PR
- 経理の仕事って難しいの?それとも楽なの?
- 具体的にはどんな仕事なの?
- 経理の魅力、やりがい、将来性はどうなの?
経理に興味があって、転職を考えている人は必見です。
普段は経理担当者と経費精算でしか関わらないため、具体的にはどんな仕事なのかよくわからないですよね?
経理の仕事は定時で上がれるイメージがあるけど、具体的な仕事内容やどういう魅力・やりがいがあるのか、知りたい人は少なくありません。
この記事では、転職経験豊富な経理歴15年の現役経理マンが、経理の仕事に少しでも興味があって転職を考える人に向けて「経理の仕事の全体像と裏事情」についてわかりやすく説明します。
この記事を読むと以下のことがわかります。
- 経理の具体的な仕事内容やリアルな悩み
- 他では教えてくれない経理の魅力と真実
- 経理はバランスが最高!人生を豊かにする働き方
- 経理の合理的な年収アップ方法No.1は転職
他では教えてくれない「経理の全て」について、本当のことを解説します。
経理の仕事内容に加え、経理あるあるなど、経理に関連する全ての情報を出し惜しみなくお教えします。
知らないと損するノウハウを解説するので、転職の成功のためにぜひ参考にしてみてください。
転職で年収アップを実現できる!経理におすすめの転職エージェントと転職活動の全ノウハウは以下の記事で紹介しています。
【大前提】経理は仕事としてのバランスが最適
「こんなバランスのいい仕事ってあるの?」
と言いたくなるくらい、経理はいろんな面から見てとても恵まれた職業です。
経理はバランスが最適
- 仕事としてしっかりと確立した高い専門性と地位がある
- スキルの汎用性が高く、転職活動でより良い環境を求めてキャリアアップしていける
- 残業や休日出勤も少なく、スケジュールも自分でコントロールできる
世界共通の簿記の知識を持ち、経営者目線で仕事ができるので、ビジネスをする上で優位になります。
さらに、残業も休日出勤もほとんどなくスケジュール管理もしやすいので、仕事以外の時間を充実させるのにもうってつけです。
せっかくなら、仕事以外の時間の充実も考慮して人生全体で見たときの自分に合った働き方ができる仕事、職場で働きたいですよね?
人生全体で考えたときに、バランスが最適な仕事として最強の職業が経理です。
考え方は人ぞれぞれですが、決して残業もなく楽で給料が安い仕事をして、その範囲内でプライベートを充実させようという働き方をおすすめするわけではありません。
人生の中で仕事をしている時間の占める割合はとても大きいです。
どうせなら、自分の納得のいくやりがいある仕事に時間を費やしたいですよね。
経理は以下のような性質があるのです。
- しっかりと確立した専門性と地位がある
- 自分の裁量・やり方で仕事ができる
- たくさんの魅力・やりがいがある職業
経理の年収は全体平均より高い
そして、人生をより自由に過ごすためにはなんといっても給料も大事です。
実は、経理の年収は全体の平均年収よりも高い傾向にあります。
正直に言って、経理の年収がいい印象はあまりないですよね?
経理の年収については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理の平均年収・年収アップの方法・年収の決まり方
転職エージェントのDODAの集計によると、経理の平均年収は503万円です。全体平均が403万円なので、経理は全体に比べて約1.25倍の年収があることがわかります。
(出典:DODA 「平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」)
それでいて経理は転職がしやすいので、より自分に最適な環境含めてどんどんキャリアアップして年収アップを目指していけます。
経理の転職のしやすさについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理の転職のしやすさ
私は転職で年収330万円アップ、さらに大きく働き方を改善し、より自由で豊かな人生をつかみました。
- 年収が330万円アップ
- 残業が月最大100時間超→毎日定時退社
- フレックス制度でオフピーク出勤ができ通勤ラッシュのストレスがカット
- テレワークを活用して時間を有効活用でき、家族とのプライベート時間も充実
- 有給休暇は毎年全て消化
- 上司や同僚はお互いを尊重する文化があり、上司からのストレスもなく生産性が高い
- 部内が明るく何でも相談し合える雰囲気で風通しが良い
- 多様な価値観を知れ人脈と視野が広がり、仕事の評価・年収・スキルアップにつながる
私の経験をもとに、皆さんもぜひ転職活動にチャレンジしてみてください。それだけでより自由で充実させた人生に近づけることができます。
給与水準が高い会社へ転職する方法
給与水準の高い会社へ転職して「今より年収アップしたい」と思いますよね?
