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- 経理の転職しやすい時期っていつ?
- どのタイミングで転職すべき?
- 転職を成功させるポイントは?
転職を考えたことのある人は、こんな疑問をもってはいませんか?
結論から言うと、経理の転職しやすい時期は、「6月~11月」です。
私も転職活動を「いつから始めればベスト」なのかが、よくわかりませんでした。
そして、それをいいことに転職活動から逃げていました。
転職のベストな時期・タイミングは大きく2つの見方に分けて考えることができます。
- 「転職希望者側」のベストな時期
- 「転職市場・企業側」のベストな時期
この記事では、転職経験豊富な経理歴15年の現役経理マンが、転職にベストな時期をお教えします。
実際に転職活動を通して多くの学びを得てきたからこそお伝えできる、
- 転職時期
- 転職活動のタイミング
- 内定~退職までのスケジュール
最後には、転職を成功させるポイントについても合わせて解説していきます。
他では読めないノウハウが読めます。
知らないと損する転職活動の極意をお教えするので、ぜひ参考にしてみてください
転職で年収アップを実現できる!経理におすすめの転職エージェントと転職活動の全ノウハウは以下の記事で紹介しています。
【年収アップを実現できる!】経理に特におすすめする転職エージェント4社の併用が効果的です。転職のプロに無料で相談できるので、ぜひ登録してください!(Web or 電話面談で専門家に無料相談できます)
- できるだけ年収アップを狙える「JACリクルートメント」
- 丁寧なサポートをしてくれる安心感「マイナビエージェント」
- 求人の選択肢を最大限増やせる「リクルートエージェント」
- 経理に特化したサポートを受けられる「MS-Japan」
転職するタイミングはいつが最適?
転職のタイミングについては、大きく2つの切り口があります。
- 「転職希望者側」のベストな時期
- 「転職市場・企業側」のベストな時期
もう少し具体的に言い換えていうと、
- 「転職希望者側」のベストな時期
- ・ 転職を希望している人自身の年齢に適した時期
- ・ 本人が転職したいと思ったことがキッカケの場合
- 「転職市場・企業側」のベストな時期
- ・ 一般的な転職市場として、1年の中で転職に最適な時期
転職するタイミングはいつがいいのかを知りたい人は、この2つを分けて理解してください。
それぞれの転職タイミングを詳しく解説します。
「転職希望者側」のベストな時期
まずは、「転職希望者側のベストな時期」を説明します。「転職希望者側のベストな時期」とは具体的にいうと、次の2点が考えられます。
- 年齢によるタイミング
- 転職したいと思ったタイミング
「企業の都合」や「転職市場」の自分でどうにもできないものは一度置いておいてください。
シンプルに自分主体に考えたときの「転職時期」について考えてみます。
年齢によるタイミング
企業の採用する側の立場で考えてみるとわかりやすいですが、転職希望者の年齢はやはり大事です。
求人を募集するのは、
- 欠員が出てしまった
- 事業拡大などで人手不足の解消
などによるケースが多いです。
それらを目的に考えると、
- どのようなスキルを必要としているか
- どんな役割を求めているのか
その要件には、ざっくりした「年齢」もぼんやり決められてることが多いからです。
転職したいと思ったタイミング
また、結局のところ転職は「本人の気持ち」がすべてです。
「これを言ったら元も子もない」となってしまうかもしれません。
ですが、転職したいと思ったら、それが転職の最適なタイミングです。
「年齢」や「転職しやすい時期」なんかにこだわり過ぎなくて大丈夫です。
「転職に最適な時期がいつ」という期間があったとしても、
- 現職に不満がある
- 他の世界を見てみたい
- 転職したい
と思った気持ちを優先して、どんな時期でも転職活動を進めることは問題ありません。
私の経験上、ただ「転職しやすい時期」をうかがって何も行動できないよりも、どんな時期でも転職活動してみた方がいい結果になる可能性は高いからです。
「年齢によるタイミング」と「転職したいと思うタイミング」についてはこれから詳しく説明していくので、ぜひ参考にしてみてください。
転職活動の始め方については、「【徹底解説】経理転職を成功させる転職活動の流れと始め方をイチから教えます」で詳しく解説しています。
「転職市場・企業側」のベストな時期
一方で、「転職市場・企業側」のベストな時期という視点でも、最適な転職時期があります。
一般的な転職市場として、1年の中で転職に最適な時期は中途採用の求人が増える「1~3月」がいいとされています。
これは3月決算の企業が多く、
- 組織改編
- 人事異動
などが多い、4月以降の新年度に備えた人員補強が行われる時期だからです。
ですが、当然それぞれの業界や職種によって仕事の中身も異なります。
年間通してのベストな転職時期は変わってくるのが現実。
経理の転職しやすい時期は、「6月~11月」です。
「1年を通してベストな転職タイミング・時期」についてもこれから詳しく説明していくので、ぜひ参考にしてみてください。
