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- 経理への転職を考えているけど「経理あるある」ってどんなもの?
- 経理のリアルな「悩み」ってどんなもの?
- 「経理あるある」や「悩み」の解決方法が知りたい
少しでも経理に興味がある人や、このような疑問を持っている経理マンは必見です。
経理として転職を考えている人は、事前に「経理あるある」や「悩み」を知っておきたいですよね?
この記事では、転職経験豊富な経理歴15年の現役経理マンが、実際の現場で感じることの多い
- 経理あるある
- リアルな悩み
をお教えします。
実務を通して、経理担当者が本当によくぶつかる悩みを大きく3点解説します。
この記事を読むと、実体験に基づくリアルな「経理あるある」や「悩み」を知ることができ、経理への理解が深まること間違いなしです。
それだけではなく、解決方法に焦点を当てて悩みの原因からお教えします。
経理として、
- 上司や同僚から一目置かれるテクニック
- 年収アップ、キャリアアップの手法
を出し惜しみなくお伝えします。
他では教えてくれない、実際の現場の抱える悩みや経験談を解説。
知らないと損するノウハウをお届けするので、ぜひ経理への転職活動の参考にしてください。
転職で年収アップを実現できる!経理におすすめの転職エージェントと転職活動の全ノウハウは以下の記事で紹介しています。
経理あるある:キャリアとして年収の先が見えてしまった…
早速、一つ目の経理あるあるを紹介します。
『キャリアとして年収の先が見えてしまった』
経理として「キャリア」の限界を感じ、自分の将来の年収に希望が持てなくなってしまう現象です。
経理の悩みあるある
- 新卒入社の会社で総合職採用、経理配属で働いてきたけどこのままでいい?
- 部署異動で経理へ配属され働いてきたけど、キャリアとしてこのままでいい?
- 経理へ転職したけど、これから先年収は上がっていくのか?
今の仕事には満足しているけれども、今後のキャリアについて漠然と悩んだり不安になってしまいませんか?
明確な理由なくそのようにモヤモヤと悩んでいる人も、実はそう思う原因が自分の中で何かしらあるケースがほとんどです。
では、もっと解像度を上げて具体的に解説していきます。
将来的な年収や役職の天井が見えてしまう
- 中小企業勤務で、出世して管理職になっても年収の天井が低い
- 子会社勤務で、管理職の主要な役職は全て親会社からの出向者
- プロパー社員が管理職になれても年収はたかが知れている
- 部内で管理職の人数・割合がもう増やせず、出世が頭打ち状態
今後のキャリアや年収アップを考えたときに、このようなハードルが立ちふさがる人は多いですよね?
長く働いていると、特に経理は会社の重要な数字を扱うこともあり、人員や人件費の情報から今の会社の将来的な年収の上限も把握できてしまいます。
将来の年収が想定していたより低い水準だったら、むしろ知らない方がよかったと思うことも。
しかし、それを知ることは自分のキャリアを考える上では重要です。
よくあるのが、経理をしていると仕事の中であえて知ろうとしていなくても、頭が勝手に一人当たり人件費を割り出してきてしまうことです。
ある意味職業病ですよね。
それ以外にも上司や先輩、同僚とのコミュニケーションの中で、ざっくりした年収の話題が上がる機会があったりもします。
実際はこのパターンがよくあり、良くも悪くも私は先輩との雑談の中で、なんとなくの将来年収を把握してしまいました。
おのずと自分の将来の年収をぼんやり想定できてしまいます。
前職では、それまであまり具体的に「将来の年収金額」をイメージしていませんでした。
当時の私は、そこでリアルな金額を突き付けられて
- 「10年、20年後もその程度なのか」
- 「これからどんなに頑張っても報われない」
のように、結構大きくモチベーションが下がったことを覚えています。
周りと年収を比べてモチベーションが下がることがある
経理は、営業職のように数値による成果によって年収を大きく上げていくことができません。
基本的には、
- 昇給・昇格は年功序列
- 給料がなかなか上がりづらい傾向
にあるのが経理の特徴です。
同期や同世代の「売っている営業マン」と年収を比べて、モチベーションが下がってしまうこともよくあります。
経理の年収については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理の平均年収・年収アップの方法・年収の決まり方
「このまま今の会社で働き続けてもキャリアとしての先が見えてしまった…」
のように、経理は特に将来について漠然と不安になるということが起きがちです。
逆に言えば、経理は安定した給料が得られることをポジティブに捉えることもできます。
しかし、「人間の欲望は永遠に膨張」します。
その結果、どうしても周りと比べて自分より高い年収の人を意識してしまうことが多いです。
学生時代の友人との飲み会で、なんとなくの年収の話題になったりしますよね。