いざ転職活動をしようとすると、基本的には働きながらの転職活動になります。時間が限られてる中での転職活動なので、いかに効率的にできるかが成功のカギです。
数ある転職を支援してくれるサービスを利用してきた私が、「これは絶対に必要不可欠」だと感じたのは転職エージェントの存在です。
転職エージェントに登録することで、以下のサービスを無料で受けられます。
転職エージェントをおすすめする理由
- 転職活動の悩みや不安を転職のプロに無料で相談できる
- 転職サイトでは紹介していない非公開求人を紹介できる
- 転職サイトよりも募集企業の年収が高い
- 応募書類の添削や面接対策ができる
- 面接の日程調整や年収交渉・条件交渉をしてくれる
- 転職サイトより転職成功率が高い
転職エージェントと転職サイトの違いについて知りたいときは、以下の記事を読んでください。
中でも、私が30社以上の転職エージェントを利用してみて経理の年収アップに一番効果的な転職エージェントは、JACリクルートメントです。
実際に転職活動をしてみると、転職エージェントによっては「求人数を優先に適当にとにかく案件を送付」してくるケースも多いです。
過去の転職活動でなぜこんな企業が選ばれて送られてくるのかよくよく考えてみたら、希望条件には全く一致しないけど、私の学歴から大学の学部や学科に関連する企業が送付されてきていることもありました。
こんな状況に陥ると、転職活動がホント効率悪くなりモチベーションも下がります。
しかし、私がJACリクルートメントを利用して希望する条件等を伝えて紹介された求人は、どれも要望通りの厳選されたものでした。
転職活動はノーリスク ハイリターン!
サービス品質に自信を持ち、対応の良さにも評判があり、特に最近とても人気。応募書類のサポートはもちろん、経験豊富なアドバイザーから的確なアドバイスがもらえます。
「質の高い求人の紹介」に定評のある転職エージェントです。
より自分にあった職場に出会うためには、転職エージェントの特徴を活かして転職の成功をつかんでください。
転職活動の流れについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職活動の流れと始め方
経理の「ワークライフバランス」の素晴らしさについては、これから詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
「ワークライフバランス」とは、仕事はもちろん生活を支えるために大事ですが、仕事が全てではないよね、という概念や生き方のことです。
家族や趣味などのプライベートの時間こそ、幸せで充実した人生を送るうえで大切なものという考え方です。
辞めた方がいい会社・職場の特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 辞めた方がいい会社・職場の特徴とは?見切りをつけるべき理由
経理の特徴
経理は以下のような特徴があり、経営サイドからも重宝され経営判断にも関われる職業です。
お金に関連する重要なこと全てを管理しているため社内からの信頼性も高く、社内におけるポジションとしてもしっかりとした地位を持っています。
さらに、経理は自分のペースで仕事を進めていくことができます。
経理の働きやすさ
専門性を裏付けに経理は社内から頼られる存在でありながら、繁忙期とそうでない時期がはっきりしていて、年間通してスケジュールが見通せるので働きやすい仕事でもあります。
経理で繁忙期となる「決算」も何回か経験し慣れることで必ず効率的に早く回せるようになっていきます。
一部のベンチャー企業の経理などを除き、残業も少なく定時で退社するような働き方が可能です。
自分のペースで仕事を進めていきたい人には、これ以上ない職業といえます。
また、経理はどの企業でも必要です。どの企業でも業務の基礎は同じなのでスキルの「汎用性」が高い職業です。
「汎用性」とは、一つの用途だけではなくいろいろなことに幅広く利用できる性質のことです。
業界にこだわらず転職で年収アップ、キャリアアップをしていけるといったキャリアの選択肢の広さがあるのです。
一つの会社に縛られず、より自分に合った会社を選べる環境があることを理解していることは人生という長い目で見てとても大きいです。
さらに、残業も休日出勤もほとんどなくスケジュール管理もしやすいです。
仕事以外の時間を充実させるのにもうってつけの職業と言えます。
- プライベートの時間を楽しんだり
- 家族との時間を大事にしたり
- 自己啓発に時間を費やしたり
- 転職活動に取り組んでみたり
働きながらの転職活動については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 現職で経理担当として働きながら転職活動する方法
これからの時代特に増加傾向にあるように、「本業で経理として働き給与所得を得ながら、副業で事業所得を得る働き方」に時間を費やすことも可能です。
「副業」という働き方も選択肢
副業から始める「事業所得」は収入を爆発させる可能性があります。
本業のサラリーマンでは心地の良い年収に抑えて、副業に本気で取り組み起業していくこともできます。
さらには将来的に副業一本で専業として稼いでいくというキャリアプランも、人生を自由で豊かにするとても魅力的な選択肢です。
まずは経理の全体像を知って、経理として働きながらキャリアアップや、転職をして年収アップを目指していきましょう。
転職活動の流れについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職活動の流れと始め方
経理の仕事とは?経理と財務の違い
経理とは一言でいうと、会社の日々のお金の流れ、取引の流れを帳簿に記録する仕事です。
会社の会計を担い、数字(※仕訳)として取引を記録してお金に関する情報を包括的に管理します。
最終的には経営者や企業の株主や投資家等の利害関係者に、会社の状況を報告することを目的としています。
※「仕訳」とは、会社の取引を算数の式みたいに「仕訳帳」の右と左に勘定科目と金額を記入することで、簿記の基礎です。
経理の具体的な業務
経理の具体的な業務を3つに分けてざっくり紹介します。
- 日次業務
- ・日々の各種仕訳作成
・伝票起票
・現金預金出納管理
・金券(収入印紙、切手等)管理
・顧客代金回収管理(債権債務管理)
・経費精算
・送金手続き 等
- 月次業務
- ・当月の売上計上
・顧客への請求書発行
・月末締め処理(各勘定科目締め手続き等)
・固定資産管理(減価償却費計上) 等
- 決算業務
- ・決算整理仕訳作成
・財務諸表作成
・開示資料作成
・税務申告書作成補助(顧問税理士の税金計算補助)
・監査法人対応 等
もちろん会社規模や業界によって、それぞれ経理の仕事内容に細かい違いはあります。
しかし、経理の基本となる簿記の考え方や概念は世界共通。日々のお金の管理や決算書類作成業務は、どの企業でも共通するスキルです。
会社規模や業界ごとの会計的な論点の違いはあっても、仕事の基礎となる考え方等は大きく変わりません。
経理は、決算時期に残業が多くなる傾向があります。
ですが、それ以外は基本的には定時で退社することが可能です。
経理は仕事としてのバランスがいいという話の中でも言いましたが、繁忙期と閑散期がはっきりしているので年間通してスケジュールが立てやすいという性質を持っています。
仕事以外の時間も充実させることができるのが、経理の特徴なのです。
経理と財務の違い
いざ転職活動を始めようとして求人票の職種を眺めてみると、「経理」と「財務」とそれぞれ分けて記載されています。
「経理」と「財務」って何が違うのかよくわからないですよね?