「転職希望者側」のベストな時期と、「転職市場・企業側」のベストな時期の詳細をさらに以下の3つに分けて解説していきます。
- 年齢による転職タイミング
- 転職したいと思ったときの転職タイミング
- 1年を通してベストな転職タイミング・時期
年齢による転職タイミング
年齢別の特徴を整理して、それぞれの転職について詳しく解説していきます。
ただし、あくまで年齢の”特徴”です。
年齢のレンジも大きく、境界も「29歳から30歳になった瞬間」にいきなりすべての条件が変わるものではありませんよね。
年齢の特徴にあまりこだわり過ぎないようにしてください。
この年齢だったらだいたいこれくらいの経験をしてこんなスキルがあるだろう、という一般的な想定です。
社会人経験は人それぞれなので、必ずしもここで上げる特徴と転職タイミングがすべてではありません。
転職活動は思い込みにとらわれることがリスクです。
先入観のない視点で、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
転職を成功させるために必要なことについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職を成功させるために必要なこと|準備やコツ
①新卒入社後3年未満での転職
一般的には、新卒入社後3年未満の20代前半であれば、第二新卒という扱いになります。
第二新卒の強みは、特定の業種や職種の経験がなくても、採用される求人が多くあることです。
「学生時代に周りがしてるから就職活動してなんなく今の会社に入社したけど、今の業種・職種が自分には合わない」
のように感じていてキャリアチェンジを求める場合は、すわりのよいタイミングです。
経理からのキャリアチェンジについては、「【失敗しない!】30代経理担当者のキャリアチェンジを徹底解説!経理からの選択肢は?」で詳しく解説しています。
ただし私の経験上、3年未満の転職は採用する側にあまり良い印象として捉えられません。
本人の忍耐力や人間性を少し疑問視されてしまうケースがあるからです。
専門的なスキルが必要な職種であれば、特にそれが顕著です。
スキル習得までに時間がかかる経理のような仕事では、入社後3年未満の転職はあまりおすすめしません。
なぜなら、経験年数が大きく評価されるような求人もあるので、今の会社に留まって経験やスキルを得るほうがよいことも多くあるからです。
ですが、転職理由にもよります。
明らかに「自分の軸に反する現状」だったり、「現職に譲れない不満」がある場合、
- 自分が目指す「明確なキャリアプラン」
- 転職で現状を変える「強い意思」
を持っているのであれば、私は無理に今の会社に留まっておく必要はないとお伝えします。
さらに、
- 職場がブラック企業
- 仕事によって心や体を壊している
ような場合は、無理に3年留まることは不要です。
辞めた方がいい会社の特徴については、「辞めた方がいい会社・職場の特徴とは?見切りをつけるべき理由を専門家が教えます」で詳しく解説しています。
②20代後半での転職
社会人経験を5年~8年程度積むと、任される仕事も増えてきて会社のこともわかってくる時期です。
同時に自分の将来やキャリアについても、具体的にあれこれ考える時期でもあります。
- 毎年の昇給が少なく、思い描いていた年収に届きそうもない
- 残業が多く、労働時間に不満がる
- 偉い人は全て親会社からの出向で、管理職への昇格が頭打ち
- 難易度の高い業務を担当しているけど、見合った評価が得られず待遇面などに不満がある
社会人として脂がのってきて働き盛りのこの時期に、このような悩みを抱えて転職を意識するケースは本当に多いです。
会社のことがわかってくると自然と視野が広がり、良くも悪くも周りのことが見えてきます。
このまま今の職場で定年まで働くイメージができなくなり、転職を決断する人がとても多い時期です。
私も転職を最初に決断したのは、20代後半のこの時期でした。
当時の私を振り返ると、何かを変えたくて一歩を踏み出したことでいろんなことが動き出したことを鮮明に覚えています。
実際に転職するかはさておき転職エージェントへ登録し転職活動をしてみたことで、より自分に合った働き方ができる会社へ転職し、年収アップと働き方を大きく改善できました。
こんなに変わりました
- 年収が330万円アップ
- 残業が月最大100時間超 → 毎日定時退社
- フレックス制度でオフピーク出勤ができ通勤ラッシュのストレスがカット
- テレワークを活用して時間を有効活用でき、家族とのプライベート時間も充実
- 有給休暇は毎年全て消化
- 上司や同僚はお互いを尊重する文化があり、上司からのストレスもなく生産性が高い
- 部内が明るく何でも相談し合える雰囲気で風通しが良い
- 多様な価値観を知れ人脈と視野が広がり、仕事の評価・年収・スキルアップにつながる
ぜひ転職活動にチャレンジしてみてください。それだけでより自由で豊かな人生に近づけることができます。
日本には約400万社くらいの企業があり、経理はどの会社にもあるため、今よりもっと自分に合った職場を探すことに価値があるとは思いませんか?