自分より年収高い友達に対して「そうなんだー」みたいな顔してるけど、実は心の底では「マジか…」みたいに感じてることって少なくありません。
将来について悩みを抱えているものの、それを解消するための行動に移せていない人は本当に多いし、私の周りからも良く聞きます。
私も先輩や同僚との雑談の中で年収の話になって、
「うちの会社ってこの年齢・役職で年収○○万だよね」
「しかもそのポジションって出向者が多いから狭き門で、なれるかも限られるよね」
「そうだよねー、それはさておき今年度の昇給はどうだった?」
「・・・」
みたいなリアルな会話をして凹んだりしてました。
辞めた方がいい会社の特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 辞めた方がいい会社・職場の特徴|見切りをつけるべき理由
そんな重要で本質的な悩みに関して、経理で長らく働いてきた私がたどり着いた現実と改善方法をお教えします。
経理の年収の決まり方
経理の年収はどのように決まるかを説明します。
まずはその前に、年収について全体のイメージをつかんでみます。
職種別、年代別の平均年収を見てみましょう。
転職エージェントのDODAの集計によると、経理の平均年収は503万円です。全体平均が403万円なので、経理は全体に比べて約1.25倍の年収があることがわかります。
年代別に見ると、
(出典:DODA 「平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」)
とあるように、年齢が上がれば年収が増えていく年功序列型であることがわかります。
この傾向は経理に限らず、日本の企業全体が年功序列の給与体系をしています。
そんな年功序列や終身雇用のような日本型雇用を転換する動きも始まってきています。
例えば、特定の仕事で働く「ジョブ型雇用」が広がってきたりもしていますが、それもまだまだごく一部です。
ジョブ型雇用や働き方の多様性については、以下の記事で詳しく解説しています。
» ジョブ型雇用とは?メンバーシップ型との違い
経理の年収は「給与水準が高い会社にいるかどうか」で決まる
日本型雇用では、年齢を重ねることで給与も上がっていきます。
しかし、その上がり方はその会社の給与水準によって決まっています。
いくら経理としてのスキルが高く優秀な人材だとしても、たとえば同じ経理部内の5歳年上の社員を超えられません。
何が言いたいかというと、
経理の年収は ”どこの会社にいるか” で決まる
ということです。
大手総合商社や大手メーカーの経理担当者が年収1,000万円以上なのは、その人の能力がとても秀でているわけではありません。
その会社自体の給与水準が高いからです。
もちろん経理としてスキルアップしていくことは大事です。
ですが、あくまでその会社内の範囲で年収は決まります。
給与の伸びは、たかが知れているのです。
成果によって報酬を得られる、営業のような年収の期待値の高さもありません。
残念ながらこれが経理の現実です。
経理を辞めたい理由と対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理を辞めたい理由と対処法
経理の年収アップ=給与水準の高い会社に「転職」
同じ会社でどれだけスキルアップをして経験を積んでいっても、年齢の壁を超えることはできません。
もちろん、経理の現実を知ったから、その職場でそのままの給与水準で働いていくしかないというわけではありません。
経理歴15年の現役経理マンがたどり着いた、年収を上げるための最も効率的な方法があります。
結論は、今よりも給料水準が高い会社の経理に「転職」することです。
初めての転職活動については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 初めての転職活動でやるべきことや気を付けること
内閣府の報告書によると、転職した人で転職の前年と翌年を比べると年収は平均7.1%増えているという結果も出ています。
結果をみると、処置群(環境改善改善目的転職者)と対照群(属性の近い非転職者)の賃金の伸び率は、(処置群の時間軸でみて)転職前年から転職年にかけてはおおむね等しいが、転職翌年にかけての処置群の年収の伸びは対照群を上回り2年累計で約7%程度上昇し、そのうち転職による効果は3%ポイント程度と推計された。
内閣府の報告書「日本経済2022-2023」(ミニ白書)
転職が年収を上げる効果が最新の研究で公表されたのです。
また、この報告書の集計結果では、転職は年収に加えてモチベーションにもプラスの効果があることも記述されています。
客観的にも転職の効果は、転職後の年収アップにとどまらず、労働者のモチベーションの改善につながることがよくわかります。
「大手企業」への転職については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 大手企業の経理に転職するには?