- 仕事内容が違うの?
- どんな違いがあるの?
- 会社によって「経理」の呼び名を「財務」って言ったりするの?
と混乱してしまって、どちらに応募したらよいか迷ってしまう人が多いです。
「経理」と「財務」の違いは、それぞれの会社によって細かい違いはあるものの、一言でいうと以下の通りです。
- 経理
- 売上や原価・費用から利益を算出したり、会社が持つ財産を管理する仕事
- 財務
- 経理が作成した決算書等を使って、経営に関する提案をしたり資金調達や予算管理をする仕事
より具体的な説明をすると、「経理」は会社にまつわるお金の情報を数字に変えて管理して、四半期含める決算で財務諸表を作成します。
先ほど触れた経理の具体的な業務のように、日次・月次・年次業務を通して日々の帳簿作成から経営判断に必要な決算書などの資料作成をすることが主な業務です。
一方で「財務」は、経理が作成した財務諸表等を参考にして、資金調達、経営戦略の策定、予算管理、資金の分配や管理、IRに関連する業務などを行います。
経理の仕事についての詳細は、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理の仕事とは?経理の業務の内容と流れ|会計・財務との違いとは?
「作る」→経理、「使う」→財務 みたいなイメージです。
「経理」は今までに使われたお金を管理、日々記帳するように「結果」を管理する仕事を行います。
「財務」は事業運営のために「将来」を管理するという点が大きな違いです。
経理からのキャリアチェンジについては、以下の記事で詳しく解説します。
» 経理のキャリアチェンジ
経理のやりがいや魅力とは?なぜ経理がいいか
経理の仕事は、日々会社の重要な数字を扱うため業務の正確さやスピードを求められます。
職場環境によってはプレッシャーを感じる厳しさもあるケースがあります。
一方で、世界共通ルールである会計基準に沿って、決められたことを決められた通りに行う基本的にはルーティンワークです。
ここでは、経理の仕事の中で感じられる、やりがいと魅力を詳しく紹介します。
経理のやりがい
経理は、どの会社でも基礎となる簿記の知識は同じです。
原則答えは一つしかない世界。
限られた時間で決められた仕事をいかに効率的に整理して進めていくかという作業が好きな事務職向きな人であれば、経理は最適な仕事です。
決まったことを効率的に進めることにやりがいを感じることができるタイプの人は、管理系バックオフィスの職種の中でも特に経理がおすすめです。
私自身は、自分で業務を整理しながら段取り通りに仕事を進めていくことが好きなタイプなので、経理向きだと常々感じています。
また、新しく発生した取引・スキームを現場にヒアリングしてどう処理するのか想像しながら仕訳(会計処理)が完成したときにも、達成感ややりがいを感じることもできるのが特徴です。
会社のお金に関する重要なことを管理しており、経理の仕事は会社に不可欠です。
経営部門からも重宝され経営判断にも携われるため、ここにもやりがいを感じることができます。
経理の魅力
経理は何かクリエイティブなアウトプットを日々求められたり、顧客との契約ノルマに追われるようなことは一切ありません。
精神的には常に安定した状態でいられます。
人生のうち仕事をしている時間が占める割合はとても大きいです。
どうせ仕事をするなら、何かに追われて日々プレッシャーを感じるより、余裕を持った精神状態でいられる方が幸せに過ごせますよね。
また、仕事としてのバランスがとてもいいことも、経理の大きな魅力の一つです。
経理はバランスが最適
- 経理は仕事としてしっかりと確立した高い専門性と地位がある
- スキルの汎用性が高く、転職活動でより良い環境を求めてキャリアアップしていける
- 残業や休日出勤も少なくスケジュールもコントロールできる
さらに、冒頭の「大前提」でも話した通り、経理の年収は全体の平均年収よりも高い傾向にあります。
転職で年収アップする人の特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職で年収アップする人の特徴
経理の魅力
経理は仕事としてしっかりと確立した専門性と地位があり、残業も少なくスケジュールもコントロールできます。
働きながらの転職活動によってより良い環境を求めてキャリアアップしていける、とてもバランスの良い職業です。
業界を横断して転職することのハードルが他の職種よりも低いのが特徴。入社後も問題なく働いていける汎用性の高さが経理のとても大きな強みです。
経理のやりがいと魅力については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理のやりがいや魅力とは?