私の経験をもとに、みなさんも効率的に転職エージェントを活用してみるといいですよ。
転職経験者の私が声を大にして言いたいことは、「転職」自体はリスクを伴いますが、「転職活動」はノーリスクでハイリターンすぎる行動です。
今より良い会社が見つからなければ転職しなければいいだけです。
実際に利用してみた結果、経理の転職の成功に必要なおすすめ転職エージェントは次の4社を併用する方法です。
JACリクルートメント | マイナビエージェント | リクルートエージェント | MS-Japan | |
おすすめ使用法 | できるだけ年収アップを狙った質の高い求人をゲット | 慣れない転職活動で丁寧なサポートを受ける | より自分に合った職場を広く探すため選択肢を増やす | 経理特化の専門性の高いアドバイザーを味方にする |
特徴 | 特化型 | 総合型 | 総合型 | 特化型 |
経理系求人数 | 約1,000件 | 約2,000件 | 約8,000件 | 約2,000件 |
ポイント | 高年収が狙えるハイクラス領域で最大手 | 担当者のサポートが丁寧で安心 | 業界最大手で全業界の経理を扱い求人数No.1 | 管理部門特化型エージェント業界最大級の求人数 |
対象年代 | 30代~50代 | 20代~30代 | 20代~50代 | 20代~50代 |
費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
対象エリア | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 |
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利用は無料です。
転職エージェントごとの求人数や担当者から出てくる企業にも偏りがあったり、キャリアアドバイザーとの相性もあります。
この4社を併用することで失敗のない求人数の網羅性があり、受けられるサポートも一番効率的でバランスが整っています。
転職エージェントには大手企業が経営する総合型と、
- 20代向け、30代向け、40代向け
- 経理向け
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などの、特化型と言われる転職エージェントがあります。
自分の状況にあったものを併用して利用することが、転職の成功のためにより望ましいやり方です。
まずは一度、転職のプロであるキャリアアドバイザーと話をしてみてください。自分のキャリアプランの相談、求人紹介などで自分の市場価値の確認が無料でできるので、ノーリスクでハイリターンです。
私が転職活動の経験を通して切実に感じていることは、
- リスクのないことに怖がっているのはホントにもったいないです
- 少しでも迷っているならまず行動してみてください
【年収アップを実現できる!】経理に特におすすめする転職エージェント4社の併用が効果的です。転職のプロに無料で相談できるので、ぜひ登録してください!(Web or 電話面談で専門家に無料相談できます)
- できるだけ年収アップを狙える「JACリクルートメント」
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- 求人の選択肢を最大限増やせる「リクルートエージェント」
- 経理に特化したサポートを受けられる「MS-Japan」
20代後半は、経理経験をしっかり積み、日常業務はもちろん一連の決算業務についても理解している人材と評価される時期です。
転職活動では、今まで経験した業務をしっかり整理してアピールしてください。
今まで経験してきた業務の中で、特に実績を残した仕事・取り組みについてはがっつり売り込んでください。
その結果どのようなことを学び、どう成長につながったのかも合わせて説明できるととても効果的なのでおすすめします。
とはいえまだ20代なので、ポテンシャル採用も見込めます。
入社してから業務経験を積んで、大きく成長していくことを期待された採用です。
ある程度のスキルの土台があれば、入社後に実務をキャッチアップしていくことで、大きく成長していくことができる年齢です。
- 今の業種・職種が自分には合わない
- 新しいことにチャレンジしたい
と考えてキャリアチェンジを目指していくこともできます。
転職するしないはさておき、一度立ち止まって自分としっかり向き合い、キャリアプランについて考えてみるいい時期です。