また、経理はスキルの汎用性が高く、他の業界への転職もしやすいのが特徴。
「経理が転職しやすい理由」については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理は転職しやすい?
経理のスキルを活かして、今よりも給与水準が高い会社を探しながら自分に合った会社選びを進めてみてください。
転職活動には転職エージェントの利用一択
具体的な転職活動のスタート方法は、転職エージェントに相談することが断然おすすめです。
まずは一度、転職のプロであるキャリアアドバイザーと話をしてみてください。自分のキャリアプランの相談、求人紹介などで自分の市場価値の確認が無料でできるので、ノーリスクでハイリターンです。
転職エージェントと転職サイトの違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職エージェントと転職サイトの違い
「環境作り」のために転職エージェントがとても有効
転職活動する行動が起こせない人は、まずは「環境を作る」ことが大事です。
人は与えられた環境の中で、どうにかしようとする生き物。
自分の部屋ではなくて、
- カフェ
- 図書館
- コワーキングスペース
で、勉強や仕事をする理由も同じです。
手に届くところにゲームやお菓子、漫画やテレビがあったらついつい手を伸ばしたくなりますよね?
「カフェ」や「図書館」には、そういった誘惑がないため本来の作業に集中しやすく、効率的に進めることができるのです。
転職活動も同様で、「自分の部屋」だけでなんとかしようとすると転職の成功は難しいです。
転職活動の「環境作り」として、「転職エージェントへ登録」することをおすすめします。
そこから転職活動が、転職のプロのサポートでスタートしていき、次の行動につながるのです。
転職エージェントの利用で気を付けたいことについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職エージェントを利用する前に気を付けたいこと
私が実際に利用して、経理の転職の成功に必要なおすすめ転職エージェントは次の4社を併用する方法です。
JACリクルートメント | マイナビエージェント | リクルートエージェント | MS-Japan | |
おすすめ使用法 | できるだけ年収アップを狙った質の高い求人をゲット | 慣れない転職活動で丁寧なサポートを受ける | より自分に合った職場を広く探すため選択肢を増やす | 経理特化の専門性の高いアドバイザーを味方にする |
特徴 | 特化型 | 総合型 | 総合型 | 特化型 |
経理系求人数 | 約1,000件 | 約2,000件 | 約8,000件 | 約2,000件 |
ポイント | 高年収が狙えるハイクラス領域で最大手 | 担当者のサポートが丁寧で安心 | 業界最大手で全業界の経理を扱い求人数No.1 | 管理部門特化型エージェント業界最大級の求人数 |
対象年代 | 30代~50代 | 20代~30代 | 20代~50代 | 20代~50代 |
費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
対象エリア | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 |
詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
利用は無料です。
この4社の併用は、
- 失敗のない求人数と質の網羅性があり
- 受けられるサポートも一番効率の良い
バランスが整った方法です。
転職を成功させるためのポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職を成功させるために必要なこと|準備やコツ
私が転職活動の経験を通して切実に感じていることは、
- リスクのないことに怖がっているのはホントにもったいないです
- 少しでも迷っているならまず行動してみてください
私自身が実際に利用しておすすめする転職エージェントについては、「経理におすすめの転職エージェント14選|95.7%の人が知らない転職活動を公開します」で詳しく解説しています。
まずはプロのエージェントに相談をして自分の志向に合う企業を探してみてください。それだけでより自由で充実させた人生に近づけることができます。
とはいえ転職エージェント選びは迷って当然です。
もし、いきなり複数社登録して進めていくことはハードルが高いという人は、まずはJACリクルートメントで転職活動を始めてみてください。
私が30社以上の転職エージェントを利用してみて経理の年収アップに一番効果的な転職エージェントは、JACリクルートメントです。
実際に転職活動してみると、転職エージェントによっては「求人数を優先に適当にとにかく案件を送付」してくるケースも多いです。
過去の転職活動で、なぜこんな企業が選ばれて送られてくるのかよくよく考えたことがあります。
希望条件には全く一致しないけど、私の学歴から大学の学部や学科に関連する企業が送付されてきていたこともありました。
こうなると、転職活動がホント効率悪くなり一気にモチベーションも下がります。
しかし、私がJACリクルートメントを利用して希望する条件等を伝えて紹介された求人は、どれも要望通りの厳選されたものでした。
転職活動はノーリスク ハイリターン!