経理あるある・経理の悩み
ここでは、経理によくある悩みや解決法について大きく2つ説明します。
- 業績評価のしにくさ
- 他のメンバーとの差別化
業績評価のしにくさ
経理の仕事は基本的にはルーティンワークです。
さらに顧客からの受注等で目標が数値化できる営業職とは違って、管理部門特有の結果が数値で表現しにくい仕事です。
会社の人事評価で目標、結果が定量評価しにくく、契約数のように数値で表現できないので、業績評価のやりにくさがあります。
とは言え業績評価は半期に一回あるとすると、必ず毎年2回の上司との面談前に悩んでしまうのが経理あるあるです。
私も業績評価に慣れ、コツをつかむまでは毎回上司との面談が嫌で嫌でしょうがなかったです。
業績評価のコツ
定量評価できない中で、1つの目標に対して「無理やりにでも1点だけ具体的な数値を使って表現してみる」ことをおすすめします。
例えば業務効率化の目標であれば、
- ~ を自動化して作業工数を 「○時間/月」 削減する運用を確立する
- 月次業務の ~ の締め日を 「半日」 早くする
と表現することで、評価する側もそれが達成できなのかどうかを判断できます。
さらに、もっと上の評価者へも説明しやすくなるので、複数の部下を抱える評価者からもとても喜ばれるのです。
評価する側も評価される側も、目標に対する結果を同じ基準で分析できるので評価が明瞭化できます。
私は、半期に一度の業績評価面談ではこれを意識することで目標が立てやすくなりました。
評価面談の資料作りのために、毎回時間を奪われるのって結構ストレスですよね?
さらに日常業務でも工数や月次決算の早期化を意識するようになったので、日頃から効率的に作業ができるようになりました。
昨今、日本でも取り入れようとしている「ジョブ型雇用」においても、工数の意識や作業効率化を図ることは重要な働き方です。
これからどんどん変わっていく働き方についていけるよう、日頃から意識するよう心掛けることをおすすめします。
ジョブ型雇用とは、従来の日本企業の新卒一括採用して適材適所に配属させ異動させていく雇用形態ではなく、あらかじめ定義した仕事内容に基づいて必要な人材を採用する制度です。
仕事内容は職務記述書(ジョブディスクリプション)に明記され、その職務に基づいたスキルや仕事内容が求められる仕組みです。
働き方の多様化とジョブ型雇用については、以下の記事で詳しく解説しています。
» ジョブ型雇用とは?メンバーシップ型との違い|メリット・デメリットと向き合い方
他のメンバーとの差別化
経理の仕事は、決められた仕事をいかに効率的に正確に処理するかがすべてといっても過言ではありません。
RPAやエクセルマクロ等を駆使して自動化を図り、業務改善していけることは大きなアドバンテージです。
中でも簡単に日々のルーティン作業を自動化できるツールとしてエクセルマクロがおすすめです。
経理におすすめのスキルについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理におすすめの資格とスキル
経理業務はエクセルで数値を集計して仕訳の証憑を作成したり、各種帳票管理をしたり、エクセルを使用する業務がとても多くあります。
マクロが使えて作業を自動化できる人はとても重宝され部内でも頼られる存在になれるので、他のメンバーと差別化できます。
経理のリアル
資格取得を進めて会計知識を極めてキャリアアップを目指すこともキャリアプランとしての戦略です。
しかし、現実は社内で税理士や公認会計士がいたり会計のプロフェッショナルを採用している企業も多いです。経理の専門知識として特化することに限界を感じてはいませんか?
私もそうでした。
そういう人の選択肢として最低限の会計知識があることが前提で、業務効率化に長けていくという別の角度から自分の価値をアピールすることが、他メンバーとの差別化に効果的です。
ちなみにエクセルマクロは独学で、さらには無料で習得が可能なスキル。インターネット上でも無料で学習できるサイトがあるので、是非活用してみてください。
私は、無料サイトでコツコツ勉強しながら自分がエクセルで自動化したい作業のコードを一つ一つをググりながらコピペしていきました。
そんな風に実践を何回か繰り返すことで、自分がエクセル上で手作業できる内容であればマクロで自動化を実現できるようになりました。
今では部内で「業務効率化が得意な人」として頼ってもらえたり、上司からも評価が上がる要因になっています。
経理あるあるや悩みについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理あるある・悩み|対策・改善方法
経理の将来性はある|経理はなくならない
「将来なくなる仕事」として経理の仕事が上位にランクインされているところをよく見かけますよね?