転職エージェントの利用で気を付けたいことについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職エージェントを利用する前に気を付けたい重要なこと
③30代(前半、後半)での転職
30代前半であれば、経理全般を経験して全ての経理業務について一通り任せられる存在と評価されます。
20代の転職ではポテンシャルへの期待に特化した採用も多くありますが、30代になると
- どのような職務を経験してきたか
- そんなスキルがあるのか
を強く問われてきます。
企業側は即戦力として採用することを想定しています。
今までどのような業務をやってきて、それを活かして応募先企業でどう活躍できるのかをアピールすることが大事です。
一方で、30代前半が未経験で転職できる最後のラインとも言われます。
まだまだ若さを考慮したアピールができる年齢でもあるので、もし新しいことにチャレンジしたいという思いがあればキャリアチェンジも可能。
年齢は、上がれば上がる程求められるスキルも比例して上がっていきます。
どの年齢にも言えることですが、転職を少しでも迷っている人はできるだけ早く転職活動をしてください。
企業は、転職希望者の年齢が高ければ、それなりに高い年収を提示する必要があります。
おのずと、本人にその年収に見合うスキルがあるかという目線での評価になり、ハードルが上がっていきます。
これが早く転職活動した方がいい理由の一つです。
また、30代後半であればマネージメントスキルがあると有利です。
企業によりますが、30代後半は管理職になる人も出てくる年齢。
遅かれ早かれ入社後には管理職になることが期待されているケースが多いです。
現職で部下のマネージメント経験があればしっかりアピールしてください。
さらに、管理職ではないけれどリーダー的なポジションで後輩等を育成した経験があれば、それも活かせます。
担当者として自分だけの業務に注力する仕事の進め方と、他人を管理・指導するスキルは性質が大きく違うので転職活動でも有利に働きます。
④40歳以上での転職
40歳以上の場合は、基本的には管理職としての転職が多くなります。
必然的に求人の数が少なくなるのが現実です。
皆さんの職場を想像してみてください。
実務を処理する担当者の人数に比べて、管理職の人数の方が圧倒的に少ないですよね?
30代までのように未経験での採用やバリバリのプレイヤーとしての採用より、専門知識やマネージメントスキルを求めた求人が多くを占めます。
企業は、今まで前職で培ってきたすべての経験を自分の会社で発揮して貢献してもらいたいと思っています。
- 今までプレイヤーとして経験を積んできた知識
- 部下のマネージメント経験
- 全体を俯瞰して冷静に判断できる視点
40歳以上の転職ではこういった人材が求められます。
転職したいと思ったときの転職タイミング
転職理由(退職理由)は人それぞれです。
それらを「ホンネ」ベースで大きく分けると3パターンに分かれます。
転職理由の3パターン
- 人間関係
- 給料・残業時間(待遇面)
- スキルアップ・キャリアチェンジ(仕事内容)
転職希望者側のベストな転職時期としては、現状に不満があったり新たなチャレンジをしたいなど「自分が転職して環境を変えたい」と思ったときが転職すべきタイミングです。
どの転職理由においても、自分の転職理由が明確になったらそれが転職活動を始めるべきサインです。
いろんな転職時期の捉え方ありますが、私はどんな転職時期のポイントよりも一番大事にすべきは「自分が転職したいと思ったとき」だと痛感しています。
転職成功者の多くは、自分が転職したいって思ったタイミングで転職活動始めてる。
その気持ちが他のどんなことよりも強いエネルギーになって、転職を成功させる原動力になってるのを目の当たりにしています。
経理を辞めたいと思ってキャリアチェンジを検討している人は、この記事も参考にしてみてください。
» 【経理を辞めたい】理由と対処法5選|経理歴13年の現役経理マンが教えます
それでは転職理由の3パターンそれぞれについて、具体的な転職理由の例も合わせて紹介します。
働きながらの転職活動については、「【経理歴13年】現職で経理担当として働きながら転職活動する方法を教えます」で詳しく解説しています。
①人間関係
転職理由でとても多く上げられるのが、人間関係によるものです。
- 上司・経営者の仕事の仕方が気に入らない
- 同僚や先輩と相性が悪く関係がうまくいかない
- 40代50代のお局がいて部内の雰囲気が悪くやりづらい