サービス品質に自信を持ち、対応の良さにも評判があり、特に最近とても人気。
応募書類のサポートはもちろん、経験豊富なアドバイザーから的確なアドバイスがもらえます。
「質の高い求人の紹介」に定評のある転職エージェントです。
より自分にあった職場に出会うためには、転職エージェントの特徴を活かして転職の成功をつかんでください。
転職活動のおすすめの考え方は、以下の記事で詳しく解説しています。
» 後悔しない転職活動・究極の考え方
日本には約400万社くらいの企業があり、経理はどの会社にもあるため、今よりもっと自分に合った職場を探すことに価値があるとは思いませんか?
私自身も実際に転職するかはさておき転職活動をしてみたことで、より自分に合った働き方ができる会社へ転職し、年収アップと働き方を大きく改善できました。
こんなに変わりました(大きな変化の一部)
年収が330万円アップ - 残業が月最大100時間超→毎日定時退社
- フレックス制度でオフピーク出勤ができ通勤ラッシュのストレスがカット
- テレワークを活用して時間を有効活用でき、家族とのプライベート時間も充実
- 有給休暇は毎年全て消化
転職活動の体験談は以下の記事で詳しく解説しています。
≫【体験談】経理歴15年の現役経理マンが今までの転職活動の全ノウハウを公開します
あくまで一例ですが、私の経験をもとにみなさんもぜひ転職活動をしてみてください。
転職活動はノーリスクでハイリターンです。
今より良い会社が見つからなければ、転職しなければいいだけです。
転職活動の始め方については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職活動の流れと始め方
経理あるある:経理は業績評価がしにくい
経理の仕事は基本的にはルーティンワークです。
経理の仕事の全体像については、「【経理歴13年】経理の仕事・やりがい・将来性は?|93.7%の人が知らない経理の魅力を公開します」で詳しく解説しています。
一部、会計基準を照らし合わせて処理を検討するようなイレギュラー業務も発生します。
ですが、日々の決められた業務が大部分です。
会社の人事評価で、目標が立てにくい職種が経理です。
さらに顧客からの受注等で目標が数値化できる営業職とは違って、結果が数値で表現しにくい仕事です。
人事評価の目標と結果が定量評価しにくく、契約数や目に見える成果物のように数値で表現できません。
これが最大の経理の業績評価のやりにくさです。
とは言え業績評価は半期に一回あるとすると、必ず毎年2回の上司との面談前に悩んでしまうのが経理あるあるです。
基本的にはルーティンワークなのに、毎回業績評価面談の度に無理やり目標を振り絞って考えるのはストレスですよね?