すでに、
- 「請求書データ」の会計システム登録自動化
- 「口座入出金データ」の会計システム登録自動化
などの技術が実用化されており、経理の業務を自動化している企業は多くあります。
ここでは、経理の将来性について解説します。
結論は、「経理業務の一部はAI等に代替されても、完全になくなることはない」ということです。
経理は今後も必要
将来AIやRPAの技術いわゆるロボットにより人間の手が不要になる業務は、機械が得意とする単純計算や入力作業の分野に限られ、経理業務の一部です。
紙の請求書を見ながら人間が手作業で処理していた支払処理や会計システムへの仕訳入力、決算書から各種経営指標を使った財務分析等は、IT化によって淘汰される業務と言えます。
一方で、AIにも苦手な業務があります。
一定のルールでの処理でカバーしきれない、イレギュラー業務は将来的にもAIが行うのは困難です。
AIが困難な実務
私が経理の実務をやっていて特に感じるのは、
一度支払処理した請求に対して一部納品されてないので納品分だけの支払処理を依頼されたり
管理会計(業績管理)側の要望で費用計上部署を変更したり
支払締め日以降にイレギュラー支払対応したり
このような、その場で最適な判断をする必要があるような業務をAIで自動化するのは今後も不可能です。
また、IT化によって自動化された業務も、最終的な判断は人間がします。
たとえば、AIは決算数値を使って財務分析が可能です。収益性分析や安全性分析、成長性分析はできますが、その結果から総合的に問題点や課題を考えたりすることはできません。
各種財務数値を用いて新たな経営戦略を検討するのには人間が必要です。
そして、そもそもどこにAIを導入するかを判断するのも人間です。
いくらIT技術が進化しても、それぞれの企業の性質に合った効果的なAI導入方法を考えるのは人間しかできず、AIが行うことはできません。
以上から、AIに代替され淘汰されていく経理業務もありますが、経理の仕事には、
- 状況によって柔軟に判断を変えなければいけない業務
- 各種計算結果から総合的に考えなければいけない業務
が数多くあり、それらはAIにはできません。
結論、経理はなくなりません。
正確に表現すると、一部はなくなりますが、人間による経理業務が完全になくなることはありません。
一方で、今から何も考えずにただ目の前の仕事をするだけでは、将来経理として働き続けることは難しいです。
今後経理として働いていくためには、IT技術の発展とともに成長していく企業のなかで必要とされる経理マンを目指していきましょう。
経理の将来性についての詳細は、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理の将来性は?AIやRPAで自動化される?
経理はテレワーク化ができる|法改正の後押しによる電子化
テレワーク(在宅勤務)は、昨今の働き方改革の推進、コロナ禍で大きく普及しました。
みなさんも、これを機会にテレワークという選択肢が当たり前になったという人も多いですよね?
テレワークの導入は、企業にも従業員にもメリットがあります。
「企業側」のメリットの一例
- 優秀な人材を確保できる
- 社員の交通費やオフィス代を削減できる
「従業員側」のメリットの一例
- 通勤の負担がなくなり空いた時間を有効に使える
- 場所に縛られずストレスが軽くなり生産性が向上する
どちらにもメリットは大きく、今後働き方の選択肢としてのテレワークは必須のワークスタイルです。
経理部門は事務職で内勤のため、一見テレワークをしやすいように見えますが、実態はテレワークが難しい要因を抱えている部門です。
その理由として一番大きいのは、紙ベースの請求書支払処理等のアナログ業務にあります。
取引先から届く請求書の支払処理と、請求書の発行や押印・郵送は紙ベースに行われることが多く、社員の経費精算も同様です。
紙の「請求書業務」
- 請求書原本を紙で受け取り、取引先への支払処理を進めるために出社
- 顧客への請求書を紙で発行して角印押印の上、郵送手続きをするために出社
紙の「経費精算業務」
- 社員の経費精算の書類が、紙の領収書と一緒にくるので承認処理をするために出社
- 社員へ小口現金の手渡しのために出社
紙ベースの業務が多くなってしまうと、経理でテレワークを導入しフルで運用しようとしても週5日で導入するような働き方は困難です。
紙ベースの業務以外をまとめてテレワークで作業して、請求書やその他紙資料での処理を週の半分以上はオフィスに出社して行うといった対応が現実的。
しかし、これらによる弊害を取り除くことで、経理業務をテレワーク化することも可能です。
どのようにしたら経理もテレワークができるようになるのか。経理業務のテレワーク化について具体的に解説していきます。
請求書、領収書や各種帳票のデジタル化
請求書はPDF等の電子データもらっても有効です。
請求や入金の取引はお互いの合意に基づくものなので、請求書が必ず紙である必要はないためです。
近頃はテレワークを導入している企業が多いので、請求書を電子データでもらいたいという需要が高まっています。
請求書のテレワーク化
仕入先からの請求書をPDFでメール受信すれば、わざわざ出社して紙ベースの処理をする必要はありません。
反対に、顧客へ発行する請求書も同様、電子データで送付できればテレワーク化により効果的。
送付された請求書の電子データをデータ化して、請求書処理業務を効率化するサービスも多く提供されており導入する企業が増えています。
また、経費精算に用いる領収書についても法改正(電子帳簿法)により領収書の電子保存が可能です。
スマートフォンのカメラで撮影した領収書についても認められることとなっています。
ただし、一定の要件(一定期間は原本保管が必要だったり、認定事業者が発行するタイムスタンプの付与等)を満たす必要があるので、ここには注意が必要です。
さらに経理は様々な帳票を使用して仕事を行います。
伝票や総勘定元帳、決算書等は会計システムを導入していることがほとんどなので、システム上で管理することはできます。
しかし、仕訳に関連する証憑等は紙媒体でチェック、承認することが多いのが実態です。
そのため、補助資料についても電子で運用するフローに変更することでテレワークを導入しやすくなります。
最近では、会計システムに個々の仕訳に関連する証憑をデータ添付できる機能があるケースも多くあるので、活用しやすくなってきています。
請求書、領収書のデジタル化のために、取引先との請求書処理業務、経費精算をサポートするサービスが各企業から提供されています。
それらを活用することで今後の経理業務のテレワーク化が大きく進んでいくと考えられています。
経理のテレワークについての詳細は、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理はテレワークできない?