人間関係は、社会人として働いていく中ではとても重要な要素です。
「上司の性格が悪い」、「同僚と仕事の仕方が合わない」など…
人間関係が良いのと悪いのとでは、ストレスの大きさがとても変わってきます。
特に経理は基本的にはデスクワークなので、人間関係や労働環境がもろに影響します。
一度人間関係が崩れてしまうと内勤なので、丸一日中その上司や同僚と過ごさなければいけません。
精神状態としてはなかなか過酷ですよね。
このように人間関係で悩んで転職を迷っている人の話は、ほんとに私の周りでもよく聞きます。転職理由あるあるですね。
②給料・残業時間(待遇面)
続いて転職理由のホンネで多いのが、給料や残業時間、環境の待遇面によるものです。
- 毎年の昇給が少なく、思い描いていた年収に届きそうもない
- 残業が多く、労働時間に不満がる
- 偉い人は全て親会社からの出向で、管理職への昇格が頭打ち
- 難易度の高い業務を担当しているけど、見合った評価が得られず待遇面などに不満がある
経理の年収は「どこの会社にいるか」で決まります。
残念ながらこれが経理の現実です。
経理の年収の決まり方は、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理の平均年収・年収アップの方法・年収の決まり方
社会人あるある
20代のうちは給料はあまり気にせずがむしゃらに働いてきた
30代を超えて給与や昇給がもともと自分の描いていたように進んでいないことに気付いた
役職やポジションにも限りがあり、地位と年収が頭打ちで先が見えてしまい将来性に不安がある
のようなケースはよくあります。
先ほどの人間関係の理由と違って、なかなか周りに共有しにくい面も特徴です。
さらに、役職を任されていたり責任ある業務を担当していると、職責に見合う評価・報酬が得られていないとモチベーションが下がることも大きな転職理由です。
営業職などは受注や成績が数値化できますが、経理は会社への貢献度を定量化しづらく、真っ当な評価を受けていないと考えるケースも多くあります。
経理の業績評価のしにくさについては「【経理歴13年】経理あるある・悩みを紹介!対策・改善方法も徹底解説します!」で詳しく解説しています。
③スキルアップ・キャリアチェンジ(仕事内容)
経理の仕事は専門性が高く汎用性も高いのが特徴です。
経理の仕事と転職のしやすさについては、「経理は転職しやすい?30代の転職活動を経理歴13年の現役経理マンが徹底解説」で詳しく解説しています。
そのため、スキルアップやキャリアチェンジを求めて転職をするのも経理ならではの選択肢です。
- 同じような仕事ばかりの毎日で、今後のキャリアが不安
- 今の仕事内容に物足りなさを感じている
- 上場企業で大手の経理に携わりたい
- 経理経験から財務、経営企画へキャリアチェンジしたい
経理職の場合、会社の規模やステージなどによって携われる業務がある程度決まってきます。
会社規模による経理の仕事の違いについては「大手企業の経理に転職するには?経理歴13年の現役経理マンが経理の仕事内容の違いを徹底解説!」で詳しく解説しています。
チェックポイント
経理はジョブローテーションの機会がない場合は、スキルアップが望めません。
特定業務の経験しかできないと転職を検討するときの自分の市場価値が上がらないのです。
自分のキャリアプランと向き合いスキルアップを求めて転職をすることは、将来の経理としての大きな付加価値になります。
あとは、シンプルに同じ仕事のルーティンワークで飽きることも転職理由としてよくあることです。
キャリアチェンジについては、「【失敗しない!】30代経理担当者のキャリアチェンジを徹底解説!経理からの選択肢は?」で詳しく解説しています。
1年を通してベストな転職タイミング・時期
日本では3月決算の企業が多いので、組織を大きく改編することが多い4月のタイミングに合わせて、「1~3月」が中途採用の求人が増えます。
単純に求人数が多いこのタイミングが良い企業に出会える可能性が高いため、転職時期としてはベストです。
しかし、経理の転職を考えると4月は年度末決算の繁忙期。
一番忙しい時期に中途採用で即戦力を求めた採用になるので、入社当日からバタバタした日々に追われることが想定されます。
おすすめの転職時期の狙い目は、6月~11月の時期です。
おすすめの転職時期は6月~11月
私がおすすめする転職時期は、6月~11月です。
この時期は年度末決算も終わり、株主総会や税務申告もある程度落ち着いたタイミング。