そんなストレスから解放される、経理の業績評価のコツがあります。
- 経理の業績評価のコツ
- 定量評価できない中でも、1つの目標に対して無理やりにでも1つだけ具体的な数値を使って表現してみる
私は業績評価のたびに、具体的な数値を用いることを意識することでスムーズな目標設定ができ上司にも評判がよいのでおすすめですよ。
さらに、業績評価をうまくやり過ごし半期ごとに信頼を積み重ねていくことで、業務で多少のミスがあっても許される上司との良い関係性が作れます。
そのためにも、どうにか工夫して数値評価できる目標を掲げ、上司が評価しやすい環境を作ってあげることが効果的です。
経理のおすすめの業績評価の例:業務効率化を数値化する
例えば、業務効率化の目標であれば、
経理の業績評価の目標の例
- ~を自動化して作業工数を「
○時間/月」削減する運用を確立する - 月次業務の~の締め日を「
半日」早くする - 処理フローを抜本的に見直し実務担当者を「
3人から2人」で処理できる運用へ業務改善
と表現することで、評価する側もそれが達成できたのかどうかを判断できます。
さらに、もっと上の評価者へも説明しやすくなるので、複数の部下を抱える評価者からも喜ばれます。
評価する側も評価される側も、目標に対する結果を同じ基準で分析できるので評価が明瞭化できます。
これは、「SMARTのフレーム」という目標設定や達成水準のプロセスを考えるための手法としても有効とされています。
「SMART」とは、それぞれの頭文字を取った名称です。
- S:Specific(具体的に)
- M:Measurable(測定可能な)
- A:Achievable(達成可能な)
- R:Realistic(現実的な)
- T:Time-oriented(期間が明確)
目標設定や達成水準、そのためのプロセスを考えるときにSMARTのフレームを活用して整理することで、適切な目標を定められます。
- S:Specific(具体的に)
- 「何を(成果指標)」「どれだけ(成果水準)」が具体的に設定できているか
- M:Measurable(測定可能な)
- 数値目標を設定するなど、目標達成度は測定可能か
- A:Achievable(達成可能な)
- レベルが適切か(低すぎる、高すぎて達成不可能な目標になっていないか)
- R:Realistic(現実的な)
- 会社の目標、部署の目標と関連する内容になっているか
- T:Time-oriented(期間が明確)
- いつまでに目標を達成するか、その期限を明確に設定しているか
私が今回おすすめした業務効率化の数値化は、この中の「Measurable(測定可能な)」の要素にフォーカスした方法です。
人事評価制度がある会社では業績評価は毎年必ずやってきます。
ぜひ参考にして取り組んでみてください。
経理あるある:他の経理メンバーとの差別化
経理の仕事は、決められた仕事をいかに「効率的」に「正確」に処理するかがすべてといっても過言ではありません。
経理のやりがいや魅力については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理のやりがいや魅力
基本的にはPCに向かってエクセルを使い日々膨大なデータを集計したり、毎回同じ作業が必要な会計処理が多くあります。
業務効率化に特化して差別化
PCで同じ作業を頻繁にこなすような手作業は、RPAやVBA(エクセルマクロ)等を駆使して業務自動化を図り業務改善していけると大きなアドバンテージになります。
経理の将来性については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理の将来性は?AIやRPAで自動化される?
中でも簡単に日々のルーティン作業を自動化できるツールとして、VBA(エクセルマクロ)がおすすめです。
私が経理を長年やってきて、周りのメンバーとの差別化にもっとも有効だと実感しているのがVBA(エクセルマクロ)を使えるか否かです。
経理業務は、
- エクセルで数値を集計して仕訳の証憑を作成
- 各種帳票管理
をしたり、エクセルを使用する業務がとても多くあります。
経理の具体的な仕事については、以下の記事で詳しく解説しています。
» 経理の仕事とは?経理の業務の内容と流れ|経理・財務との違い
膨大なデータをエクセルで集計するために、毎回同じ作業を担当者が手で処理していることがよくあります。
そんな作業をVBA(エクセルマクロ)で自動化することで、圧倒的な業務効率化とヒューマンエラーの予防をすることができます。
効果は組織としても結構大きく、VBA(エクセルマクロ)が使えて作業を自動化できる人材はとても重宝されます。
上司からも同僚からも評価を得られ、部内で頼られる存在になれるので、他のメンバーと差別化できるのです。
経理のリアル
資格取得を進めて会計知識を極めてキャリアアップを目指すこともキャリアプランとしての戦略です。
しかし、現実は社内で税理士や公認会計士がいたり会計のプロフェッショナルを採用している企業も多くあります。
経理の専門知識として特化することに限界を感じてはいませんか?