年収アップには大手企業の経理への転職が最適
一般企業の経理として働いている人の中には、今の会社でのキャリアの先が見えてしまい、今と将来的な年収に不満を抱くことはないでしょうか?
経理の年収はなかなか上がりにくいのが特徴です。
日々の業務をこなしていく中で、「このままでいいのか」と漠然と考えながら不満を感じてしまいますよね?
経理として年収を上げるための選択肢としては、「転職」を検討することが効果的です。
- 大手企業は給料がいい?
- 中小企業と仕事内容は違う?
ここでは、会社規模による経理の違いを解説します。
結論は、年収が高く専門知識も得られる大手企業への転職がおすすめです。
会社規模による経理の違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 大手企業の経理へ転職するには?経理の仕事内容の違い
大手企業経理のメリット
大手企業経理のメリット
- 年収が高い
- 待遇がいい
- 高度な論点が扱える
大手企業経理のメリット:年収が高い
経理担当者の年収はある程度はその人のスキルが影響しますが、多くは所属する会社によるものです。
これは今の日本企業の現実で、どこの会社で働くかで年収が決まります。
大手総合商社や大手メーカーの経理担当者が年収1,000万円以上なのは、その人の能力がとても秀でているのではなく、その会社自体の給与水準が高いからです。
もちろん経理としてスキルアップしていくことは大事ですが、あくまでその会社内の範囲で年収は決まるので、給与の伸びはたかが知れています。
一般的には大手等の大企業は、中小企業よりも年収が高い傾向にあります。
経理職の平均年収のざっくりしたイメージ
- 大企業は600万円程度
- 中小企業は400万円程度
なので経理として効率的に年収を上げる方法は、
- 経験を積んでスキルアップ
- 給与水準が高い企業に転職
これが経理の基本的な考え方です。
内閣府の報告書によると、転職した人で転職の前年と翌年を比べると年収は平均7.1%増えているという結果も出ています。
結果をみると、処置群(環境改善改善目的転職者)と対照群(属性の近い非転職者)の賃金の伸び率は、(処置群の時間軸でみて)転職前年から転職年にかけてはおおむね等しいが、転職翌年にかけての処置群の年収の伸びは対照群を上回り2年累計で約7%程度上昇し、そのうち転職による効果は3%ポイント程度と推計された。
内閣府の報告書「日本経済2022-2023」(ミニ白書)
転職が年収を上げる効果が最新の研究で公表されたのです。また、この報告書の集計結果では、転職は年収に加えてモチベーションにもプラスの効果があることも記述されています。
客観的にも転職の効果は、転職後の年収アップにとどまらず、労働者のモチベーションの改善につながることがよくわかります。
転職を成功させるために必要なことについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職を成功させるために必要なこと|準備やコツ
大手企業経理のメリット:待遇がいい
中小企業に比べて大手企業は社員に対するサポートが手厚く、様々な補助があることが多いです。
それが直接大手企業への転職の志望理由になることは少ないですが、複合的に考えて恩恵が大きいため、各項目は理解をしておくことでより自分に合った働き方を実現していくことに繋がります。
大手企業の具体的な待遇
- 住宅手当、家族手当、資格手当等の補助が多い
- 福利厚生がしっかりしている
- テレワーク(在宅勤務)の活用が浸透している
- フレックス制度(時短勤務含む)により柔軟に働ける
- 企業年金・退職金があり老後も安心
- 業務負担、責任が分散されているため一人当たりの業務負担も軽減される
これらは年収と同様、経理に限った特徴ではなく大手・大企業の全般的な特徴。
働く上では待遇は少しでも良い方が望ましいので、優先順位を決めつつ自分に合った条件で大手企業への転職をおすすめします。
大手企業経理のメリット:高度な論点が扱える
中小企業や子会社は取引内容に限りがあり、取り扱う会計処理についてもシンプルです。
それだけに簡素化された処理をいかに効率的に処理することが重要です。
一方で、大手・大企業は一社で複数の事業を行ったり、子会社等を含めてグループ全体で様々な取引を取り扱うことが多いため、いろんな会計処理が発生して高度な論点を検討する機会も多いです。
- 連結会計、企業買収、金融商品会計等
- 大手企業は子会社や関連会社を抱える場合が多いので、連結決算含め会計的に複雑で高度な論点を扱います。中小企業では経験できない知識を得ることができつため、スキルアップに繋がり転職市場での価値が向上します。
大手企業経理のデメリット
大手企業経理のデメリット
- ジョブローテーションがないとスキルアップできない
- 特定業務の経験しかできないと転職を検討するときの自分の市場価値が上がらない
- ずっと同じ仕事のルーティンワークで飽きる
これが大企業の経理唯一のリスクです。
しかし、しっかり自分のキャリアプランを持った上で上司や企業側にスキルアップをしていきたい旨を共有していくことで、積極性や前向きさは評価されます。
企業によるところもありますが、部署異動に比べるとジョブローテーションの希望は取り入れてもらいやすいので、大手企業のデメリットよりメリットの方がはるかに大きいと言えます。
メリットとデメリットを理解した上で、大手企業の経理への転職を成功させて年収アップを目指しましょう。
私は、自分の担当業務を一通り理解して業務改善などできることをある程度やり切ったら、定期的にメンバーや上司へ積極的にジョブローテーションを申し出るようにしています。
そのコツは、事前にジョブローテーションできそうな業務を担当するメンバーとコミュニケーションを図っておくことです。既に経験しているスキルやあまり興味のない分野の業務を自分から新たに希望する必要はありません。