優秀な人材を求めて求人募集に力を入れる企業も多いです。
また、経理の閑散期でもあります。
企業側はこのタイミングで中途採用して数か月実務を通して育てていくことで、3月末~4月の繁忙期には大きな戦力とすることができ、効果的に組織貢献を得られるのです。
私もこの時期に転職して、入社した会社の経理業務をコツコツとキャッチアップしていきました。
結果的に、初回の年度末決算にもしっかり貢献できたのでおすすめします。
【番外編】退職するための準備
希望した企業から内定をもらうと、新しい環境への期待に気持ちがいきがちです。
ですが、現職への対応も遺漏なく行ってトラブルなく円満退社したいですよね。
「現職でのトラブルで新しい職場への入社日が遅れる」
なんてことがないように、事前に「退職の準備」も知っておきましょう。
現職での退職準備の本格的なスタートは内定を承諾してからです。
「内定をもらえそうだから」のような入社が未確定な状況で、先走って現職側に退職の手続きを始めたりは絶対にNG。
後々のトラブルの原因になるので気を付けてください。
企業から正式に内定をもらって、入社を決断し内定を承諾したら、まずは入社日を想定して現職での退職準備を逆算します。
民法では2週間前に申し出れば退職は可能です。ですが法律を盾にするような強引な退職はおすすめしません。
民法を持ち出した転職が必要なときは、よっぽど何かあったときくらいだと考えてください。
また、会社によっては就業規則で退職までの期間を定めている場合もあります。
円満退社のためには就業規則も確認して退職時期を考慮してください。
その上で、退職の報告は
- 遅くても1カ月半前
- できれば2か月~3か月前
に直属の上司に直接伝えてください。
マナー違反
- 直属の上司以外に退職報告をする
- メールで退職報告をする
大事な話が自分を飛び越えて進められたと直属の上司の気分を損なうことに繋がり、大事な話がメールで終わらされるのも印象が悪く、どちらもマナー違反です。
いずれもトラブルが生じてしまい円満退社の妨げになってしまいます。
必ず直属の上司にアポを取って対面で行ってください。
上司や同僚にバレないように転職活動を進める方法については、「【経理歴13年】現職で経理担当として働きながら転職活動する方法を教えます」で詳しく解説しています。
引継ぎや有給消化するための期間も考慮する必要があるので、コツコツ引き継ぎ書や業務マニュアルを作成しておくこともおすすめします。
特に経理は決められた手順が確立されている業務が多いです。
経理の仕事については、「経理の仕事とは?サルでも分かる経理の業務の内容と流れを解説|会計・財務との違いとは?」で詳しく解説しています。
私は転職を意識したときからなんとなく業務マニュアル、手順書の作成をコツコツ進めたことで、実際の採用が進んだときに現職での業務を説明する頭の整理にもなりました。
退職前までに必ず引継ぎは必要になるので、これは結構おすすめです。
また、直属の上司に退職報告するまでは、たとえ仲の良い同僚、信頼する上司であっても転職することは絶対に話してはいけません。
それが意図しない形で周りに広まったり、情報によっては人事や上司から職場環境、待遇の改善を提案されて引き止めにあう可能性があります。
退職理由はできるだけ前向きな理由を伝えられるとスマートに進められます。
- 新しいことにチャレンジしてキャリアアップしたい
- 次の職場でやりたいことがある
優秀な人ほど強い引き止めがあります。
退職の意思が強く、気持ちは変わらないと相手に思わせることが大事です。
スムーズな退社のためには、退職するネガティブな理由や会社への不満はあえて伝える必要はありません。
また、「退職届」は、退職を切り出すときに渡す必要はありません。
退職に合意してもらえたタイミングで提出するので、事前に作成しておいて上司から言われたら提出しましょう。
トラブル回避のために
退職準備、引継ぎが円滑に進まないと新しい職場への入社日を遅らせなければならなくなってしまいます。
転職エージェントを利用している場合は、不測のトラブルに備えてプロのキャリアアドバイザーに相談ができるので何かあれば早めに相談してください。
キャリアアドバイザーが日々の業務でみてきた退職時のトラブル事例をもとに、最適な対処法を教えてくれます。
転職サイトと転職エージェントの違いについては、「なにが違う?転職エージェントと転職サイトの違いを徹底解説!」で詳しく解説しています。