私もそうでした。
そういう人の選択肢として、業務効率化に長けていくという別の角度から自分の価値をアピールすることが、他メンバーとの差別化にかなり効果的です。
当然、経理の専門知識があることが前提です。
その上で新たな価値による差別化を目指してみてください。
VBA(エクセルマクロ)への拒否反応…
とはいえVBA(エクセルマクロ)には抵抗ある…
- VBA(エクセルマクロ)ってちょっと難しそう…
- 英語で呪文みたいなコードの羅列に拒否反応が…
- 自分にコードが書けると思えない…
最初からVBA(エクセルマクロ)に対してこんなファーストインプレッションを持ってしまっている人が多いです。
私も最初はそう思ってVBA(エクセルマクロ)に拒否反応を起こしていました…
そんな人もダメ元でいいので、とにかく一度やってみることをおすすめします。
VBA(エクセルマクロ)は独学で、さらには無料で習得が可能なスキルです。
最初から諦めずに、簡単な作業から一度やってみると意外とみんなできてしまうのがVBA。
インターネット上でも無料で学習できるサイトがいくつもあるので、是非活用してみてください。
VBA(エクセルマクロ)をやってみた「効果」
私は、まずは無料サイトでコツコツ勉強しながら、各種処理の式と挙動のルールを覚えていきました。
自分がエクセルで自動化したい作業のコードをわからなければ一つ一つググりながらコピペして書いていきました。
何回か繰り返すことで、プログラミング的思考のコツみたいなものがなんとなくわかってきます。
今では、自分がエクセル上で手作業できる内容であれば、VBAで自動化を実現できるようになりました。
その結果、部内で業務効率化が得意な人として頼ってもらえています。
上司からも評価が上がる要因になっているので、かなりおすすめできるスキルアップの手段です。
VBAは引継ぎしにくかったり属人化するという人もいたりしますが、自分の手元の作業を効率化する程度の範囲でも圧倒的な業務効率化を実現できます。
まとめ:経理のリアルや悩みを理解して、転職活動をしてみよう!
経理あるあると悩みを3点紹介しました。これらを参考にしながら、自分のキャリアプランについて考えてみてください。
自分のキャリアプランと照らし合わせて、経理の道が合っていると考える場合は、私が教える方法で転職活動を始めてみてください。
転職活動の究極の考え方は、「【転職に迷う30代経理担当者必見】後悔しない転職活動・究極の考え方を徹底解説!」で詳しく解説しています。
それだけでより自由で豊かな人生に近づけることができます。
経理はスキルの汎用性が高く転職しやすいことが強みです。
日本には約400万社くらいの企業があり、経理はどの会社にもあるため、今よりもっと自分に合った職場を探すことに価値があるとは思いませんか?
転職活動で失敗する人の勘違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
» 転職活動で失敗する人の勘違いと偏見|転職に踏み切れない理由
私自身も実際に転職するかはさておき転職活動をしてみたことで、より自分に合った働き方ができる会社へ転職し、年収アップと働き方を大きく改善できました。
私の転職前と転職後の変化
転職前 | 転職後 | |
企業 | 大手ハウスメーカー | 大手IT企業 |
年収 | 退職時点 | +330万円アップ |
残業 | 月最大100時間超 | 定時退社 |
働き方 | 昭和的な働き方 残業が美徳 効率の悪い業務の進め方 | 柔軟な働き方 フレックス制度 オフピーク出勤 テレワークの活用 |
評価軸 | 年功序列 成果よりも長時間労働が評価 | 成果や効率化を正当に評価 |
転職活動の体験談は以下の記事で詳しく解説しています。
≫【体験談】経理歴13年の現役経理マンが今までの転職活動の全ノウハウを公開します
この記事で説明した経理のあるあるや悩みを理解した上で、私の経験をもとにみなさんもぜひ転職活動にチャレンジしてみてください。
転職活動はノーリスクでハイリターンです。今より良い会社が見つからなければ、転職しなければいいだけです。
皆さんの転職活動を応援しています!
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