ジョブローテーションできそうな業務の担当者に事前にどんな業務内容なのか、自分がその業務に興味があることを匂わせておくと、ジョブローテーションがスムーズにいくのでおすすめです。
会社規模による仕事内容の違い
同じ経理でも、会社によって仕事内容はまちまちです。
仕事内容の違いに一番影響する理由の一つは「会社規模」にあります。
中小企業と大手大企業の特徴を踏まえて、会社規模による経理の仕事についての違いを解説します。
中小企業の経理業務
中小企業の経理では、管理部門が大手企業のように部署ごとに細かく分かれていないことが多いため、オールラウンダーが求められます。
中小企業の経理の特徴
経理業務と併行して人事関連の給与計算等の業務や、総務的な包括事務のような業務もこなす場合もよくあるため、幅広い業務知識と柔軟な対応力を必要とされることが多い傾向があります。
大手大企業の経理業務
一方で大手大企業は、経理や総務、人事がそれぞれ分かれた部署として設置されていることが多いです。
大手大企業の経理の特徴
経理部は経理に特化した業務を任されており、中小企業より大手大企業の方が扱う会計論点も高度なため、より専門的な会計知識が求められます。
幅広い経理業務の中で分担して担当するため、それぞれの会計処理について深く掘り下げて取り組めるので、実務を経験しながら会計知識についても理解が深まりスキルアップしていくことができます。
大手大企業では四半期決算ごとに四半期報告書や決算短信の開示資料を作成します。
開示する各項目は、関連する社内の担当部署との連携が必要なので、他部署の担当者との円滑なコミュニケーションが求められます。
さらに金融庁や株主、投資家など社外に公開する資料なので、精度の高い資料作成が必要となり、仕事の正確性も求められます。
初めての転職活動については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 初めての転職活動でやるべきことや気を付けること
経理におすすめの資格3選
- 会社からの評価を上げてキャリアアップしていきたい
- 経理として今の会社で働いてきたが、そろそろ転職して年収を上げたい
そんなことを考える方は多いのではないでしょうか?
経理として会社からの業績評価を上げて給料アップしたり、転職を成功させて年収を上げるのに一番効率のいい方法が「資格取得」です。
経理はその他事務系(バックオフィス)の職種の中でも専門性が高い職種です。
保有している資格を通して専門知識を持つ人材ということを証明できるので、資格取得は直接評価を上げたり、転職で企業へアピールするための武器になるのでとても有利。
経理向け、一般事務向けのスキルアップによいとされる資格はたくさんあります。
ここでは、リアルに経理としての会社での実際の評価につながり、転職活動でも有利になる資格を厳選して3つ紹介します。
経理におすすめの資格3選
- 日商簿記2級
- ファイナンシャルプランナー2級
- MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
日商簿記2級
なんといっても日商簿記は直接経理の仕事に活かせる上に、最も知名度も高く重要な資格です。
経理以外のどの職種でもビジネスパーソンとして業務に必要なスキルが習得できるのでとても人気の資格です。
抜群の知名度を誇り、転職で経理知識をアピールするには日商簿記2級を取得するのが最適です。
実際に転職の履歴書に書けるのは2級からといわれており、取得までの勉強時間や取得の効果を考えたときに総合的にバランスがいいので、転職で活用するためには最低でも2級の取得を目指しましょう。
ファイナンシャルプランナー2級
ファイナンシャルプランナー(FP)は、税金・保険・年金や投資、不動産など「お金」についてのスペシャリストであることを証明する国家資格なので、経理との相性がいい資格です。
キャリアアップや転職に有利なのはもちろんですが、資格取得で得た知識は自分自身の人生設計にもとても役に立つのでコスパが最高にいい資格です。
FP2級の合格率は約40%前後で推移しており、国家資格のなかでは比較的易しい資格で需要も多く人気も高まってきているので、総合的なコスパを考えるとFP2級の取得がおすすめです。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
MOSは、Excel・Word・PowerPoint・Access・Outlookの5科目ごとに試験が設定されていて、その利用スキルを計る目的で作られた国際資格です。
経理の業務はほとんどが事務処理なので、簿記等の会計知識以外の面で事務処理能力についても高いスキルは重宝されます。
MOSを取得すると、バックオフィス業務で役に立つ知識やスキルが習得できるので、経理ならばまず一番利用頻度の高い「Excel」を取得することをおすすめします。
その他
- 公認会計士、税理士、米国公認会計士(U.S.CPA)
- 経験を積んで将来的な独立も選択肢に、経理・財務の道をスペシャリストとして極めて専門性に特化した業務をしていくためにおすすめする資格です。
実際の企業でも、公認会計士等の会計のスペシャリストを経理部に配属しているケースも多くあり、大手企業では特に専門知識に特化した人材を必要としています。
それだけに専門的な資格取得は年収アップに直結しますが、取得までの勉強時間はそれなりに多く費やすので覚悟を持って取り組める人にはよいキャリアプランです。
でも持っていたほうが有利という位置づけなので、あまり資格だけに固執し過ぎず、自分のキャリアアップやキャリアプランに合っていて必要な資格であれば取得を目指してみてください。
経理のおすすめの資格とスキルについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理の転職で有利になるおすすめの資格3選!本当に必要な資格とスキル
まとめ:全体像が把握できたら転職活動を始めていこう!
