうと、自分勝手な性格で、また同じようなことで辞めてしまうのではないかとマイナスな印象を与えてしまうので注意が必要です。
その場合は、自分を俯瞰的に考えて、説明を上手に補足してください。
具体的な転職理由の伝え方は、これから紹介していきます。
転職を成功させるために必要なことについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職を成功させるために必要なこと|準備やコツ
原因別の転職理由の伝え方
それぞれの原因別の面接での転職理由の伝え方を例文も併せて解説します。
転職理由を伝える際は、「なんで今の会社でできなく、応募先の会社ではできるのか」を一歩先回りして掘り下げて伝えることが大事です。
面接官が聞きたいのはそこなので、なぜ応募先の企業では叶うのかをできるだけ根拠を示して話せればより有効です。
これから紹介するのはあくまで伝え方の例なので、応募先の特性などに応じてより掘り下げて説明できると効果的です。
面接当日の流れについては、「【面接対策】当日の流れは?失敗しない面接前までの準備とコツとは|ポイントを徹底解説」で詳しく解説しています。
ケース:同僚との人間関係がうまくいかなかったことが原因の転職理由
人間関係による転職理由は、直接的な表現を避けながら前向きな考えを持っていることをアピールしてください。
具体的な転職理由の伝え方の例は以下の通り。
現職では、メンバーそれぞれが自分の力で仕事を進めていくようなやり方が当たり前でした。
私は、会社としての仕事をもっと全体で捉えて、自分の業務に至る前のプロセスや後続の手続きを意識しながら、チームとして一丸となって仕事を進めていくことが大事だと考えており、そのような環境で働きたいと考えております。
ケース:無駄な残業が多いことが原因の転職理由
あくまで、現職の残業が例外的に多いだけで、一般的なレベルの残業は問題なく対応できるような伝え方をしてください。
「残業は一切したくない」というように伝えてしまうと「うちにも残業はあるのに」とマイナスの印象を与えかねません。
具体的な転職理由の伝え方の例は以下の通り。
現職は、残業するのが当たり前という考えで、上司より先には帰りにくい雰囲気でした。
もちろん、決算期など繁忙期に残業があるのは当然と考えておりますが、もっと効率的に仕事を進められるのではないかと日々考えていました。
メリハリを持って業務に取り組むことで、より高い成果を挙げたいという思いが強くなり、平常時に業務効率化を図ったりすることでできるだけ経理部全体で残業しないよう工夫して仕事ができるような環境で働きたいと考えております。
ケース:評価制度への不満が原因の転職理由
自分への評価が納得できないことを直接伝えてしまうと、自分勝手な印象を与えかねません。それが本心でも、伝え方には気を付けるようにしてください。
具体的な転職理由の伝え方の例は以下の通り。
現職ではバックオフィスに対する業績評価制度が浸透していませんでした。
経理の仕事は正確性が求められることは当然です。
私は、そんな中でミスが起きない仕組みをシステム化したり、業務効率化を図ることで月次業務の締め日の前倒しができるような、新たな価値の提供に取り組めます。
そのような実績を評価してもらえる環境で働きたいと考えております。
ケース:スキルアップが難しい会社だったことが原因の転職理由
キャリアアップをしたいことは、前向きで印象もいい転職理由です。
ただし、キャリアアップしたいという理由だけではなく、「キャリアアップして何を目指したいのか」というところまで具体的に伝えることが大切です。
具体的な転職理由の伝え方の例は以下の通り。
現職では、業務が細分化されておりそれぞれが個々の業務を担当して連携もなく、経理全体として仕事を見ることができませんでした。
個々の業務をしっかり理解することは大事だと感じていますが、同時に決算業務を一通り経験することで業務全体を把握することも重要と考えております。
会社全体の経理業務を全うできる力を培うことができるようなフィールドで働き、ゆくゆくは経営の参謀を担う人材になりたいと考えております。
まとめ:本来の転職の目的を忘れないこと!
転職の成功に大きく影響するのが面接です。その面接で必ず聞かれるのが「転職理由」です。
転職活動で30社以上の面接を経験した経理歴15年の現役経理マンの私が考える転職理由の伝え方のコツは、
本来の転職の目的を忘れないこと
- うそはダメ(ミスマッチに繋がり本末転倒)
- ポジティブもネガティブも「正しく」転職理由を伝える
この記事で説明した転職理由の伝え方を参考にして、面接の準備をしてみてください。
転職はリスクを伴いますが、転職活動はノーリスクでハイリターンです。今より良い会社が見つからなければ、転職しなければいいだけです。
さらに経理はスキルの汎用性が高く転職しやすいことが強みです。
転職を少しでも迷ったことがある人は、まずは転職活動をしてみることをおすすめします。
転職活動の究極の考え方は、「【転職に迷う30代経理担当者必見】後悔しない転職活動・究極の考え方を徹底解説!」で詳しく解説しています。
それだけでより自由で豊かな人生に近づけることができます。
日本には約400万社くらいの企業があり、経理はどの会社にもあるため、今よりもっと自分に合った職場を探すことに価値があるとは思いませんか?
転職活動で失敗する人の勘違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職活動で失敗する人の勘違いと偏見|転職に踏み切れない理由
私自身も実際に転職するかはさておき転職活動をしてみたことで、より自分に合った働き方ができる会社へ転職し、年収アップと働き方を大きく改善できました。
こんなに変わりました
年収が330万円アップ - 残業が月最大100時間超→毎日定時退社
- フレックス制度でオフピーク出勤ができ通勤ラッシュのストレスがカット
- テレワークを活用して時間を有効活用でき、家族とのプライベート時間も充実
- 有給休暇は毎年全て消化
- 上司や同僚はお互いを尊重する文化があり、上司からのストレスもなく生産性が高い
- 部内が明るく何でも相談し合える雰囲気で風通しが良い
- 多様な価値観を知れ人脈と視野が広がり、仕事の評価・年収・スキルアップにつながる
転職活動の体験談は以下の記事で詳しく解説しています。
≫【体験談】経理歴15年の現役経理マンが今までの転職活動の全ノウハウを公開します
あくまで一例ですが、私の経験をもとに皆さんもぜひ転職活動にチャレンジしてみるといいですよ。
皆さんの転職活動を応援しています!
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