現職でも最終出社日までしっかり誠実に向き合って円満退社しましょう。
入社までの期間は充電期間
次の会社への入社までの期間は、いまだからできることをしてください。
新たな職場で活躍していくための充電期間だと考えましょう。
充電期間
- 子供といっぱい遊ぶ、家族と過ごす時間を作る
- 趣味に時間を費やす
- 旅行に行く
普段できないことを通して気持ちをリフレッシュさせ、新たな職場へ向けて心と体のコンディションを整えましょう。
入社までに必要な勉強があれば最低限しますが、仕事は現場での業務で習得していくことがほとんどです。
経理は細かい仕事のやり方や関連部署等はそれぞれの業種や個々の企業によって変わります。
しかし、各経理業務の基礎になることは同じです。
これは転職経験のある経理歴15年の現役経理マンの私が自信をもってお伝えします。
経理の仕事の全体像については、「【経理歴15年】経理の仕事・やりがい・将来性は?|93.7%の人が知らない経理の魅力を公開します」で詳しく解説しています。
今まで経験した実務を通して経理業務の全体をイメージできていれば、しっかりとした土台ができています。
新しい職場でも周りのレベルに応じて、ちゃんとキャッチアップしていけるので問題ありません。
それまでは、自分で勝ち取った転職をしっかり噛みしめる期間にしてあげてください。
経理の魅力については、「【経理歴15年】経理のやりがいや魅力とは?なぜ経理?転職経験のある現役経理マンが教えます」で詳しく解説しています。
まとめ:少しでも迷っているならできるだけ早く転職活動!
転職を成功させるためのベストな時期についてイメージできましたか?
少しでも転職を迷っているなら、できるだけ早く転職活動をすることをおすすめします。
転職経験のある経理歴15年の現役経理マンの私が、この記事で説明した転職のタイミングを参考にして転職活動を始めてみてください。
転職はリスクを伴いますが、転職活動はノーリスクでハイリターンです。
さらに経理はスキルの汎用性が高く転職しやすいことが強みです。
それだけでより自由で豊かな人生に近づけることができます。
日本には約400万社くらいの企業があり、経理はどの会社にもあるため、今よりもっと自分に合った職場を探すことに価値があるとは思いませんか?
転職活動で失敗する人の勘違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職活動で失敗する人の勘違いと偏見|転職に踏み切れない理由
私自身も実際に転職するかはさておき転職活動をしてみたことで、より自分に合った働き方ができる会社へ転職し、年収アップと働き方を大きく改善できました。
こんなに変わりました
- 年収が330万円アップ
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- 部内が明るく何でも相談し合える雰囲気で風通しが良い
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転職活動の体験談は以下の記事で詳しく解説しています。
≫【体験談】経理歴15年の現役経理マンが今までの転職活動の全ノウハウを公開します
私の経験をもとに、皆さんもぜひ転職活動にチャレンジしてみるといいですよ。
皆さんの転職活動を応援しています!
JACリクルートメント | マイナビエージェント | リクルートエージェント | MS-Japan | |
おすすめ使用法 | できるだけ年収アップを狙った質の高い求人をゲット | 慣れない転職活動で丁寧なサポートを受ける | より自分に合った職場を広く探すため選択肢を増やす | 経理特化の専門性の高いアドバイザーを味方にする |
特徴 | 特化型 | 総合型 | 総合型 | 特化型 |
経理系求人数 | 約1,000件 | 約2,000件 | 約8,000件 | 約2,000件 |
ポイント | 高年収が狙えるハイクラス領域で最大手 | 担当者のサポートが丁寧で安心 | 業界最大手で全業界の経理を扱い求人数No.1 | 管理部門特化型エージェント業界最大級の求人数 |
対象年代 | 30代~50代 | 20代~30代 | 20代~50代 | 20代~50代 |
費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
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