今回は、すでに経理として働いている、経理の業務に少しでも興味がある人に向けて「経理のすべて」について出し惜しみなく解説しました。
経理は仕事としてのバランスが最適で、いろんな面から見てとても恵まれた職業です。
経理をおすすめする理由
- 経理はどの企業でも必要で需要がなくならない
- スキルの汎用性が高い
- 業界にこだわらず転職できて年収アップ、キャリアアップ可能
- 仕事としてしっかりと確立した専門性と地位がある
- 残業も少なくスケジュールもコントロールできる
経理は、働きながらの転職活動によってより良い環境を求めてキャリアアップしていける、とてもバランスの良い職業です。
残業も休日出勤もほとんどなくスケジュール管理もしやすいので、仕事以外の時間を充実させるのにもうってつけです。
まずは経理の全体像を理解した上で、経理として働きながらキャリアアップや、転職をして年収アップを目指していきましょう。
経理の具体的な転職活動の始め方については、「【徹底解説】経理転職を成功させる転職活動の流れと始め方をイチから教えます」で解説しています。
具体的な転職活動のスタート方法は、転職エージェントに相談することが断然おすすめです。
私が実際に利用して、経理の転職の成功に必要なおすすめ転職エージェントは次の4社を掛け持ちする方法です。
JACリクルートメント | マイナビエージェント | リクルートエージェント | MS-Japan | |
おすすめ使用法 | できるだけ年収アップを狙った質の高い求人をゲット | 慣れない転職活動で丁寧なサポートを受ける | より自分に合った職場を広く探すため選択肢を増やす | 経理特化の専門性の高いアドバイザーを味方にする |
特徴 | 特化型 | 総合型 | 総合型 | 特化型 |
経理系求人数 | 約1,000件 | 約2,000件 | 約8,000件 | 約2,000件 |
ポイント | 高年収が狙えるハイクラス領域で最大手 | 担当者のサポートが丁寧で安心 | 業界最大手で全業界の経理を扱い求人数No.1 | 管理部門特化型エージェント業界最大級の求人数 |
対象年代 | 30代~50代 | 20代~30代 | 20代~50代 | 20代~50代 |
費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
対象エリア | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 |
詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
この4社の掛け持ちは、失敗のない求人数と質の網羅性があり、受けられるサポートも一番効率の良いバランスが整った方法です。
私はこの方法で転職を成功させ、年収250万円アップし、さらに大きく働き方を改善してより自由で豊かな人生をつかみました。
私の転職前と転職後の変化
転職前 | 転職後 | |
企業 | 大手ハウスメーカー | 大手IT企業 |
年収 | 退職時点 | +330万円アップ |
残業 | 月最大100時間超 | 定時退社 |
働き方 | 昭和的な働き方 残業が美徳 効率の悪い業務の進め方 | 柔軟な働き方 フレックス制度 オフピーク出勤 テレワークの活用 |
評価軸 | 年功序列 成果よりも長時間労働が評価 | 成果や効率化を正当に評価 |
私自身が実際に利用しておすすめする転職エージェントについては、「経理におすすめの転職エージェント14選|95.7%の人が知らない転職活動を公開します」で詳しく解説しています。
まずは一度、転職のプロであるキャリアアドバイザーと話をしてみてください。自分のキャリアプランの相談、求人紹介などで自分の市場価値の確認が無料でできるので、ノーリスクでハイリターンです。
転職エージェントを利用する前に気を付けたいことについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職エージェントを利用する前に気を付けたい重要なこと
私が転職活動の経験を通して切実に感じていることは、
- リスクのないことに怖がっているのはホントにもったいないです
- 少しでも迷っているならまず行動してみてください
転職を成功させるために、ぜひ参考にしてみてください。
皆さんの転職活動を応援しています!
「経理転職の進め方」を知りたい人はこちらの記事もおすすめ!
- 【徹底解説】経理転職を成功させる転職活動の流れと始め方をイチから教えます
- 【経理の転職】究極の面接対策|自己PRや事前準備の全ノウハウを徹底解説!
- 【経理の転職】失敗しない面接での究極の自己紹介とは|ポイントと例文も徹底解説
- 【経理の転職理由とは?】究極の面接対策|押さえるべきポイントと例文も徹底解説
- 【経理の転職】究極の志望動機の書き方と例文公開!履歴書・面接のアピールポイントとは?
- 【経理の転職】面接で聞かれやすい質問は何?回答例と質問の意図を徹底解説!
- 【面接対策】当日の流れは?失敗しない面接前までの準備とコツとは|ポイントを徹底解説
- 【経理の転職】内定後の給与交渉の方法とは?入社前の条件の確認とやるべきことを徹底解説
- 【経理の転職】円満退社の秘訣|現職の退職交渉と入社までの全てを徹底解説